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更新日:2024年08月12日
「保守点検ってたまに聞くけど、どんなことをしているんだろう」と思ったことはありませんか。具体的な内容や金額、回数などを、浄化槽の保守点検をメインにお教えします。これから浄化槽を取り付ける方や、耐用年数を長くしたいという方、必見です。
目次
2次処理水とは、浄化槽で浄化が終わり、放流する水のことです。1と同じような手順で透明度を測っていきます。槽内のphを測定し、酸性か中性かアルカリ性かを判定、正常に機能しているかを確認します。
残留塩素の数値を測り、塩素によって減菌されているかを確かめます。
沈殿槽・処理槽に、スカムと呼ばれる汚泥や浮遊物が発生している場合、除去作業を行いきれいにしておきます。蓋を外して手の届く範囲を、ブラシでこすり、掃除します。
減菌用の薬剤の量を測り、減っている量に合わせて補給をします。次亜塩素剤などになります。
ブロワと呼ばれる風を送る機械を調べていきます。蓋を開け、音や振動、付属品に異常がないかなどを確認します。また、フィルターを水洗いで清掃をし、オイルやベルトがある場合は、量や循環経路の確認を行います。
制御盤が設置されている場合、電気機器や制御盤の異常の有無を確かめます。
以上の内容が保守点検ごとに行われますが、では、1年に何回ほど実施すれば良いのでしょうか。浄化槽は単独処理と合併処理に分けられます。前者であれば年に4回、後者であれば年に3回行わなければならないことが、法律で定められています。単独処理浄化槽は、従来使用されていた浄化槽で、し尿のみを処理します。合併処理浄化槽は、全ての生活排水を処理することができ、平成13年以降に設置された浄化槽は、このタイプになります。
また、保守点検のほかにも定期点検と呼ばれる検査があります。どちらも安全を確保するという目的に違いはありませんが、定期検査では項目ごとに、「要是正・重用点点検・指摘なし」の3段階の判断が下されます。もし、要是正となった場合は、速やかに是正する義務が生じます。仮に是正をしなかった場合、是正命令が下されたり是正状況の報告調査が行われますので、そうならないためにも保守点検が重要になります。
記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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