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住民票の本籍地の意味と省略可能か・本籍の住民票が必要な場合

更新日:2020年11月14日

社会人常識

賃貸契約や運転免許取得の際に求められる「住民票」。聞きなれない用語も多く、どうやって申請するのか迷うことも少なくないのではないでしょうか。今回は、住民票の本籍に関する疑問やきまりと、住民票の申請の仕方などについてにお答えしていきます。

住民票と戸籍謄本の違い

「住民票」と「戸籍謄本」。何かの手続きなどをする際、求められることの多いこのふたつの公的証明書ですが、違いをしっかり理解していると自信がある人はそう多くないのではないでしょうか。また、「本籍地」と「現住所」の違いもあいまいなままだという人も少なくありません。添付書類などで求められる「住民票」と「戸籍謄本」、そしてこのふたつの違いにくわえ「本籍地」についても解説していきます。

住民票とは?

公的証明書のひとつである、住民票は、「現住所を証明するためのもの」です。したがって、住民票には次のような個人情報が記載されています。 ○氏名 ○生年月日・性別 ○世帯主 ○本籍 ○住み始めた年月日 ○マイナンバー マイナンバー制度ができてから、住民票にもマイナンバーが記載されるようになりました。住民票はそもそも「現住所」を証明するための証明書類ですが、それ以外にもさまざまな情報が記載されていることがわかります。この住民票をもとにした「現住所」がおかれた自治体に対して、住民税を納めることになります。

住民票には、「世帯票」と「個人票」がある

住民票を請求する際に窓口で尋ねられて困ることのひとつがこの「世帯票」か「個人票」かということでしょう。住民票には(1)世帯全員の分が記載された「世帯票」と、(2)自分ひとりの分が記載された「個人票」があります。世帯票は、同じ世帯(家族)の人を複数名まとめて出力したもので、住所欄には現住所と前住所のみが記載されます。 一方個人票は、世帯(家族)の中のある一人の個人だけの情報を出力した方法です。個人票には、過去の住所の変更が記載され、氏名の変更などの履歴もわかるようになっています。 では、自分の個人情報も含まれているから念のために世帯票を取っておくほうがよいのではと考えてしまいがちですが、それは誤りです。用途に不要な個人情報は提出先で受け取ることができませんし、そもそも必要のない個人情報は出すべきではありません。ですので、必要に応じて「個人票」と「世帯票」を区別して請求することが必要です。

戸籍謄本とは?

戸籍謄本とは、「本人に関する」次のような個人情報が記載されている公的証明書です。 ○氏名 ○両親・養父母の氏名 ○生年月日 ○戸籍の筆頭者(戸主)との関係性を示す続柄(長男、長女など) ○出生地、出生の届出人 そのほかに、婚姻歴、離婚歴、養子縁組などしている人はその情報も記載されています。 戸籍謄本の役割としては、日本国民であることの証明書類というイメージが近しいのはないでしょうか。そのため、日本国民であることの証明書であるパスポートの申請時や、新しく戸籍を作る場合(たとえば結婚する時)などに必要になります。なお、戸籍制度は世界的に珍しい制度で、日本以外では中国にしか存在していません。

戸籍謄本と戸籍抄本の違いは?

戸籍を証明する書類は、上述の「戸籍謄本」のほかに、「戸籍抄本」というものがあります。「戸籍謄本」は、「こせきとうほん」と読み、「戸籍全部事項証明書」とも呼ばれることからもわかるように、それぞれの「戸籍の原本」に記載のある内容が「全て」書かれています。「戸籍の内容『全部』を証明する公的書類」ということになります。その戸籍に入っている「全ての人」の情報が記載されています。 対して、この戸籍謄本とよく似た公的証明書に「戸籍抄本」があります。これは、「こせきしょうほん」と読み、戸籍に載っている人のうち、「一部の人の内容だけ」を証明する公的書類です。そのため、「戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)」に対し、戸籍抄本は「戸籍部分事項証明書」とも呼ばれます。

住民票の役割

「住民票」と「戸籍」について、記載されている事項を順に見てきました。住民票は「住民基本台帳法」に基づくもので、その目的を「住民の住所に関する届出等の簡素化を図り、住民の利便を増進するとともに、行政の合理化に資するため」 と定められています。つまり、「住民の利便」や「行政の合理化」からもわかるように、行政手続きの事務処理に必要な「自治体の住民名簿」的役割をもったものと考えることができます。 一方、「戸籍」は出生から死亡に至るまでの親族関係を示すもので、日本国籍を有するということを公的に証明する唯一の証明書です。日本国籍を有する(つまり、日本人である)ことを証明する、大変重要なものです。どちらも重要な本人証明書類ですが、目的や証明内容、用途などに違いがみられます。求められる機会は、国家資格の登録や住宅の賃貸借契約、自動車購入や株式口座の開設など多岐にわたります。

住民票の本籍地とは

さて、役割を紹介した住民票に記載されている項目の中で、もうひとつ違いがよく分からない掲載事項が記載されています。それは「本籍地」です。本籍の記載欄にも住所のようなものが記載されていますが、これは現住所とはどう違うのでしょうか?

初回公開日:2018年04月09日

記載されている内容は2018年04月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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