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までの意味と使い方の例文|日まで・法律/期間・含む範囲

初回公開日:2018年03月08日

更新日:2020年07月26日

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言葉の意味

皆さんこんにちは、今回は「まで」の意味と使い方の例文と題して、「まで」という言葉の正確な意味合いや用法、またさまざまな分野で扱われる「まで」の用例についてご紹介します。日常用語でも多く使われる「まで」の用法を、ぜひ「お役立ち情報」にピックアップしてください。

「まで」という言葉について

「まで」という言葉は日常語としてもよく使われますが、この言葉は「特定の到達点や限度を示す言葉」として認められ、「時間の経過や空間的な移動、またその行動における状態や思考が継続する範囲、動作の範囲」など、その経過や力が及ぶ範囲を指す言葉として認識されます。 ・この日まで ・この場所まで ・わたしの力が及ぶまで(力が及ぶ範囲まで) このように「特定の時間的・空間的な地点や程度」を相手に伝える際に使われ、「その間で何かをする・何かを叶えることができる」という意味合いで用いられます。

「まで」という言葉の意味

先述のように「まで」という言葉は「時間的・空間的・行動的な範囲」を示す言葉として認められ、日常用語としては実に多くの分野において使い分けられています。この「まで」の意味合いには先でご紹介したように「少なくとも3種類以上の使い分け(用途)」があるため、文中や会話中で登場した「まで」という言葉が具体的に何を指しているかを知る必要があります。 言葉の意味を把握する際はどんな言葉でもそうですが、「その言葉の用途」について先に知っておく必要があり、その用途にしたがってそれぞれの言葉の働きを熟知することが大切です。さらに「まで」という言葉の意味には「境界」を示す内容も認められるため、上記の「時間的・空間的・行動的な範囲」とは別に「○○までもない」などの言い方もされます。

期間を表す「まで」

一般的に「○○までに」などの言い方がされる場合は、「○○をするための期日・期間」を示す場合がほとんどで、「30日までにこれをしてください」や「明日までにこれを終えてください」などといった締め切りを想わす表現がメインになります。 ・この原稿を15日までに仕上げてください。 ・レポートは10日までに提出してください。 ・昨日までのことをあまり覚えていません。 ・午後までに仕事を終えます。 ・月末までに約束を守ってください。 このように「何かをする期間」を指して「まで」という言葉が使われ、この場合は「時間軸を基準とした範囲」を示す意味合いで「まで」が使われることになります。

程度を表す「まで」

程度を表す「まで」の使用法についても、もう皆さんは日常から何度も使われていることでしょうが、この場合の「まで」の働きは「境界線を示すこと」をメインに取り上げ、「○○まで、でお願いします」などと「それ以上は必要ない旨」を伝える表現となります。 この境界を示す「まで」の意味合いや使用法については後述しますが、「それが一定基準を超えて必要かどうか」ということを顕著に示す表現ともなり、「まで」という言葉で形容する対象が物であったり時間であったり、また人間であったりする場合も出てきます。 ・この水はこの線まで入れてください。 ・川の水がもうここまで来ています。 ・雨が昨日まで降っていました。 ・この額まで払っていただければかまいません。 ・わたしまでご連絡ください。 このように「まで」の対象となる言葉はいくらでもあり、その対象は物であったり時間であったり、人間であったりします。

「まで」という言葉は日本でも実に古くから使われている言葉で、一般的に副助詞や、「詣(もう)で」という動詞の未然形・連用形が変化した言葉としても知られています。 一般的に古典で扱われている「まで」の働きには、「範囲・限度を示す」、「添加する動作や経過」、「程度」、「強調表現や感動表現を示す」などの意味合いがあり、それぞれの用途によって使い分けられています。 ・夜ふくるまで酒飲み(伊勢物語・範囲) ・童(わらは)まで酔(ゑ)ひ痴(し)れて(土佐日記・添加) ・かしがましきまでぞ鳴く(枕草子・程度) ・人形はそのまま人ぢゃまで(瓜盗人・強調) このように使い分けられ、それぞれの文脈において「まで」の働きがいろいろな形で文意に働きかけています。

漢字で書くと「迄」

「まで」という言葉を感じで書くと「迄」となります。この「迄」という字は日常用語としてはあまり使われることはなく、一般的には古典資料や法律用教材、また特定の小説やポエムなどで取り上げられて使用される場合が多いです。

法律で扱われる「まで」の意味

法律用語として使われる「まで」という言葉には、主に「程度・範囲」を強調する意味合いが多く、「第○条から第○条の項まで」などと、その法律の適用を示す(適用の効果がある)範囲や程度について公示する姿勢で使われます。 現在までは特に「乃至」という表記でこの「まで」という範囲や程度が示される場合がありましたが、この「乃至」という表記は常用漢字としては珍しいものとしてあるため、「ないし」という言い方で示される場合が多いです。 この「ないし」という言葉の意味は英語で言うところの「or(および、あるいは)」という意味と同義であり、法律用語としても同じく「および」の意味合いで使われます。この「ないし」という言葉が使われる際に「まで」もセットで使われる場合が多く、「○条から○条まで、ないし○条の第○項については」などと言われます。

方言で使われる「まで」の意味

この「まで」という言葉は、ご紹介しました本来の意味合いとは関係なく、日本各地の方言としても使われています。主に、北海道、岩手県、福島県、宮城県、長野県、茨城県、千葉県で使われており、北海道・福島県・長野県・茨城県での「まで」は「丁寧に○○すること」を示し、岩手県では「真面目に」、千葉県では「○○してしまうこと」を示します。 ・重要な仕事はまでにしなければならない(丁寧にしなければならない)。 ・いつでもまでに働いている(真面目に働いている)。 ・倉庫にまでどげ(倉庫にしまっておけ)。 このように使い分けられ、同じ「まで」という表現でも地方によっては全く別の意味合いをもって相手に伝えられます。

「まで」の使い方と例文

「まで」の使い方と例文
※画像はイメージです
出典: https://unsplash.com

「まで」という言葉は「時間的・空間的・行動的な範囲」という意味合いとは別に、「○○は必要だが、○○は必要ではない」という境界線を表す背景があります。 ・そんなことは考えるまでもない。(考える必要もない) ・わたしが出るまでもない。(出る必要はない) ・それがないまでも、課題に取り組まなければならない。(ないばかりでなく) 「までもない・までもなく」などの表現では「それ以上のことはない・必要ない」という否定的な内容の表現になるので、「まで」の基本的な意味合いには「程度・基準・境界」のニュアンスが含まれていると言えます。

期日まで・日まで・月まで・時間まで

先述しました「まで」の時間的な範囲を示す表現ですが、この「まで」の用法が日常用語としては多い表現となるでしょうか。「○○までにこれをしてください」や「明日までにこの仕事を仕上げましょう」などといった、特定の期間や締め切りを表す意味合いとして、この「まで」の意味の働きが十分に認められることになります。 ・10日までに車を修理に出しておかなければなりません。 ・5日までにプールを掃除するべきです。 ・夏休みが終わるまでに宿題をしなければなりません。 ・勉強が終わるまで、ゲームをするのは禁止です。 ・雨がやむまで、傘をさしておきましょう。 このように、さまざまな場面で「まで」という言葉その意味合いの働きがあり、どの場面でも「特定の期間まで○○をすること」や「何かが終わるまで待つ」といった、時間や経過を基準にした表現となります。

締め切りまで

作家や漫画家をはじめ、ライターの仕事にはこの「締め切り」という仕事の期限があるもので、その期限までに必ず依頼された仕事を終えなければならないという使命があります。この場合の「締め切り」という期日がいわゆる納期日となり、この納期日が「○日まで」という時間軸を基準にした「経過の程度や範囲」を示す意味合いとなります。 ・文庫本の締め切り期日はたいてい一か月間です。 ・連載漫画の締め切りは多くの場合一週間です。 ・10月15日の締め切りまでに、なんとか仕事を終えてください。 このように「まで」の意味合いが「特定の期日」を示す形で相手に伝えられ、「その日までに○○をし終える」という表現を強く伝える姿勢になります。

「きみまでそんなことを」で使われる「まで」

「きみまでそんなことをするのか」などという表現に見られる「まで」の意味には、これも先述でご紹介したように「程度や境界を示す場合の表現」となり、この場合の「まで」は特に「境界」の意味と「必要ない」という意味の複合的な使用法として認められます。 ・この企画に君まで参加するのか(君の参加は必要ないのに)。 ・宿題をするためにこの参考書まで使うのか(この参考書は必要ないだろう)。 ・こんな言葉まで使って(こんな言葉は絶対に必要ない) このように「まで」の意味合いは、「それが必要かどうか」という「ニーズにおける程度や範囲」を示す表現も持ち合わせ、多くの場合は「そんなことまでは必要ない」という表現で使われます。またこの場合、「必要ないのにそれを使っている」といった意味合いを込めて、「意外性を突かれた驚き」を示す表現としても用いられることがあります。

「まで」に含まれる範囲は

「まで」に含まれる範囲は、「○○まで」と言われた場合その「○○」もその範囲に含まれます。たとえば「10月15日までに」と言われたら「15日」もその「まで」の範囲に含まれることになります。 この「まで」の意味合いについて考える際には「未満」や「以上」の意味も考慮に含まれ、「未満」の意味はその対象を範囲に含めず、「以上」の場合はその対象を範囲に含めます。したがって「まで」の意味合いは「以上」の意味と同じと考えてかまいません。 ・10歳未満(10歳は含まれません) ・10歳以上(10歳は含まれます) ・10歳まで(10歳は含まれます) このように「その言葉が指す範囲や程度」に微妙な差異が生まれ、またこれらの言葉や意味合いが文中や会話中において使用されることから、ついその言葉の正しい働きを見落としてしまいがちです。そのため、しっかりと言葉の用途を理解しておきましょう。

その月・日・時間・年齢は含むか

先で少し触れましたが、この「程度・範囲」を示す日本語表現には非常に細かな使い分けがあり、それぞれの言葉の微妙な違いを理解するためには、それぞれの言葉の意味や用法を実際に使って理解することが大切です。 ・100円未満(100円は含みません) ・10日以降(10日を含みます) ・10日以前(10日を含みます) ・10時間まで(10時間を含みます) ・10歳以上(10歳を含みます) ・10歳以下(10歳を含みます) 他にも言い方はありますが、このように「範囲や程度を示す表現や言葉」というのは実に多くあり、それぞれの意味や用法を確実に理解しておかなければ、実践的にその内容を把握する際に困ることになります。

「未満」と「まで」の意味の違い

先述でご紹介してきましたが、この「未満」と「まで」の用法が非常にやっかいで、実際に「言われた数や物(対象)が、その範囲に含まれるのかどうか」といった基準が、人によってまちまちになっている事実が多く見られます。 「未満」という言葉を理解する場合、この「未」と「満」というそれぞれの字の組み合わせについて考えてみるとよく、「未」というのは「いまだに達していない」という意味合いを持ち、「満」というのは「満たすことや満足」そのものを表します。 つまり「未満」の基本的な意味合いは、「いまだに満たされていない・満足していない状態」を指し、「まだ特定の状態に達することができていないこと」を意味します。したがって「100円未満」と言われた場合は「100円の状態に達していない」という意味に認められます。「100円まで」の場合は「100円」もその範囲に含みます。

「まで」の英語表記と意味

「まで」という言葉を英語に直すと、「until(まで:継続的な時間を示す)」、「till(まで、○○にかけて)」「between(○○の期間)」、「by(○○まで:ピンポイントで表現する)」などの言葉に置き換えられます。

「まで」の英語表現と意味(1)

先でご紹介しました「まで」の英語表記を参考にして、「まで」の基本的な意味合いを含めた英語の例文をいくつかご紹介します。 ・Please write this manuscript by 10th. 「10日までにこの原稿を書き上げてください。」 ・Please bring your luggage by tomorrow. 「明日までに荷物を持ってきてください。」 ・Please send the deliverables by the delivery date. 「納期までに成果物をお送りください。」

「まで」の英語表現と意味(2)

先述でご紹介しました「まで」の意味合いを含めた英語表現に引き続き、もう少し具体的な例文をご紹介します。 ・Do you say such things to you? 「あなたまでそんなことを言うのですか。」 ・Do you use such a reference book for that problem? 「その問題にそんな参考書まで使うのですか。」 ・Please put that water up to this line written in this flask. 「その水をこのフラスコに書かれたこのラインまで入れてください。」

「まで」の英語表現と意味(3)

先述の「まで」の意味を含めた具体的な英語表現に引き続き、さらに「未満」や「以上」を含めた具体的な例文をご紹介します。 ・All items of this shop can be bought for up to 100 yen. 「このお店の商品はすべて100円までで買うことができます。」 ・Please keep all snacks brought by excursion less than 100 yen. 「遠足で持参するおやつはすべて100円未満にしてください。」 ・It is not more than 100 yen, it is not less, it is neither more nor less than it. 「100円以上でもなく以下でもなく、それ以上でも未満でもありません。」

「まで」の正確な意味と用法をしっかりとマスターしましょう

いかがでしたか。今回は「まで」の意味と使い方の例文と題して、「まで」という言葉の正確な意味合いや用法、またさまざまな分野で扱われる「まで」の用例についてご紹介しました。 「○○まで」という言い方はビジネス用語でも日常用語でも非常に多くの場面で使われている、文章表記や会話表現に必須の言葉と言ってもよいでしょう。そうした「ごく頻繁に使われている言葉」であるからこそ、その言葉の意味合いや用法についてしっかり理解しておくことが大切です。 「まで」という言葉にはさまざまな場面で使われる意味があるため、実践的に「まで」の意味を使った例文を作ってその用途を覚える必要があります。しっかりと「まで」の意味や用法・用例を把握した上で、「自分の言葉・表現」として使えるようになりましょう。

古典で使われる「まで」の意味

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