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自転車に関する法律と改正での変更点|子供乗せ/スマホホルダー

社会人常識

自転車に関する法律は意外と知らないことが多いです。自転車を正しく安全に乗るために、法律をちゃんと押さえておきましょう。自転車に関する法律を知ることで、自転車に乗るときの気持ちも変わります。自転車愛用者として、法律を知って安全な自転車ライフを送りましょう

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【自転車に関する法律】知っておくと安全 安心

自転車は気軽に乗れて、ご近所へちょっとお買い物に行くのにも便利なツールです。最近では、駐輪場も整備されて、盗まれることも少なくなりました。でも、自転車人口の増加に伴って、法律も厳しくなっています。自転車を活用するためにも、正しい知識を押さえておきましょう。

≪子供乗せ≫ もう一度確認しましょう

自転車は、本当は運転者以外の人を乗せることはできません。ただし、例外として子どもを乗せることは一定の条件を満たせば認められています。

≪子供乗せ≫の正しい方法

≪子供乗せ≫ もう一度確認しましょう

◆普通の自転車の場合 16歳以上の運転者は、チャイルドシートを設置した自転車に子ども(6歳未満)を1人だけ乗せることができます。さらにおんぶひも等で背負って運転することも可能です。 ◆3人乗り自転車(幼児2人同乗用自転車) 16歳以上の運転者は、子ども2人分のチャイルドシートが設置されている3人乗り自転車に6歳未満の子どもを2人を乗せることができます。子ども2人を乗せた場合は、もう一人背負って運転することはできません。 (参考文献:道路交通法第57条、東京都道路交通規則第10条) つまり、自転車を運転する際、子ども2人までなら乗せられても3人は乗せることはできないということです。たまに街中で、ハンドル箇所の子供用座席に一人、後ろの座席に一人、おんぶして一人、子どもを合計で3人乗せているパワフルママさんがいらっしゃいますが、残念ながら法律違反となってしまいます。

≪スマホホルダー≫ 設置は可能

今や現代人にとって、スマホは必須アイテム。自転車に乗っていても、必要になることがあるでしょう。そんな時、スマホホルダーがあると便利ですが、自転車に取り付けて法律違反にならないでしょうか。

≪スマホホルダー≫こうして使えば大丈夫

スマホホルダーを取り付けること自体は、法律違反にはなりません。ただし、自転車の片手運転は法律違反となり、加えて携帯電話使用禁止も定められているので、当然、運転中のスマホ操作は法律違反となります。スマホホルダーに設置したからいつでも操作できるわけではないのでご注意ください。 また、ご注意頂きたいのが、スマホホルダーに取り付けたスマホが、段差に乗り上げた時などに、飛んで行ってしまう事があります。大事なスマホが破損してしまうこともあるので、いずれにしても気を付けて乗りましょう。

≪傘スタンド≫ 超便利な必須アイテム

大阪から発祥した“傘スタンド”。雨の日や日差しが強い日にはとっても便利だけど、これは法律違反にはならないのでしょうか。

≪傘スタンド≫設置の法律とは?

傘スタンドは法律違反と見なされがちですが、実は、設置条件によっては“傘スタンド”は法律の許容範囲となります。その設置条件とは、傘スタンドに傘を固定した状態で「幅0.3メートル、高さ2メートル以内」であれば、傘スタンドに傘を取り付けても運転が可能となります。 ただし、取り締まる側としては、大手を振って良いと言っているわけではありませんので、なるべくなら使用せずに、カッパを着用したり、帽子を被るなどの対策をして運転しましょう。

≪ハンドル幅≫ の規制

ハンドル幅にはもちろん規制があります。ハンドルの幅が2メートルもあったら、交通の邪魔になりますし、通行人にけがをさせる恐れもあります。では、どの位の幅までならいいでしょうか。

自転車幅の法律規制

自転車は、長さ:190cm以内  幅:60cm以内と、法律で規制されています。(内閣府令 道路交通法施行規則第9条2)では60cmとはどの位なのでしょうか。だいたい女性が手を広げて、左右の肘から肘までの長さです。意外に広いと感じられますが、自転車に乗って足をペダルに乗せると、だいたいがこの位になります。でも、狭い道を無理矢理に通ろうとすると、この幅でも危険が伴いますので、ご注意ください。

≪耳あて≫ 寒い季節の自転車運転必須アイテム

北風の中、自転車で風を切って運転していると耳が凍えて痛くなりますよね。そんな時、「耳あて」があるととっても便利。これは自転車運転時の着用は違反になるのでしょうか。

≪耳あて≫は法律の範囲内

耳あて(イヤーウォーマー)は一時、違反とみなされていた時期がありましたが、周囲の音が聞き取れるので、違反とはなりません。万が一、耳あて(イヤーウォーマー)がヘッドフォンに間違えられて、警察官に呼び止められたとしても、その場で自転車を止めて、周囲の音が聞き取れると判断されれば、無罪放免、とがめられることはありません。 また、たまに補聴器もイヤホンなどに間違えられることがあります。しかし、警察官の誤解をとけば良いだけのことです。むやみやたらと逃げない事をおすすめします。

≪リヤカー≫ つけて走りたい

リヤカーは「キャリートラック」や「アウトドアカート」と呼ばれるものもあり、どれも車輪付箱型の形状をしています。屋台や荷物運搬用、ガーデニング用などがありますが、自転車に装着できるのはどのリヤカーなのでしょうか。

リヤカーの定義

そもそもリヤカーとは、どんなものなのでしょうか。日本の法律では「オートバイや自転車、人によって牽引して使われる荷車」とされています。最近では、配送業者が自転車で荷物を運んでいるのをよく目にしますが、荷物が入っている車輪付きのあの箱もリヤカーです。リヤカーも自転車同様「軽車両」に該当します。では、リヤカーの規定はどんなものなのでしょうか。

リヤカー付自転車とは

自転車にリヤカーを取り付けると、「自転車」に分類され、「普通自転車」とは区別されます。そのため、「自転車通行可」の歩道や「自転車通行帯」は通行できなくなります。これは、自転車に乗ってリヤカーをけん引する際も、自転車から降りて歩いてでけん引する際も適用されます。車道左端、路側帯などが通行できる場所となるので、ご注意ください。 では、自転車でリヤカーをけん引する際の規制はどの様なものがあるでしょうか。実は、道路交通法では、はっきりとは規定されておらず、各都道府県の条例にて規制されていて、交通量が多い都道府県ほど、規制が厳しいものとなっています。 東京都の条例を例にとってみましょう。

東京都条例

東京都条例では「交通のひんぱんな道路においては、二輪の自転車でリヤカー1台をけん引する場合を除いて、他 の車両をけん引してはなりません。※引用文献:平成25年6月 東京都自転車安全利用指針」とされています。またリヤカー本体についてや積載物についても細かく規定されていますので、よく確認してから利用しましょう。(参考文献:東京都公安委員会規則 都規則第10条 (2)(3)(4) )

リヤカーに人は乗せられるか(東京都編)

リヤカーに人を乗せることはできません。法律違反となります。東京都では「自転車タクシー」は認められていませんし、リヤカーは荷物を載せて運ぶツールですから、法律違反になります。たまに外国の方で、自転車にキッズトレーラー(子供乗せ自転車用トレーラー)をけん引している方がいらっしゃいますが、公道では認められておりません。 ただ、アメリカでは二人乗りよりもキッズトレーラーの安全が保証されていますのでので、日本でも認められれば、より安全に子供との自転車ライフを楽しめるようになるでしょう。

【自転車の法改正】変わった内容はこんなところ

平成27年(2015年)、東日本大震災以降、自転車人口が多くなり、自転車と歩行者の事故も増加傾向にあることから、「自転車に関する法律」が改正されました。 では、どの様な改正があったか、ザックリと説明しましょう。

自転車は「くるま」

法律の改正以前から、自転車は「車」として位置づけられていましたが、多くの歩道で「自転車も歩行者も通行可」とされてきたため、社会通念上「自転車は歩行者と同様である」と誤解されてきた経緯があります。「車道通行」や「左側通行」、歩道では「徐行運転」など、法律的には改正前にも規制されていたことを知る人は、僅かだったでしょう。それを改めて「自転車は車」と位置づけ、法改正がされました。 その中でも、知っておいた方が安全に運転できる法改正をここでご紹介いたします。

自転車運転の法律の改正

自転車運転人口が多くなり、残念ながら歩行者が亡くなられる重大な事故が何件も発生するようになりました。それを受けて人の命を守るために、法律自体も厳しく改正されました。その内容について、簡単に説明しましょう。 自転車の運転中に危険行為とされる違反が3年間で2回以上あった場合、公安委員会から講習の受講命令が通知される様になりました。これは、「14歳以上」が義務対象です。この命令通知を受けてから3ヶ月内に受講しない場合、5万円以下の罰金が科せられます。罰金刑を受けると前科が付きます。 この様に、自転車を運転する際のルールとして明確化された事が、2015年6月1日の道路交通法改正でのポイントとなりました。では、違反対象となる危険行為とはどの様な行為なのでしょうか。

危険行為14項目

危険行為とされたこの14項目は、自転車を運転するにあたり、最低限必要なルールです。以下の14項目を確認して、安全健全な自転車ライフをおくりましょう。

道路交通法上で改正され危険行為とされる14項目
1.信号を無視すること
2.車等の通行を道路標識等で禁止している場所を走行すること
3.歩道を徐行運転しないこと
4.自転車専用レーンの枠をはみ出して走行すること
5.歩道が無い道路で並進するなど、歩行者の通行を妨げること
6.踏切が遮断もしくは警報機が鳴っている間に踏切内へ立ち入ること
7.交差点を安全に進行しないこと
8.交差点内での優先車両の妨害をすること
9.環状交差点内で安全に進行しないこと
10.一時停止指定場所で、停止しないこと
11.歩道を通行する際の走行方法を守らないこと 
12.ブレーキが無いなど整備不良のまま走行すること
13.アルコールを飲んで運転すること
14.安全運転をしないこと

これを守って安全運転

何度も言いますが、「自転車は車」です。車と言うからには、車両に適用される道路交通標識等は守らなくてはなりません。一時停止標識等の場所では、一時停止するのは当然のこと、信号を守り、止むを得ず自転車通行帯の無い歩道を走行する際は徐行運転をし、歩行者に危険が及びそうな場合は自転車を降りて押しながら通行することが原則です。 ブレーキの損壊など車両の整備不良は運転者にも周囲にも危険が伴うので禁止されており、飲酒運転も、無灯火運転も禁止です。周囲の音がよく聞こえる状態で、スマホや携帯電話の操作などして不注意になりがちな行為はせず、安全運転を心がけましょう。

自転車ライフを楽しむために

いかがでしたでしょうか。自転車の法律はこの他にもまだまだあります。ご存知だった方もご存知でなかった方も、快適な「自転車ライフ」を送るために、法律を一読して見ましょう。警視庁のホームページ等に自転車に関する法律を抜粋したものが幾つかあります。ぜひ、確認してみてください。

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