IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「御中」と「様」の違い・使い分け方法・書き方|封筒/履歴書

初回公開日:2018年03月10日

更新日:2020年07月25日

記載されている内容は2018年03月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

書き方・例文

「御中」「様」の使い方について説明しています。「御中」「様」はどんなときに使えばいいのか迷うことがあるでしょう。そんなときに使い方を覚えておけば迷わずにすみます。ビジネスではよく使用することばなので覚えておくといいでしょう。

「御中」と「様」の違い

「御中(おんちゅう)」と「様」の違いは「組織宛て」に対するのか、「個人」に対してなのかになります。「組織の中のだれか」に対しては「御中」の敬称を使用し、「個人」に対しては「様」の敬称を使用します。 また「敬称」というのは人名や役職の後ろに付けてその方への敬意を表します。例えば『先生』『社長』『部長』などはすべて敬称であり、『様』と同じの意味合いを持ちます。「〇〇先生」など敬称は最後につけます。 「御中」と「様」を両方使ってしまうと、『様様』という意味になり、敬称が重複する状態になるため、このような書き方は使用しない方が良いです。たとえば、取引先の〇〇さん宛の場合、〇〇さんという特定の個人に宛てたものなので「○○株式会社〇〇様」とするのが正しいということになります。

「御中」と「様」の使い分け方法

それでは「御中」と「様」の具体的な使い分けは簡単にいうと「御中」は宛名が特定の個人以外になっているときに使う敬称、個人名がわかっている場合は「様」を使用します。もう少し知りたい方は以下のサイトをご活用ください。

御中

「御中」は会社または会社の組織や団体などで直接誰に出すのかわからないときに付けるもので「その中のだれか」宛という意味です。そのため、宛先の会社または会社の組織や団体に所属している人は誰でも見てよいというものになります。 「御中」は会社または会社の組織や団体宛に対する敬称なので、会社または会社の組織や団体の誰なのかあらかじめわかっている場合の宛名として「御中」は使用しません。会社または会社の組織や団体の宛名として「〇〇部〇〇様」とは使用しないので注意しましょう。

「様」は個人宛に対する敬称です。個人名がわかっている人宛の場合のみに使用します。また、敬称(役職など)を後ろにつける場合は「様」はつきませんので注意しましょう。その場合は「総務部○○部長」と使用します。 各職名で「様」つけたい場合は「総務部長〇〇様」と記載するようにしましょう。「総務部○○部長様」と記載しないように注意してください。「部長」と「様」で二重敬称となってしまいます。

担当

「御中」と「様」以外に個人名はわからなくても業務の担当者である個人に宛てる場合は「ご担当者様」を使用するのがおすすめです。 この場合も、個人名まではわからないものの、業務の担当者である個人に向けてメッセージを送るときに使う「担当者様」「ご担当者様」と記載します。 すでに「様」という敬称がついていますので「御中」は使用しません。使い方は以下になりますので参考にしてください。 【「ご担当者様」の使い方例】 ・○○株式会社 ご担当者 様 ・○○株式会社 経理部 ご担当者 様 【「ご担当者様」の間違った使い方例】 ・○○株式会社 経理部 御中  ご担当者 様 ・○○株式会社 経理部  ご担当者 御中

「御中」と「様」の併記

敬称は併用しません。「御中」と「様」を両方使ってしまうと、『様様』という意味になり、敬称が重複している状態になるため、このような書き方は使用しないように気を付けましょう。また、「〇〇部長様」や「〇〇先生様」なども敬称の併用に当てはまりますので気を付けましょう。正しい記載は「〇〇部長」や「○○先生」と記載します。

「御中」と「様」の書き方

続いて「御中」と「様」の書き方について説明していきましょう。下記からは封筒、履歴書、手紙、ハンコ、幼稚園について各々の書き方について説明しています。

封筒

「御中」は会社や団体などで直接誰に出すのかわからないときに付けるもので「その中のどなたか」宛という意味です。封筒の「御中」と「様」の書き方は以下のとおりとなります。 【「御中」の書き方例】 1○○株式会社 御中 2○○株式会社 ○○部 御中 3○○大学 文学部 御中 4○○市役所○○課 御中 また、「~係」や「~プロジェクト」「~チーム」などは応募先としてよく使われる宛名です。これは部署名の一部なので「御中」を使用します。 【書き方例】 1○○株式会社 ~係 御中 2○○株式会社 開発部 ~プロジェクト 御中 3○○株式会社 営業部 ~チーム 御中 次に「様」ですが、個人宛に対する敬称です。敬称(役職など)を後ろにつける場合、「様」はつけません。 【「様」の書き方例】 1○○株式会社 経理部 〇〇 様 2○○株式会社 営業部 〇〇部長 3○○株式会社 営業部部長 〇〇 様

履歴書

履歴書などの応募先としてよく使われる「~係」や「~チーム」は宛名です。これは部署名の一部なので「御中」を付け加えるのが正解となります。「御中」の書き方例は以下のとおりです。 【御中】 (書き方例) 1~係 御中 2~プロジェクト 御中 3~チーム 御中 (間違った書き方例) 1~係 様 2~プロジェクト 様 3~チーム 様 履歴書は主に部署宛に送るので、「御中」を使用するのがよいでしょう。また、宛先が人事担当者宛に送る場合も多いので、その際は「ご担当者様」を使用します。「ご担当者様」の書き方例は以下のとおりです。 【ご担当者様】 (書き方例) 1○○株式会社 人事部 ご担当者 様 2○○株式会社 人事ご担当者 様 (間違った書き方例) 1○○株式会社 人事部 ご担当者 殿 2○○株式会社 人事ご担当者 御中

手紙

「御中」は会社や団体などで直接誰に出すのかわからないときに付けるもので「その中のどなたか」宛という意味です。手紙の「御中」と「様」の書き方は以下のとおりとなります。 【「御中」の書き方例】 1○○株式会社 ○○部 御中 2○○大学 文学部 御中 3○○市役所○○課 御中 【「御中」の間違った書き方例】 1○○株式会社 経理部 〇〇 御中 2○○株式会社 営業部 〇〇部長 御中 3○○株式会社 営業部部長 〇〇 御中 「様」は個人宛に対する敬称です。敬称(役職など)を後ろにつける場合、「様」はつけません。書き方は以下のとおりです。 【「様」の書き方例】 1○○株式会社 経理部 〇〇 様 2○○株式会社 営業部 〇〇部長 3○○株式会社 営業部部長 〇〇 様 【「様」の間違った書き方例】 1○○株式会社 営業部 〇〇部長 様 2○○株式会社 ○○部 様 3○○大学 文学部 様

ハンコ

「御中」は会社や団体などで直接誰に出すのかわからないときに付けるもので「その中のどなたか」宛という意味です。「御中」の使い方は以下のとおりです。 【「御中」の使い方例】 1○○株式会社 ○○部 御中 2○○大学 文学部 御中 3○○市役所○○課 御中 【「御中」の間違った使い方例】 1○○株式会社 経理部 〇〇 御中 2○○株式会社 営業部 〇〇部長 御中 3○○株式会社 営業部 部長 〇〇 御中 「様」は個人宛に対する敬称です。個人名がわかっている人宛の場合のみに使用します。敬称(役職など)を使用する場合、「様」はつかないので注意しましょう。使い方は以下のとおりです。 【「様」の使い方例】 1○○株式会社 経理部 〇〇 様 2○○株式会社 営業部 〇〇部長  3○○株式会社 営業部 部長 〇〇 様 【「様」の間違った使い方例】 1○○株式会社 ○○部 様 2○○大学 文学部 様

幼稚園

個人宛でなく幼稚園そのものの場合は「御中」と明記するのがいいでしょう。書き方は以下のとおりです。 【御中】 (書き方例) 1○○幼稚園 御中 2○○保育園 御中 (間違った書き方例) 1○○幼稚園(保育園)〇〇 御中 2○○幼稚園(保育園)園長 〇〇 御中 幼稚園や保育園の誰に出すのか決まっている場合は「様」と記載しましょう。気を付けないといけないのが、「様」と「先生」は併記できないことです。「先生」を付けるのか「様」を付けるかどちらかになります。両方使用すると「様様」となってしまいますので注意しましょう。どちらか一方を使用しましょう。書き方は以下のとおりです。 【様】 (書き方例) 1○○幼稚園(保育園)〇〇様(先生) 2○○幼稚園(保育園)園長 〇〇様(先生) (間違った使い方例) 1「○○幼稚園(保育園)園長 〇〇先生 様」 2「○○幼稚園(保育園) 〇〇園長先生 様」

「殿」「各位」の使い方

「御中」、「様」以外にも「殿」や「各位(かくい)」の使い方についても説明していきましょう。こちらもどちらを使えばいいか迷うことがあることでしょう。 「殿」「各位」について説明していきましょう。以下を参照してください。

「殿」の使い方

「殿」は部下や格下、同格の人に対して使います。目上の人には使えないので注意しましょう。また、「殿」は口語でも使いません。使い方に悩んだら「様」にするのがよいでしょう。書き方は以下のとおりです。 「使い方例」※同僚や後輩に使用します。「様」も使用可能です。 〇〇部 ○○殿 お疲れ様です。 ○○部 ○○です。 「間違った使い方例」※目上の方には殿は使用しません。 ○○部 ○○部長殿 お疲れ様です。 ○○部 ○○です。

「各位」の使い方

「各位(かくい)」は複数の人を対象に使います。「各位」は、「皆様」「皆様方」といった意味になります。「御中」や「様」と一緒に使うことはできません。「各位様」とすると「皆様様」とすでに敬意が含まれている表現のため「様」は不要となります。書き方は以下のとおりとなります。 「正しい書き方例」 〇〇部 各位 お疲れ様です。 ○○部 ○○です。 「誤った書き方例」 ○○部 各位様 お疲れ様です。 ○○部 ○○です。 また、「お客様各位」という表現がありますが、これは正確に言えば間違っているということになりますが、最近この使い方は容認されてきています。

「御中」「様」を使ってみよう

「御中」「様」の使い分け、書き方はおわかりいただけたでしょうか。簡単に説明すると組織の宛名には「御中」を使用し、個人名がわかっている場合の宛名には「様」を使用すると覚えておくといいでしょう。 また、履歴書を送付する場合の「人事担当」などの業務が特定されてる人宛には「ご担当者様」を使用すると好印象になります。「御中」「様」の使い方、書き方は特にどこかで教わることはないので、「御中」と「様」の使い方が逆にならないように正しく使えるようになりましょう。 「各位」の使い方も「各位」に「様」を付けてしまいがちですが「各位」には「様」も含まれていることを覚えておくと間違えなくてよいでしょう。

関連タグ

アクセスランキング