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御仏前の書き方と薄墨・連名での書き方|裏側/中袋/金額

初回公開日:2018年03月01日

更新日:2020年05月18日

記載されている内容は2018年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

書き方・例文

御仏前の書き方について紹介しました。不祝儀袋は薄墨で書くイメージが強いですが、ボールペンで書いても良い場合があります。また御仏前を連名で出す場合の書き方は、名前を書く順番が決まっています。御仏前の書き方のマナーを知っていざというときに困らないようにしましょう。

御仏前の書き方とは?

御仏前とは仏式の法要で、不祝儀袋やお供物ののし紙に使います。ほとんどの宗派では「御仏前」ののし袋やのし紙は、四十九日が過ぎた後の法要で使うことを主としています。通夜や告別式など、四十九日の前にお渡しする不祝儀袋やお供物に使うのし袋やのし紙は「御霊前」を選びましょう。 四十九日前でも「御霊前」を使わない宗派もあります。浄土真宗と曹洞宗と日蓮正宗などです。浄土真宗の場合は、人間は死後すぐに仏になると考えられているため、「霊」にお供えする「御霊前」は使わず通夜や告別式でも「御仏前」をお供えとして渡しましょう。御仏前の書き方について紹介します。

裏側の書き方は?

御仏前ののし袋には外袋と中袋とで2重になっているタイプのものと、中袋がない封筒タイプの簡易的なのし袋の2種類あります。封筒タイプの簡易的なものを使用しても問題ありません。中に入れる金額があまり高額でない場合は、外袋が立派なのし袋より封筒タイプを選びます。 中袋がある2重になっているタイプの御仏前のし袋の書き方は、表面の水引の下に自分の名前を書きます。名前はフルネームで書くのが一般的です。そして中袋の裏側に住所や名前や中に入れた金額を記入します。その他の書き方として金額のみを表面に書き、住所や名前を裏面に書く書き方でも問題ありません。

中袋がない場合の書き方は?

御仏前ののし袋に中袋がない、封筒型の簡易的なのし袋も増えています。簡易的な御仏前ののし袋の書き方は、名前は表面の水引の下に記入します。表面は筆文字で書くのがマナーです。そして住所や金額は裏面に記入します。 裏面の書き方は表面に書くときと違って、毛筆や筆ペンでなくても大丈夫です。住所が長い場合など筆文字だと書きにくい場合は、ボールペンで書いた方が文字がにじんだり潰れたりしないためおすすめです。またボールペンで書く場合のインクの色は黒で書くのがマナーです。

金額の書き方は?

御仏前ののし袋への金額の書き方にはマナーがあります。入れる金額を書く場合に、金額の頭に「金」を付けて書きます。また縦書きの場合の金額の書き方は漢数字で書きます。漢数字は旧字体と呼ばれる難しい漢字で書きます。一万円の場合は「壱万円」、二万円の場合は「弐万円」などの書き方をするのがマナーです。

横書きでの書き方は?

御仏前の中袋や、封筒タイプの御仏前の裏面に住所や金額を書くときは、横書きで書いても問題ありません。横書きの場合の書き方は、御仏前の中袋や封筒タイプの御仏前の裏面のどちらに書く場合でも、右下に書くようにしましょう。金額を書く場合の数字の書き方は漢字ではなくアラビア数字で書いても問題ありません。 アラビア数字で書く場合の書き方は、金額の頭に「金」をつけて、金額の桁数がすぐにわかるようにコンマを書くようにしましょう。一万円なら「金10,000円」、二万円なら「金20,000円」と書きます。

連名での御仏前の書き方は?

会社や友人同士など御仏前を連名で出す場合があります。その場合の名前や住所の書き方にも決まりがあります。連名で名前を書く場合の書き方の順番を間違えると、目上の人に対して失礼に当たる場合があるため注意が必要です。

名前の書き方に決まりはある?

御仏前を連名で出す場合の書き方の決まりは、目上の人が一番右側にくるように書くことがポイントです。年齢順や役職順に書きましょう。このマナーは他の不祝儀袋の場合でも同じ書き方をします。 また代表者が1名決まっている場合は、その名前を中央に大きめに書きます。代表者の名前の左側にその他の人の名前を目上の人から順番に書く書き方が一般的です。筆文字はボールペンなどに比べるとインクが乾くまでに時間がかかるため、連名で書いている途中に文字を手でこすってインクがにじまないように注意が必要です。

人数が多いときの書き方はどうするの?

複数名で共同で香典を出す場合の書き方のルールとして、御仏前だけでなく他の不祝儀袋や祝儀袋に共通している書き方があります。目安として3名までは連名でそれぞれ名前を書きますが、4名以上の場合は省略する書き方が一般的です。 御仏前ののし袋の真ん中に代表者一名の名前を書き、その左側に「社員一同」や「外一同」などの書き方をします。お金を出した全員の名前を、御仏前を渡す相手に伝えたい場合は、住所と名前を記したメモを御仏前ののし袋の中に入れておくようにしましょう。

夫婦の場合の書き方は?

御仏前を夫婦で出す場合の書き方は、基本的にはご主人の名前だけを書きます。夫婦共通の友人や知人などの親しい間柄の場合は連名で書いても問題ありませんが、夫婦で連名で書くことをマナー違反とする年代や地域もありますので、お住まいの地域のルールを確認しましょう。 夫婦連名で書く場合の書き方は、中央にご主人の名前をフルネームで書きます。その左側に妻の名前を少し小さく書きましょう。1つの世帯に1つの香典がマナーです。喪主が香典返しをする際に御仏前の数だけお返しの品を用意する必要があるため、夫婦別々に御仏前を用意して2通渡すことがないようにしてください。

御仏前の薄墨での書き方は?

不祝儀袋の文字は薄墨というイメージが強いですが、それは通夜と告別式のときだけです。それ以外の四十九日が過ぎた後の法要の場合は、薄墨ではなく通常の濃さの筆文字で書くのがマナーです。 通夜や告別式の場合の不祝儀袋に薄墨で書くのは、「薄墨は悲しみの涙で文字がにじんだ」または「墨を十分に磨る心の余裕がなかった」ことを表しています。四十九日が過ぎた後の法要は、基本的にはあらかじめ日程が決まっているため、墨を十分に磨って御仏前を用意して参加することができるからです。

中袋の書き方は?

通夜や告別式で使う場合の御仏前の筆文字での書き方は、薄墨で書くのがマナーです。中袋に書く住所や金額は画数や文字数が多い場合は、ボールペンで書く書き方でも間違いではありません。住所や金額は香典返しをする際に必要な情報なので筆文字で書いて文字が潰れてしまうよりは、ボールペンで読みやすい文字で書きましょう。ボールペンのインクの色は黒を選びます。 四十九日が過ぎた後の御仏前の書き方は薄墨ではなく、通常の黒い筆文字で書きます。この場合も中袋に書く住所や金額はボールペンでも問題ありません。黒いインクのボールペンで記入します。

御仏前のお金の入れ方は?

御仏前ののし袋へのお金の入れ方にはルールがあります。用意するお札は新札以外にしましょう。新札は「不幸が起こることをあらかじめ予測してお金を用意していた」という意味に捉えられ、縁起が悪く思われてしまうため御仏前には向きません。 どうしても新札しか手元にない場合は、お札に折り目を入れます。お札の折り目の入れ方は端をそろえて四つ折りにするのが基本ですが、真ん中を折る二つ折りでも問題がありません。 四十九日が過ぎた後の法要は事前に日程が決まっているため、お札の用意をする時間がありますが、この場合でも新札は使いません。新札を用意するのは、結婚式などのお祝いのときだけにしましょう。

お札を入れる向きに決まりはある?

御仏前ののし袋にお札を入れる向きにも決まりがあります。お札には裏表があり、表面は人物が載っている方です。お札の人物画をのし袋の下になるように入れます。悲しい顔を隠すという意味があります。また、御仏前ののし袋の表側に、お札の表面が来るように入れましょう。複数枚のお札を入れる場合は、お札の向きがばらばらにならないようそろえて入れるのがマナーです。

御仏前ののしの書き方は?

御仏前にはのしは使いません。のしとはお祝いののし紙に描かれている長六角形の絵のことです。元々はアワビを縁起物として包んで贈る風習があったころに熨斗アワビと呼ばれていたものが、現在のイラスト化されたのしに変化しました。 御仏前でお供えの品をお渡しする場合は、のしが描かれていないのし紙を使用します。水引は黒と白で、結び切りと呼ばれる結び方をしたものを選んでください。繰り返したくないことには「結び切り」、何度起きても良いお祝いに対しては「蝶結び」の水引を選びます。 御仏前のお供えの品に掛けるのし紙は「外のし」で掛けるのが一般的です。「外のし」とは、品物を包んでいる包装紙の上からのしを掛けることです。誰からのお供えの品なのか、一目見てわかるように「外のし」を選びましょう。

御仏前のお供えの品に書く名前の書き方は?

御仏前のお供えの品に書く名前の書き方は、御仏前ののし袋に書くときと同じマナーです。個人で贈るお供えの品の場合は、水引の下にフルネームで名前を書きます。連名で御仏前のお供えの品を贈る場合は、目上の人が一番左に来るように書きます。

御仏前以外の香典の使い分けは?

不祝儀袋は御仏前だけでなく、いくつか種類があります。同じ仏式でも宗派によって使わない書き方の形式もありますし、神式の場合やキリスト教の場合は御仏前を使うことはありません。亡くなったあとに仏になると言われている仏教のみ御仏前を使います。間違った形式の不祝儀袋を使うと失礼にあたるため、注意が必要です。

御霊前

天一堂 祝儀袋 T.I.D 新札型御霊前たとう黒白 3枚パック AM-674-3P
天一堂 祝儀袋 T.I.D 新札型御霊前たとう黒白 3枚パック AM-674-3P

「御霊前」を使うのは四十九日までの間です。四十九日を過ぎると霊から仏へと変わるため、四十九日を過ぎると「御仏前」を使います。四十九日の法要が喪主や遺族の都合で亡くなってから四十九日を過ぎていない日に行われる場合は「御霊前」ではなく、「御仏前」を使います。 また「御霊前」は仏式だけでなく、神式やキリスト教の場合でも使うことができます。神式やキリスト教で「御霊前」を使うときは、のし袋に蓮の花が描かれていないものを選びます。水引は黒と白の結び切りが一般的です。

御香典

スズキ紙工 不祝儀袋 金封 大阪折御香典 10枚セット ス-1130
スズキ紙工 不祝儀袋 金封 大阪折御香典 10枚セット ス-1130

「御香典」はお線香をお供えするという意味が込められている不祝儀用ののし袋です。四十九日より前に使います。通夜や告別式の急な不幸の場合に宗派が分からず、「御仏前」と「御霊前」のどちらを用意すればいいか分からない場合には「御香典」を使うのが無難です。

100円ショップでも購入できますがこっちのほうが安価で紙質も満足いく品でした。仏式の場合葬儀(四十九日まで)は御香典、御霊前(浄土真宗は御仏前でもOK)となります。

仏式以外ののしは?

「御霊前」は仏式以外の神式やキリスト教の場合でも使うことができますが、「御仏前」を使うのは仏式だけです。神式やキリスト教の場合に使うのしの書き方について紹介します。

御玉串料

マルアイ 仏金封 玉串料 キ-8237
マルアイ 仏金封 玉串料 キ-8237

神式の場合に使うのは「御玉串料(おんたまぐしりょう)」です。「御玉串料」は葬儀やその後の法要でも使うことができるのしの書き方です。その他「御榊料(おんさかきりょう)」なども使うことができます。使い分けのポイントは、金額が高額の場合は「御榊料」を使うのが一般的です。

玉串料の封は神道の親族の法事にいつも探すのが大変でしたがよく考えたらネットで探せばよかったのです。 とても助かりました。作りもきちんとしてます。

御花料

不祝儀袋 白花 金封のし袋 お悔やみ 御花料 御ミサ料 御霊前 お布施 仏事 葬儀 通夜 葬式 告別式 ブラックフォーマル 法事 法要 霊祭 キリスト教 カトリック プロテスタント
不祝儀袋 白花 金封のし袋 お悔やみ 御花料 御ミサ料 御霊前 お布施 仏事 葬儀 通夜 葬式 告別式 ブラックフォーマル 法事 法要 霊祭 キリスト教 カトリック プロテスタント

キリスト教の場合に使うのは「御花料」です。キリスト教の場合はのし袋に十字架が描かれているのが基本です。キリスト教ののし袋は仏式のものよりも華やかに見えるものが多いですが、お花や十字架が描かれているものが一般的なので使用して問題ありません。

御仏前のお返しののしの書き方は?

御仏前をもらった場合の香典返しに使うのし紙の書き方は、「志」を使うのが一般的です。「志」は宗教を問わず神式やキリスト教の場合の香典返しにも使うことができます。水引は蝶結びと結び切りの二種類がありますが、この場合は仏事用の結び切りを使います。 またのし紙にはお祝い事用の長六角形の「のし」が付いていないものを選びます。仏式の場合は蓮の花が描かれたのし紙を使うことができます。無地でも問題ありません。 「志」に贈る品として選ぶのは、消え物と呼ばれる食べ物が一般的です。お祝いのお返しとは違い、後に残らないものを選ぶ風習があります。年配の方には海苔やお茶、若い方にはお菓子などを選ぶと良いでしょう。

地域限定の香典返しは?

「満中陰志」というのし紙を使う場合があります。主に西日本の地域で使われているもので、四十九日の法要のあとの香典返しと同じ意味です。そのため四十九日以降の法要である一周忌や三回忌などの香典返しに「満中陰志」を使うことはありません。 「満中陰志」のときののし紙への名前の書き方は、水引きの下に苗字のみ書きます。こちらは薄墨ではなく通常の黒い墨で書きます。お返しの品も「志」と同じく、後に残らない消え物である食べ物などを選ぶのが一般的です。

偲び草はどういうときに使うの?

香典返しののしで「偲び草」があります。「偲び草」は神式の場合にのみ使います。仏式の場合は使わないため注意が必要です。水引は仏式の場合と同じで結び切りを使います。「偲び草」に選ぶ品はタオルやハンカチなど後に残るものを選んでも問題ありません。仏式の場合と同じように消え物のお茶や海苔なども好適です。

御仏前の書き方をマスターしよう

御仏前ののしやのし袋の書き方について紹介しました。通夜や告別式などの突然の不幸の場合に「御仏前」を使う宗派は限られています。亡くなられた方の宗派がわからない場合は、「御香典」や「御供」ののしを使いましょう。 自分の名前はフルネームで書くのが基本です。例え親しい間柄であっても文字は簡略せずに、楷書体で丁寧に書きます。亡くなられた方のご冥福を祈りながら書きましょう。

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