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「お楽しみください」は敬語なのか・言い換え表現・使い方

更新日:2024年01月17日

敬語表現

お楽しみくださいという言葉を宴会の席などの司会進行役の挨拶などで聞く機会がありますが、この言葉「おたのしみください」は敬語なのでしょうか。今回はそんな「お楽しみください」は敬語なのか・言い換え表現や使い方について紹介していきます。

①引き続き

主に司会者が「引き続きお楽しみください」のように使います。例えば映像を流す前の準備をしている間や演目の間に使用します。

活用例

・「ご来場の皆さん引き続きの山田部長の腹芸をお楽しみください」

②ご歓談お楽しみください

飲み会や宴会の席で演目の間などで司会者がのように使います。演目が披露されるまでの間を退屈させないためにこうしたご案内の挨拶を入れて場を仕切ります。

活用例

・「御料理やお飲み物がございますので、しばらくの間お食事とご歓談をお楽しみください」 ・「この後は新郎新婦のスピーチです。それまでしばらくの間お待ちください。お食事とご歓談引き続きお楽しみください」

お楽しみくださいの言い換え表現

ここからはお楽しみくださいの言い換え表現を紹介していきます。

①ご堪能ください

お楽しみくださいの言い換え表現1つ目は「ご堪能ください」です。ご堪能と堪能を丁寧な敬語にした言葉です。ご堪能の意味は十分満足する事納得したり気分を晴らす事の意味があります。他にも学問や芸術などに長けている人の意味を持つ堪能な人などで使われる言葉です。活用場面は「ゆっくりとご堪能ください」のように使います。

②お楽しみくださいませ

お楽しみくださいの言い換え表現2つ目は「お楽しみくださいませ」です。お楽しみくださいませはお楽しみくださいに「ませ」を付けた丁寧な表現です。ビジネスシーンではあまり使用しない敬語表現ですが、上品なお店などの接客をする際は特に使用される言葉です。 連呼しすぎるとくどい印象を受けるので多用しない方が良いですが、お楽しみくださいと同じように丁寧な表現なので言い換え表現として覚えておくと便利です。活用方法は「ごゆっくりとお楽しみくださいませ」などのように使用します。

③心置きなくお楽しみください

お楽しみくださいの言い換え表現3つ目は「心置きなくお楽しみください」です。「心置きなく」と書いて「こころおきなく」と読みます。心置きなく楽しんでくださいの「心置き」には心遣いや遠慮、気兼ねなどの意味があります。 心置きなくと心置きを否定しているため、気兼ねすることなくや遠慮すること無くなどの意味があります。お楽しみくださいと繋げて使用する事で気兼ねや遠慮することなく楽しんでほしいという意味の言葉です。活用方法は「心置きなく映画をお楽しみください」や「心起きなくお食事をお楽しみください」のように使えます。

④ご歓談ください

お楽しみくださいの言い換え表現4つ目「ご歓談ください」です。ご歓談は歓談を丁寧な敬語に表現した言葉です。意味は打ち解け楽しく語らう事を意味しています。良く宴会などの席で司会者の方が使う言葉に「ご歓談ください」と聴く事があります。 宴会の席で次の演目などが始まるまで提供している料理や会場にいる親しい方との会話を楽しんでくださいという意味で使われます。活用方法は「次の演目が始まるまでお料理とお酒をお召し上がりながらどうぞご歓談ください」のように使うと良いでしょう。

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初回公開日:2018年03月06日

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