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津の読み方/意味/類義語・浦との違い・使い方|地名/名前

更新日:2020年08月07日

言葉の読み方

「津」という語は、地名や苗字(名字)にみかけます。「津」という語には、どのような意味や使い方がされてきたのでしょうか。「津」の語は源氏の時代から使われています。「津」の意味や地名にみる「津」、苗字(名字)でみる「津」などに関するものを紹介します。

湊とは、「水の門」という意味です。「記紀」では、「水門」という語ででてきます。昔は、港湾施設の「陸上部分」を湊と呼んでいました。 全国には「湊」の語のつく地名は、255ヶ所あります。「海のない県」のうち岐阜県と滋賀県を除く、群馬県、栃木県、長野県、埼玉県、山梨県、奈良県には「湊」の付く地名はありません。 なお、海はありますが、熊本県には「湊」のつく地名はありません。青森県と鹿児島県に「湊」のつく地名がおおく見られますが、背景には何らかの意味があったのでしょう。 また、「津」のつく地名は、全国に757ヶ所で「湊」のつく地名の約3倍です。やはり「津」の語のもつ意味から、一番多く地名に用いられたのでしょう。

港とは

港とは、海、河、湖などの沿岸にあり、船を碇泊させる泊地がある所をいいます。また、港は「天然港」、「改良港」、「人口港」の3種類に分けられています。 ・「天然港」の意味は、天然の地形によって手を加えなくても船などが守られている港のことをいいます。 ・「改良港」の意味は、天然港に防波堤などの改良を加え船などが守られるようにした港のことをいいます。 ・「人口港」の意味は、人工的につくったもののみで船が守られている港のことをいいます。

港の種類は

全国には、4000ヶ所をこす港があります。その港も「規模・重要度でわける」、「役割でわける」の2種類に分類されます。つぎに、それぞれの港がどういう意味をもつのか紹介します。

港の規模・重要度でわける

海の輸送基地として、日本の産業を支えている港は、「港湾法」という法律で、漁港以外の港を、規模や重要度から次のように分類しています。 ・国際戦略港湾(こくさいせんりゃくこうわん)=国内輸送と貿易(国際輸送)の重要性の意味から、最重要港とされています。東京、川崎、横浜、大阪、神戸の5港がこれにあたります。現在、東アジアの拠点となる港をめざし、整備がすすめられています。 ・国際拠点港湾(こくさいきょてんこうわん)=国際戦略港湾につぐ規模や重要性の意味を持つ港です。苫小牧、室蘭、仙台塩釜、新潟、千葉、清水、伏木、富山、名古屋、堺泉北、和歌山下津、姫路、水島、広島、徳山下松、下関、北九州、博多の18港です。 ・重要港湾=国際拠点港湾に次ぐ規模や重要性の意味を持つ港です。工業地帯の近くにある港で全国に808ヶ所あります。

港の役割でわける

船の種類や積荷(貨物)の内容から、港を利用する目的による分類で、次のように分類しています。 ・商港=コンテナ船やフェリーなどが利用する港で、おもに食品、衣類、家電などの生活用品や、旅客を積み降ろしする港です。 ・工業港=工業の原料となる石炭や鉄鉱石などを運搬船が運び、その原料を加工した製品を運び出す港です。 ・エネルギー港=エネルギー資源(石油、天然ガスなど)などを運んできて貯蔵する港です。タンカーが出入します。 ・マリーナ・観光港=観光目的の船の発着や、プレジャーボート、ヨットなどの小型船の係留をおこなう港です。 ・漁港=全国に約3000ヶ所あり、大きな漁港には、魚市場、水産加工の施設を備えています。もっとも多い港です。

泊(ハク・とまる)とは

泊の意味は、船が岸や港にとどまる、碇泊(停泊)するということです。「宿泊」、「外泊」、「2泊3日」、「連泊」などの語として用いられています。 泊のつく地名は、全国に108ヶ所あり、北から沖縄県まで点在しますが、北海道に全国の約3分の1弱の29ヶ所があります。

津と浦の違い

「津」の意味は、船着き場つまり港のことをいいます。港の水上部分です。 「浦」の意味は、湾状の海岸部分を指していたが、漁村のことも指すようになった。海水浴場や海に面する旅館街などの地域の「地名」にも多く用いられています。 全国に、浦のつく地名は1304ヶ所ありますが、東日本には少なく、西に行くほど多くなっています。 「鼓ヶ浦海水浴場」(三重県)、「須磨の浦」(兵庫県)などです。注目したいのは、長崎県対馬市には「浦」のつく地名が数十ヶ所あります。

津の使い方と言葉の由来

「津」は船着き場の意味で、船が発着する港の地名におもに用いれています。古から地名に「津」をつけることによって、その土地を知らない人にも「港」があることを知らせる目的があったのでしょう。 また「津」には、「多くの人が集まりにぎわう」という意味もあり、「津」のつく所は昔から活気のある街だったのでしょう。 「津」の言葉をみてみます。「津」は「氵(さんずい=水の意)」と「聿(ふで)」でできています。「聿」は「筆」のことですが、「津」は同じ読みを持つ「進(シン)」と同じ意味を持つようになります。そこで「すすむ」の意味から、「水を進む船の発着所」を意味する「津」という語ができました。

津々浦々(津津浦浦)の意味は

初回公開日:2018年03月14日

記載されている内容は2018年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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