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重曹の洗濯での使い方・使う量と効果|洗濯槽/洗濯機/臭い

更新日:2023年12月21日

社会人常識

重曹は自然由来のもののため、お肌の弱い方でも安心してご利用になります。また、これまで重曹をだけでは汚れを落とせず、不満を感じていた方も工夫次第で洗浄力をアップさせることができます。重曹のいろいろな使い方を覚え、節約しながらお部屋を清潔に保ちましょう。

重曹の洗濯での効果

重曹は人体にも含まれている成分を持ち、肌にも優しいものになります。そのため、肌の弱い方や小さなお子様のいらっしゃる方、お家の中でペットを飼っていらっしゃる方には重宝されています。また、自然の素材に近いため、環境問題にも適した洗剤として用いられています。 洗濯物に重曹を使うと、どんな効果が得られるのかというと、消臭効果や洗濯物の汚れをきれいに漂白できるということです。特にたばこのにおいや焼き肉のにおいは気になるものですが、重曹を使うと洗濯物の生地を傷めることなく洗いあげることができます。 そのほか、シルクやウールといった通常の洗剤ではお洗濯することがなかなか難しい素材ですが、この場合にも生地を傷めることなく、やさしく洗いあげることが可能です。 また、衣類に血液が付いてしまうとなかなか落としにくいものですが、重曹を用いると汚れを浮き上がらせしっかりと落としきることができます。

重曹が効果的な洗濯物

重曹の効果をお洗濯に生かすのであれば、皮脂汚れといった酸性の汚れが付いた洗濯物の場合は、重曹が持つアルカリ性により汚れを中和して落とすことができます。特にワイシャツの襟やそで口の皮脂汚れはお洗濯に苦労しますが、洗濯用の漂白剤に重曹を混ぜ合わせれば、これらの汚れもきれいに落としきることが可能です。 また消臭効果があるため、お天気の悪い時期や洗濯物を干すスペースがなく、お部屋に洗濯物を干さなければならない方の場合には、生乾きのにおいも防いでくれるためです。 ただし、麻の素材の衣類には変色する可能性があるため、用いることができません。それと同じ理由で畳をお掃除する場合にも使用しない方が良いでしょう。

重曹は洗濯洗剤の代わりにはならないのか

まずはじめにお断りをしておきたいのは、重曹には漂白剤ほどの殺菌作用はないため、殺菌効果の高い洗濯洗剤の代わりとして用いることはできません。汚れを落とすことが可能ですが、例えばノロウイルスでの嘔吐物の片付けをする場合には、塩素系の洗浄剤を使う必要があります。そのため、殺菌をする必要がある洗濯物や、お掃除をする場合には、塩素系の洗剤を使用するか、もしくはそのほかの洗剤と混ぜ合わせて使用しましょう。

洗濯物の臭いに効き目

重曹は、気になるにおいを香りで打ち消すのではなく、完全ににおいを消し無臭にしてくれるという特徴があります。そのため、柔軟剤の香りが苦手という方にもです。 梅雨の時期や、天候の悪い時期が続くと、お部屋の中洗濯物を部屋干しにする必要がありますが、重曹を用いると、雑菌の繁殖を防ぐため、洗濯物の生乾きの嫌な臭いが残る心配もありません。 重曹自体にはあまり殺菌効果はありませんが、洗濯洗剤やお洗濯用の漂白剤と組み合わせて使用することにより、殺菌することも可能となりますので、完全ににおいのもとを断つことができます。

柔軟剤として使う重曹

柔軟剤の香りが苦手という方には、重曹がお勧めです。重曹は無臭なうえに洗濯物の嫌なにおいを消臭することもでき、洗濯物をふんわりと柔らかく洗いあげることができます。そのほか、市販の柔軟剤にもある静電気を防ぐ効果を得られます。そのため、ニットやウールといった乾燥する時期に静電気が起きる心配のある素材の衣類には効果的です。 また重曹は、天然素材ですので、赤ちゃんのお肌を気遣いながら、柔軟剤の代わりとして寝具や衣類をやさしく洗いあげられます。

シミ抜きとして使う重曹

重曹はアルカリ性の特徴をもつため、酸性のシミや汚れを落とすために有効です。そのほかにも皮脂汚れやたんぱく質の汚れを分解する作用があるため、衣類を傷めることなく汚れを落とします。重曹で効果が得られる衣類のシミは、果物のシミのほか、ワインやお醤油といった水性のシミ、ワイシャツの襟やそで口の皮脂汚れにも有効です。

洗濯物の生乾きの臭いに

洗濯機の中に入れたまま乾かすのを忘れてしまった時や、お部屋の中に洗濯物を干した時など、洗濯物の生乾きのにおいが気になります。このにおいの原因は、水分を吸った衣類の中に雑菌が繁殖したことにより発生するにおいです。重曹は雑菌の繁殖を防ぐ効果が得られるため、お洗濯をする際に重曹を入れておくと、洗濯物を部屋干しにしてもにおいが発生することがありません。 洗濯洗剤として洗濯機の中に入れて洗っても構いませんが、梅雨の時期など生乾きのにおいが気になるようであれば、お洗濯の前に衣類に重曹を直接ふりかけておき、それから洗濯機でお洗濯をするとにおいと汚れも落とせるので、一石二鳥です。お洗濯の前には洗濯ネットの中に重曹を入れておいても良いでしょう。

重曹を使うメリット

重曹は価格も手ごろで購入しやすく、ホームセンターやスーパーでも購入することができます。価格が安いうえに容量も多く、お洗濯やお掃除のほかにもいろいろと用途が多く用いられるため、買いだめをしても使い切れないということはないでしょう。 また、そのほかの洗剤と併用することにより汚れ落ちが良くなったり、天然由来の成分のためを肌にやさしく、敏感肌の方も安心してご使用になれます。最近は環境問題を気にされる方も多くいらっしゃいますが、重曹は自然の素材でできているため化学製品に抵抗があるという方も心置きなく使用することができるでしょう。

重曹を使うデメリット

重曹を使ったお洗濯のデメリットは、水に溶けにくいためぬるま湯を用意する必要があるということと、衣類に粉が残る可能性があるということ、麻の衣類には使用できないということです。 特に重曹が水に溶けにくいため、寒い時期に使用する場合には注意が必要になります。溶け残った重曹が洗濯機の排水口につまり、故障の原因ともなりますので、お洗濯する場合に重曹を用いるのであれば、ぬるま湯をためてから重曹を投入し、しっかりと重曹が解けたのを確認してからお洗濯をする必要があります。 重曹をお掃除に使う場合には注意が必要になり、アルミ製のものや畳、木材に使用する場合には変色する可能性があったり、傷がつく恐れがあります。

洗濯物の黄ばみをとる漂白剤としての重曹の使い方

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初回公開日:2018年02月23日

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