
更新日:2020年11月09日
あなたはフレンチのテーブルマナーの基本をおさえていますか。今回は、ナイフとフォークの正しい使い方や服装のマナー、そしてフレンチ料理の内容別のマナーをご紹介します。ぜひ、フレンチ料理を味わう上で欠かせない洗練された大人のマナーを身につけましょう。
目次
最後に、フレンチ料理を食べていて困ることがないように、状況に合わせたマナーをご紹介します。厳密にマナーを守るというよりは、こだわり過ぎず、品良くフレンチを味わうことを優先しましょう。 また、フレンチのテーブルマナーを大切にする時に欠かせないのが、給仕係の呼び出し方です。例えば、新しいナプキンを持ってきてもらう時は大きな声を出さず、目配せして伝えましょう。他にも、出された料理が食べきれない時や飲み物が飲みきれない時も、遠慮せずに給仕係に下げてもらいましょう。
ナイフとフォークは皿の右端に揃えて置きましょう。ナイフの刃は内側に、フォークの先は上に向けます。また、全ての料理を食べ終えてレストランを出る時は、ナプキンは簡単にたたんで(四つ折りなど)テーブルに置きます。きちんとたたむことも、くしゃくしゃにしておくこともマナー違反です。
フレンチ料理で提供されるバゲットなどのパンは固いため、一口ずつちぎったときにくずがテーブルに散ってしまうことがあります。できるだけ皿の上で食べるのが好ましいですが、仕方のないことでもあります。給仕係がくずを整えるので、自分できれいにしなくても大丈夫です。 また、床に食事やナプキンを落とした時も給仕係にお願いしましょう。自分で落としたからといって、フレンチのテーブルマナーでは拾わなくて良いです。
フレンチ料理のテーブルマナーとして時々悩むのが、食べにくい料理が出た時です。例えば骨付き肉やスペアリブは、初めからかぶりつくのではなく、できる限りナイフとフォークを使って切り分けます。 フォークで肉を押さえたら、骨と肉の境目にナイフを入れて骨から肉を切り離します。その後は一口大に切って食べ、食べ終えたあとの骨はまとめます。ちなみに、小さな骨付き肉ならば手で持って食べて良いとされており、手で持つための紙ナプキン、指を洗うためのフィンガーボールやおしぼりを添えてくれる店もあります。 魚料理ではフィッシュナイフを使って、中骨や皮(食べたくない人は外す)、ヒレにある小骨などを、フォークで身を押さえながら外して食べます。肉に比べて魚は身が崩れやすいので、ソースと身を一緒に食べるためのフィッシュスプーンもあります。
いかがでしたでしょうか。今回は、フレンチのテーブルマナーと服装についてご紹介しました。フレンチ料理を食べる時のナプキンのマナーや食べ終わった時にどうすれば良いのか、分かっていただけましたか。 慣れないうちは緊張してしまいますが、今回ご紹介したマナーを少しずつ身につけておくと、もっと美味しくフレンチ料理を楽しめるでしょう。ぜひ、あなたの生活で役立ててください。
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