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更新日:2024年07月26日
「津」という漢字はどんな意味や使い方があるのだろうと思う方もいるでしょう。本記事では、「津」の読み方、成り立ち、どのようなシーンで使用されることが多いのか「港」「湊」との違いについてなど紹介していきます。「津」に興味がある方はぜひ参考にしてください。
湊とは、「水の門」という意味です。「記紀」では、「水門」という語で出てきます。昔は、港湾施設の「陸上部分」を湊と呼んでいました。 全国には「湊」の語のつく地名は、255ヶ所あります。「海のない県」のうち岐阜県と滋賀県を除く、群馬県、栃木県、長野県、埼玉県、山梨県、奈良県には「湊」の付く地名はありません。 なお、海はありますが、熊本県には「湊」のつく地名はありません。青森県と鹿児島県に「湊」のつく地名が多く見られますが、背景には何らかの意味があったのでしょう。 また、「津」のつく地名は、全国に757ヶ所で「湊」のつく地名の約3倍です。やはり「津」の語の持つ意味から、一番多く地名に用いられたのでしょう。 港とは、海、河、湖などの沿岸にあり、船を碇泊させる泊地があるところをいいます。 港は元来水路を表しており、船着き場という意味はありませんでした。昔は港湾施設の水上部分を「港」と呼んでいました。現在では「湊」と「港」は同じような意味で使われています。 また、港は「天然港」、「改良港」、「人口港」の3種類に分けられています。 ・「天然港」の意味は、天然の地形によって手を加えなくても船などが守られている港のことをいいます。 ・「改良港」の意味は、天然港に防波堤などの改良を加え船などが守られるようにした港のことをいいます。 ・「人口港」の意味は、人工的につくったもののみで船が守られている港のことをいいます。
「津」という文字には、さまざまな意味があり、使用される場面も多岐に渡っています。もともとは「船着き場」を表す字でしたが、現在では「津波」や地名、人の名前などでこの字を見ることが多いでしょう。 興味を持ったこの機会に、本記事を参考にして「津」にはいろいろな深い意味があること知り、適切に使ってみてください。
記載されている内容は2022年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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