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夭折の読み方の読み方/意味/類語/使い方・夭逝との違い

更新日:2020年08月07日

言葉の読み方

「夭折」って漢字を見たことありますか?読めますか?意味を人に説明できますか?読めないし意味も分からない、という人のために、今回は読み方や漢字の由来そして使い方まで詳しく説明しました。また「夭折した有名人」を例に挙げながら使い方も説明しています。

「夭折」ってきいたことある?

新聞報道やニュースで、「有名ミュージシャン、夭折を悔やむ」などと目にすることがあります。そのとき「夭折」と書かれた漢字を、正しく読むことができますか。 「亡くなった」という意味はわかってもこの漢字は読み方に疑問を感じた人もいるでしょう。そもそも「夭」という言葉を普段使わないので、読み方も意味も分からないという人もいるでしょう。今回はこの漢字の読み方や意味、そしてほかの似た言葉との使い方の違いをまとめていきます。

「夭折」てそもそもどう読むの?

まずはこの漢字の読み方から確認しましょう。この漢字はは「ようせつ」と読みます。「夭逝」と一文字違いですが、こちらは「ようせい」と読みます。意味は同じですが、読み方は違うので注意が必要です。 「夭」は現代の日本では「夭折」や「夭逝」と一緒にしか使うことはあまりありません。さかのぼれば、中国の歴史書などによく出てくる漢字です。もともとは「なにもない・からっぽ」という意味で使われていましたが、現代日本では「若い」という意味で知られています。

夭折の意味

それでは「夭折」とはどういう意味なのかくわしく説明していきます。

年が若く死ぬこと

「夭」は上述の通り年若い、幼いという意味です。そして「折」は途中で終わる、折れるという意味です。この二つの漢字を合わせて「夭折」とは、年若い人が、人生半ばで亡くなることを意味します。「亡くなる」や「死ぬ」といった直接的な表現ができないときの婉曲表現です。 新聞記事やニュースでよく使われます。しかしリアルタイムの死を報道するときには使われず、「本日未明○○さんが亡くなられました」もしくは「逝去されました」と言います。「夭折」は過去亡くなった人物を改めて話すときに使われることが多いです。また何歳までのことを指すのか、明確な年齢基準はありません。成人前の人にも使いますし、成人後にも使います。

若すぎる死をなげく表現

「若くして死ぬ」という意味は分かっても、どんな人に対して「夭折」と使うのかわからないという人もいるでしょう。上述の通り明確な年齢基準はありません。しかし、一般的に「平均寿命を大きく下回って亡くなった」場合に使われます。最も多いのは10代から30代となっていますが、40代後半の人に使う例もあります。逆に10代前半以下の人には使いません。 年齢基準以外にも、「子供を作らずに亡くなった」場合、もしくは「子供が成人する前に亡くなった」場合に使われることも多いです。また、ミュージシャンや俳優、作家など活躍中の著名人が、絶頂の時に亡くなった場合にも使われます。 このことから、社会的な役割(子孫を残したり社会に貢献したり)を果たす道半ばで亡くなった時、「夭折」という言葉を使うことがわかります。

「夭折」以外の類似する言葉

「夭折」のほかにも、人が亡くなった時の表現はいくつかあります。聞いたことはあるけど、それをどうやって使い分けるのか悩む人もいるでしょう。 似た言葉に「早世(そうせい)」「早逝(そうせい)」「夭死(ようし)」などがあります。これらはすべて「若くして亡くなること」という意味です。ではどのような人に対していつそれぞれの言葉を使うのか、意味を確認しながら使い方を見ていきましょう。

「早世」の意味と使い方

「早世」は「そうせい」と読みます。意味は夭折と同じく若くして死ぬことです。こちらも明確な年齢基準はないため、平均年齢を下回って亡くなったときに使われます。 「夭折」と意味は同じですが、使われる場面が違います。「夭折」は著名人や才能ある人が亡くなった時に惜しまれる気持ちを込めて使うことが多いです。それに対して「早世」は、墓石に「○○年早世」と刻まれたり家系図に「○○、早世ス」と書かれたり、単なる事実としての死を記すのに使われることが多いです。 また近代以前は医療が発達していなかったため、子供が生まれても成人する前に亡くなることが多く、その場合は「早世」といいました。そのため「早世」は、生まれたばかりの乳児もしくは幼児が病弱で亡くなっていくというときに使われます。たくさんある類語の中でも、この漢字は「若くして」よりも「幼くして」という意味合いが強いです。

「早逝」の意味と使い方

「早逝」は「早世」と同じく「そうせい」と読みます。「逝」の漢字が「亡くなる」の丁寧な言い方であるため、こちらも「若くして死ぬ」という意味になります。最近は「そうせい」と言われると「早逝」の漢字を思い浮かべる人が多くなっています。 しかしこの言葉はここ数年できた新しい言葉になります。もともとは「早世」と書くのが正しいので、「早世」はどの辞書にも載っています。しかし、「早」と「世」の漢字では「死」という事実が伝わりにくいため、。「逝去(せいきょ)」の「逝(せい)」だけとって「早逝」と書かれることが多くなっていきました。 一般の認知度も「早逝」のほうが高く、本来正しい漢字の「早世」はあまり使われなくなってきています。言葉は変化するものなので、多くの人が信じている「早逝」のほうが伝わりやすいのも事実です。しかし、知識として「早世」が正しいと知っておくのがいいでしょう。

初回公開日:2018年03月24日

記載されている内容は2018年03月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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