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更新日:2024年09月02日
社会人になるとよく使われる「当社」と「弊社」。この2つの言葉の違いは何か知っていますか?この記事では「当社」と「弊社」の違い、使い分けのポイント、シーン別での解説もしています。特に会社勤めの方には必須のビジネス知識ですので、ぜひ最後までご覧ください。
「自分の会社」という意味で使われる「当社」と「弊社」ですが、この2つの言葉の違いについてご説明します。この2つはどちらも敬語になりますが、「当社」は丁寧語で、「弊社」は謙譲語です。「当社」よりも「弊社」の方が、よりへりくだった表現で丁寧とされています。 これら2つの言葉は使う相手、シーンが異なります。「当社」は主に社内向けで使う言葉で、社員同士の会話や、自分の会社内で回る文書などで使われます。一方、「弊社」という言葉は謙譲語で、社外向けで用いられます。お客さまや取引先企業など、高めるべき相手がいる場合に使われます。
また、毅然とした態度を示したい場合、強い姿勢を表したい場合は「当社」を用います。報道や苦情、クレームに対応する時や、自分の会社の実績や指針を述べる時、提案や交渉、プレゼンの場など、毅然とした態度(強い姿勢)を表すために「当社」を用いて表現します。
「当社の2月度の営業成績は、前年同月比-3%でした」 「当社の経営理念は○○に重きを置くことにしており~」 「報道にありました○○の件については、当社は一切関知しておりません」 「当社のこの商品は、ターゲット年齢層が30代女性です」 「この○○を解決するために、ぜひ当社の○○製品を~」
謙譲語の「弊社」は自分の会社を下に置いてへりくだった表現になります。ですので、その他の同じような表現方法として、「私ども」と言い換えるいことができます。「弊社」を使うか「当社」を使うか悩んだ時は、「私ども」と一度置き換えて考えてみて下さい。 上述の「当社を使った例文」を「私ども」と置き換えてみると、かなりへりくだって低姿勢すぎる表現となって不自然さを感じます。ですので、このような場合には「当社」を用いるようにしましょう。 以下で「弊社の例文」を挙げていますが、上述の例と比較してみると、この「弊社」を使った例文の方がよりへりくだって、より丁寧な表現だということが分かります。
「いつもご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。さて、弊社の新サービスのご案内をさせていただきたく存じます」 「この件につきましては、弊社でもう一度検討して参りますので、もうしばらくお待ちいただけないでしょうか」 「弊社サービスをご利用になってるお客さまへ」
「弊社」の「弊」の字に着目してみて下さい。「弊」という時には「よくない週間、害」「つかれ、疲弊」というマイナスな意味の言葉となっています。 このことからもわかるように、「弊社」というのは自分の会社を下に下げているマイナスな表現になっていて、そうすることによって相手(の会社)が間接的に高められています。このような表現の敬語を謙譲語といいます。 以上のことから、「弊社」とはへりくだってる言葉だと覚えておきましょう。
それでは、「当社」と「弊社」の適切な使い分けについてご説明します。 使い分けする際の大きなポイントは、社内に向けての言葉なのか、自分の会社の外に向けての言葉なのかどうかです。まずはそこに着目し、相手は高めるべき相手なのか、それとも毅然とした強い態度を示さなくてはならないのか、を見て下さい。
記載されている内容は2018年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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