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浄化槽の保守点検の料金・費用・内容・項目・回数・勘定項目

初回公開日:2018年03月06日

更新日:2018年03月06日

記載されている内容は2018年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

社会人常識

「保守点検ってたまに聞くけど、どんなことをしているんだろう」と思ったことはありませんか。具体的な内容や金額、回数などを、浄化槽の保守点検をメインにお教えします。これから浄化槽を取り付ける方や、耐用年数を長くしたいという方、必見です。

保守点検の仕事って何をするの?

「『保守点検』ってたまに聞くけど、一体どんなことをしているんだろう」と思ったことはありませんか。保守点検とは、「部品が劣化・消耗し、故障・事故が起きる前に、点検をしてそれらを未然に防ぐ」というものになります。 つまり、機械が長い間使用される際、時間の経過とともにどうしても故障する可能性が出てきてしまいます。ですので、「故障が原因で事故が起き、人的・経済的な被害が出ないように、少ない経費で大きな損失から自分の資産を守ろう」というシステムといえるでしょう。

保守点検の仕方とは?

保守点検がどんなものかは分かったけど、具体的には何をするか気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。保守点検には、エレベーターや空調設備、浄化槽など、施設ごとに応じたいくつかの点検方法があります。

目視・触診検査

目で見たり手で触れて、施設の劣化状態を確認したり、異常がないかを調べます。

安全領域や基準値の測定

金具の太さや消耗状態などを測定し、動きや傾き具合を確認して、安全かどうかを確かめます。

その他の測定

絶縁抵抗計などを使い、電力回路の状態などを測定します。

打音検査・音響検査

ここではハンマーを使い、異常音の聞き取り検査が行われます。木材や鋼材の腐食・ボルトの緩みなどを確認します。

その他の検査

時には、分解して外側からでは分からない内部の劣化具合を点検する分解点検や、緩衝部強度点検なども行います。

保守点検での勘定項目について

会社の業務や家庭での、経理・簿記処理上の取り扱い方法として、保守点検に要した費用は、収益的支出として修繕費(管理費)勘定を使い、費用処理を行います。また、支払手数料(管理諸費)勘定として処理することもあります。その他保守費を設けている場合は、そのまま保守費勘定とします。 ただし、保守点検の際修理を行い、耐用年数が伸びたり、性能が高まることによって資産価値が増加した場合には、資本的支出として固定資産の取得価額に加算することになります。つまり、建物付属設備勘定を使い、資産計上する必要があるということです。ですので、その後、減価償却により処理を行います。

エレベーターの保守点検の費用

さて、保守点検の具体的な内容が分かったところで、大体の金額を把握していきましょう。今回は、エレベーターと空調設備、浄化槽の3つを挙げていきます。 まずはエレベーターの保守点検費用です。点検を請け負う会社の特徴として、大きく2つに分けることができます。1つはメーカー系、もうひとつは独立系です。 メーカー系は、自社系列の機種を独占的に保守点検するため、点検料が高価になりがちですが、心理的な安心感は得られやすいです。費用は、月額にして6万円程になります。一方で独立系はメンテナンス業者として保守点検を行っています。メーカー系と比べ、経費が大幅に少なく、安く収めることができます。月額にして、4万円程です。 ただし、金額は、地域や会社によって差がありますし、エレベーターの大きさによっても変わります。小荷物専用のエレベーターの場合、数千円で済むこともあります。

空調設備の保守点検の費用

次は空調設備です。馬力や種類の違いから、1台当たり2万円~9万円と、こちらにも幅があります。先ほど述べた差額理由のほかにも、保守点検の回数も、冷暖房保守なのか冷房保守なのかで差がでてきます。複数設置している場合はまとめて点検の契約をすると、少し安くなる場合もありますので、金額を少しでも安くしたいのであれば要注意です。

浄化槽の保守点検の費用が1番気になる!

いよいよ浄化槽の保守点検費用についてです。地域によっては、いまだ下水道の整備がされておらず、設置を義務化されているご家庭もありますが、浄化槽をこれから設置する方も、すでに取り付けられている方も、料金は安く収めたいのが本音ではないでしょうか。保守点検は、費用として、1年間で2万円~3万円が平均的な金額です。ただし、地域や請け負う会社の違い、浄化槽の大きさによって、やはり差があります。

浄化槽の保守点検の内容は?

浄化槽は、汚れた水を微生物などの働きによりきれいにし、川などに放流するための機械です。ですので、浄化槽の機能が低下すると、汚れたままの水を自然に返してしまうことになり、とても危険です。そこで、定期的なメンテナンス「保守点検」が必要になってきます。つまり、浄化槽の保守点検は、微生物の機能が低下していないかどうか、浄化に必要な部品が劣化していないかどうかを確認する作業になります。

浄化槽の保守点検の項目

そこで、具体的には何をするのか、流れに沿って紹介していきます。

1.1次処理水を採水して透明度を測る

専用のスポイトのようなものを使い、汚水を吸い上げ、それを透明度計という容器に移し、透明度を測定します。

2.溶存酸素を測定する

機器を垂らすように浄化槽内に入れ、溶存酸素測定を行い、ばっ気槽というところにある酸素の量が、微生物たちが快適に暮らせる状況になっているかを確認します。

3.2次処理水の透明度を測る

2次処理水とは、浄化槽で浄化が終わり、放流する水のことです。1と同じような手順で透明度を測っていきます。槽内のphを測定し、酸性か中性かアルカリ性かを判定、正常に機能しているかを確認します。

4.放流水が減菌されているか測定する

残留塩素の数値を測り、塩素によって減菌されているかを確かめます。

5.浮遊物の除去作業をする

沈殿槽・処理槽に、スカムと呼ばれる汚泥や浮遊物が発生している場合、除去作業を行いきれいにしておきます。蓋を外して手の届く範囲を、ブラシでこすり、掃除します。

6.薬剤の補給をする

減菌用の薬剤の量を測り、減っている量に合わせて補給をします。次亜塩素剤などになります。

7.送風機を点検する

ブロワと呼ばれる風を送る機械を調べていきます。蓋を開け、音や振動、付属品に異常がないかなどを確認します。また、フィルターを水洗いで清掃をし、オイルやベルトがある場合は、量や循環経路の確認を行います。

8.制御盤の点検をする

制御盤が設置されている場合、電気機器や制御盤の異常の有無を確かめます。

浄化槽の保守点検すべき回数って?

以上の内容が保守点検ごとに行われますが、では、1年に何回ほど実施すれば良いのでしょうか。浄化槽は単独処理と合併処理に分けられますが、前者であれば年に4回、後者であれば年に3回行わなければならないことが、法律で定められています。単独処理浄化槽は、従来使用されていた浄化槽で、し尿のみを処理します。合併処理浄化槽は、全ての生活排水を処理することができ、平成13年以降に設置された浄化槽は、このタイプになります。

契約書の書き方は?

一般的に保守点検とは、自らの責任の元で自分で行うことができます。しかし多くの場合、専門的な知識や技術・道具が必要なため、業者に委託するのが安全で通例となっています。ですので保守点検の契約書とは、保守業務委託契約書となります。書き方としては、保守点検にあたって規則や違反した場合の内容が書かれているものに、契約期間や契約した日付け、双方の住所氏名を書くのみなので、難しいことはありません。

保守点検と定期点検の違い

また、保守点検のほかにも定期点検と呼ばれる検査があります。どちらも安全を確保するという目的に違いはありませんが、定期検査では項目ごとに、「要是正・重用点点検・指摘なし」の3段階の判断が下されます。もし、要是正となった場合は、速やかに是正する義務が生じます。仮に是正をしなかった場合、是正命令が下されたり是正状況の報告調査が行われますので、そうならないためにも保守点検が重要になります。

保守点検って重要!

今回は、保守点検が何のために、どのように行われるのか理解していただけたでしょうか。機械を安全に長く使用するために、保守点検は重要な意味を果たしています。また、浄化槽の保守点検は、環境を守るために行うことでもあります。保守点検をしっかりと行い、事故を未然に防いで、機械と上手な付き合い方をしていきましょう。

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