当社と弊社の違いと使い分け方法｜ホームページ/社内/自社

出典: 見開きのノートとペン｜ぱくたそフリー素材

書面においての「当社」と「弊社」の使い分けは、今まで説明してきたのと同様です。何か言葉が変わるわけではありません。会社内で回る書面、書類なら「当社」を、取引先や顧客、お客さまなどに渡る書面、書類は「弊社」を用います。 ただし、上述してきたように、クレームへの回答や報道に対するコメントなど、強い姿勢を表したい場合は「当社」を使います。

出典: スタンディング会議中の上司と部下｜ぱくたそフリー素材

「当社」と「弊社」の意味、使い方、使い分けのポイントについて説明してきました。この記事の内容をまとめます。 「当社」も「弊社」も、意味は「自分の会社」ということを表しています。「当社」は丁寧語、「弊社」は謙譲語になり、それぞれ相手によって使い分けをします。 会社内では「当社」を使います。会社内で回る書面、社員同士の会話、プレゼン、会議など社内で「自分の会社」を身内(同じ会社の人間)に向けて表す時の言葉は「当社」です。 それとは対象的に、社外では「弊社」を用います。お客さまや取引先などに向けた書面や挨拶、電話での受け答えなど、相手との上下関係がある場合に、自分の会社を下げてへりくだった表現の言葉が「弊社」です。 以上が基本的な使い方になりますが、中には例外的に違う使い方をする場合もあります。

報道に対してのコメントやクレームの回答、相手への抗議などは、たとえ社外へ向けた内容であっても「当社」を使います。これらの場合は相手にへりくだる必要はなく、「威厳・強い姿勢を示す」ということを表しています。

使い分けのポイントは、会社内向け＋強い姿勢を表したい場合＝「当社」、社外向けの場合＝「弊社」と覚えておきましょう。これさえ押さえておけば大丈夫です。 社会に出てから、正しい言葉が使えないと相手に不快な思いをさせてしまいます。逆に、正しい言葉選びができる人は相手に好印象を与えます。ですので、話する相手やシーンによってしっかりと使い分けをして下さい。