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御徒町が「宝石の街」と言われる理由・おすすめ宝石店

更新日:2024年08月18日

社会人常識

宝石は、気持ちを豊かにさせますが、宝石を買うなら御徒町が安いということを耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。なぜ、御徒町は宝石が安いのでしょうか。この記事では、御徒町が「宝石の街」と言われる理由・おすすめ宝石店について紹介します。

御徒町とは?

「御徒町」は、「おかちまち」と読みます。「御徒町」は、東京の台東区に町名が存在していました。現在は、JR東日本などの駅名として残っていて通称として使用されます。JR御徒町駅周辺に宝石または宝石関連の小売店や卸売り店が立ち並んでいます。 また、JR上野駅とJR御徒町駅を結ぶガード下一帯は、有名な「アメ横」があり、特に年末は正月用品を求める人でごったがえします。御徒町には、ディスカウントストアで有名な多慶屋もあり、宝石店と併せて安いお店の多いイメージが強い街です。

御徒町の由来は?

御徒町の名前の由来は、江戸時代に将軍が外出する際に、馬などに騎乗することが許されず徒歩でお供する下級武士を御徒衆(おかちしゅう)といい、その御徒衆の屋敷があったことから御徒町という町名がつけられました。

御徒町の名前が残っているのは?

御徒町の地名は、1964年の住居表示の変更で御徒町が台東や東上野に仲御徒町が上野に変更され、御徒町という地名はなくなりました。 現在御徒町の名前が残っているのは、JRの山手線と京浜東北線の上野駅と秋葉原駅の間にある御徒町駅、東京メトロの日比谷線で上野駅と秋葉原駅の間にある仲御徒町駅、つくばエクスプレスで浅草駅と秋葉原駅の間にある新御徒町駅、都営地下鉄大江戸線の蔵前駅と本郷三丁目駅の間にある新御徒町駅と上野御徒町駅の駅名として残っています。 その他に学校名として御徒町台東中学校があります。

御徒町が「宝石の街」と言われる理由は?

御徒町は、宝石の街として全国的に有名です。「宝石の街」ともいわれています。では、なぜそう呼ばれるようになったのでしょうか。 御徒町は、江戸時代から浅草寺をはじめとして寺院の多い街だったために自然に仏具などの飾り職人などが多く集まるようになりました。そうした経緯で御徒町は、職人の街として発展しました。 明治以降になり、明治維新で職人たちが指輪などの宝石を作るようになり、宝石の街といわれるようになり発展してきました。現在では、JRの御徒町駅を挟み2000社以上の宝石関連店が並び「宝石の街」といわれるまでになっています。

御徒町を交差する路地に付けられた名前は?

御徒町は、「宝石の街」らしく、御徒町の宝石が立ち並んでいるジュエリータウンというべき交差する路地の通りには、宝石の名前が付けられています。御徒町で宝石の名前が付いた通りには「ガーネット通り」「ダイヤモンド通り」「ひすい通り」「エメラルド通り」「ルビー通り」「サファイア通り」などがあります。 御徒町の宝石の名前の通りを通って宝石店を巡るだけでも宝石を身に着けたような感覚になります。

ガーネット通りは?

ガーネットは、1月の誕生石で、石榴石(ざくろいし)とも呼ばれます。ガーネットの宝石言葉は、真実・友愛・忠実・勝利です。色は赤色、橙色、黄色、緑色などさまざまな色を持っています。ダイヤモンドのような派手さはありませんがしっかりと輝いています。 ガーネット通りは、そのようなガーネットのイメージから名づけられました。

ダイヤモンド通りは?

ダイヤモンドは、4月の誕生石で和名が金剛石(こんごうせき)です。ダイヤモンドは、省略してダイヤともいいます。とても硬い物質で非常に高価であり、きらきらと輝いていて人気のある宝石です。宝石言葉は永遠の絆・純潔・不屈です。 ダイヤモンド通りもそのような輝いたダイヤモンドのイメージの通りです。

ひすい通りは?

ひすいは、エメラルドなどと共に5月の誕生石のひとつで、漢字では「翡翠」と書きます。緑色に輝いた宝石です。中国では、価値の高い宝石とされて、不老不死の力を持つと信じられていました。宝石言葉は長寿、健康、徳です。 ひすい通りは、そのような輝いた生命力のある通りです。

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初回公開日:2018年05月22日

記載されている内容は2018年05月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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