IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

コガネムシの幼虫の駆除の方法・見分け方・天敵・対策方法

社会人常識

近年では家庭菜園をする方が増えています。その時に苦労するのがコガネムシの幼虫のような害虫対策です。コガネムシの幼虫は身近な害虫だけに、その対処の仕方を知っていると便利です。ですのでコガネムシの幼虫の対処について紹介いたします。

更新日時:

コガネムシの幼虫の駆除の方法

コガネムシの幼虫の駆除の方法

コガネムシの幼虫の駆除の方法としては、薬剤を使用することによる駆除や天敵を用いた駆除、そして人力による物理的防除による駆除の方法があります。その内で、もっとも手間が掛からず効果が大きいのは薬剤を使用する方法です。このような薬剤を使用した駆除の方法の内、有効なのがオルトランを用いることです。これについて次から紹介します。

オルトラン

オルトランは、コガネムシの幼虫だけでなくアブラムシやヨトウムシにも幅広く効果を表す優れた殺虫剤です。有効成分は有機リン系殺虫剤であるアセフォートが使用されています。優れた点としては、効果期間の長さが上げられます。また施設内のような密閉された場所や、水を簡単に用意することができない場所でも手軽に使用することができます。 これらの優れた殺虫効果や手軽に使用できることから、コガネムシの幼虫のみならず他の害虫の初期発生を防いでくれる効果があります。そして使用方法ですが、植物の葉に散布する葉面散布だけでなく根元付近の土に撒く土壌処理の方法があります。使用するオルトランは、植物の成長に合わせて粒剤のものと水和剤のものを使い分けていく必要があります。 そしてオルトランは浸透移行性という特徴を持っています。これについて次から紹介します。

浸透移行性

オルトランは土壌に撒くだけでなく葉に散布することでも、コガネムシの幼虫や他の害虫に対して優れた効果と長い持続期間を持っています。これは浸透移行性を持つ殺虫剤だからです。浸透移行性とは散布された植物の表面に留まることで効果を発揮するのではなく、散布された葉や土壌からオルトランを植物が吸収し、植物内に移行することで留まる性質のことです。 これにより植物自体が殺虫成分を持ち、根を食害するコガネムシの幼虫だけでなく葉や茎を食害するコガネムシの成虫や他の害虫を駆除することができます。こうした植物の中に殺虫成分が残る性質がありますが、ラットなどの動物実験やヒト志願者による単回投与試験により安全基準は確立されています。ですので容量用法を守れば問題はありません。 オルトランのような浸透移行性の薬剤の効果期間については、次で紹介します。

効果期間

浸透移行性をもったオルトランの効果期間は、容量用法を守った場合では2週間から3週間の間です。その期間は、害虫駆除だけでなく予防も行えます。植物の樹液を吸う害虫だけでなく、根を食害するコガネムシの幼虫や葉や茎を食害する他の害虫にも効果を発揮します。 浸透移行性を持ったオルトランのような薬剤では、長い期間の効果が見込めるので手間が省けます。ですが効果期間は決まっていますので、容量用法に従って適時使っていく必要があります。

コガネムシの幼虫の見分け方

ここまででコガネムシの幼虫の駆除に有効なオルトランについて紹介してきました。ですがオルトランのような殺虫剤は、人間や周辺環境に悪影響をできるだけ与えないよう、特定の害虫のみに効果が出るように効果が高くなり過ぎないようにしてあります。そのため害虫によっては、オルトランでは効果が出ない場合があります。 それ以外にも害虫以外の虫を殺してしまうこともあり注意が必要です。そうしたことを避けるためにも、害虫を見分ける必要が出てきます。ですので次に、コガネムシの幼虫の見分け方について紹介いたします。

コガネムシの幼虫

まずコガネムシの幼虫について、個別に紹介いたします。コガネムシの幼虫は、コガネムシ科の昆虫の幼虫です。ですので複数の種類のコガネムシの幼虫が含まれます。幼虫は植物の根を食べるものが多いため「根切り虫」あるいは「地虫」とも呼ばれます。コガネムシの成虫は葉や茎を食べるため、幼虫も成虫も害虫として扱われます。 卵から成虫になる期間は1年から2年かかるものが多いです。また冬は幼虫として土の中で越冬します。そのため放置すると一年中、植物に対して食害を及ぼします。見た目は、芋虫状の形をしています。毛虫とは違い硬い体毛はなく、柔らかな体をしています。大きさは種類によって異なりますが、数ミリから1センチを幾らか超えるほどの大きさです。

コガネムシの幼虫に似た虫

コガネムシの幼虫に似て間違えやすい虫は数種類あります。クワガタやカブトムシ、あるいはカナブンなどです。この内クワガタやカブトムシの幼虫は腐敗した材木や葉を食料にするので野菜などに害は与えません。またフンが肥料の役割を果たすこともあるため益虫とされることがあります。 カナブンの幼虫については、クワガタやカブトムシと同じように腐敗した材木や葉を食べるため野菜に食害を与えることはありません。フンが肥料の役割を果たすこともあり益虫とされることもあります。成虫は樹液を食料としますが、木を傷つけたりすることはないので害はありません。 このようにコガネムシの幼虫に似ていても害はなく、場合によっては益虫とされる虫がいます。それらを一緒に駆除するのは不要ですので、見極めることができると便利です。ですので次から、個別の幼虫の違いについて紹介いたします。

カブトムシの幼虫とコガネムシの幼虫の違い

カブトムシの幼虫は大きくなれば、種類によって幅はありますが数センチから10センチの大きさになるので見分けがつきます。ですが成長する前は小さいためコガネムシの幼虫と見分け辛い場合があります。この時の見分ける箇所は頭部の色です。コガネムシの幼虫の頭部は黄色であるのに対しカブトムシの幼虫の頭部は黒茶ですので、その色の違いで見分けます。

クワガタの幼虫とコガネムシの幼虫の違い

クワガタの幼虫もカブトムシの幼虫と同じように、大きくなれば数センチから10センチを超える大きさになるので見分けがつきます。小さい頃は見分け辛いのですが、クワガタの場合は頭部の色は似ているので判別の頼りにはし辛いです。ですので見分ける際は肛門の形で見分ける必要があります。 コガネムシの幼虫は横に割れる形であるのに対し、クワガタの幼虫は縦に割れる形をしています。それにより判別することができます。

カナブンの幼虫とコガネムシの幼虫の違い

カナブンの幼虫は、大きさはコガネムシの幼虫とあまり変わりませんし頭部の色も同じ黄色系をしています。また肛門の形も同じ横に割れる形をしていますので判別し辛いです。ですので判別する際は、体毛の濃さや動き方を見ます。 カナブンの幼虫はコガネムシの幼虫とは違い濃い体毛をしています。そして地面に置くと背中を下にして歩く特徴があります。コガネムシの幼虫は背中を上にして動きますので、この点を判別の際には見て判断します。

コガネムシの幼虫の天敵

ここまででコガネムシの幼虫の駆除として薬剤について紹介してきました。ですが害虫の駆除の方法には、薬剤を用いる以外に天敵を用いる方法もあります。ですのでコガネムシの幼虫の天敵のことを知っていると駆除の役に立つこともあります。次からは、そうしたコガネムシの幼虫の天敵について紹介いたします。

ムシヒキアブ

ムシヒキアブは、そうし目ムシヒキアブ科の昆虫の総称です。種類によっては5センチ前後の大きさになるものもいますが、人を刺したりすることはありません。ムシヒキアブの幼虫も成虫も、コガネムシの幼虫を食べます。それによりコガネムシの幼虫を駆除してくれます。

スタイナーネマ・グライセライ

スタイナーネマ・グライセライは、特定の昆虫の幼虫に寄生して殺す昆虫病原性線虫のことです。この線虫は特定の昆虫の幼虫には殺傷性を持ちますが、人間や他の動物には安全です。土壌汚染や植物への悪影響もないため、環境にも安全です。

コガネムシの幼虫の対策方法

コガネムシの幼虫の対策方法

ここまででコガネムシの幼虫への対策方法として、殺虫剤や天敵について紹介してきました。ですがそれ以外にも、コガネムシの幼虫の対策方法はあります。これまで紹介してきた物も含めて、次から紹介いたします。

殺虫剤を用いた対策

もっとも手軽な方法です。人間や他の動物にも安全ですし、環境をむやみに汚染することもありません。ただしあくまでも用法容量を守って使った場合のことです。害虫によっては効果のあるものとないものがあるので、駆除する害虫が何であるのかを確認し用法容量を正しく守って使用する必要があります。

天敵を用いた対策

コガネムシの幼虫の天敵となる、ムシヒキアブや昆虫病原性線虫であるスタイナーネマ・グラセライなどを用いた対策です。これらの天敵はコガネムシの幼虫には害を与えますが、人間や他の動物にも環境にも悪影響を与えないので安全です。ですが生き物ですので温度などの周辺環境によっては死滅したりすることで効果を発揮しないことがあります。 また殺虫剤とは違い、簡単に用意できるものでもありません。ですがスタイナーネマ・グラセライを使用した殺虫剤もありますので、コガネムシの幼虫の対策方法として実行できるもののひとつです。

人力による対策

人力による対策は幾つかあります。それぞれについて、個別に紹介いたします。

手作業でのコガネムシの成虫駆除による対策

コガネムシの幼虫が産みつけられないように、成虫を駆除する対策です。コガネムシの成虫は木や雑草の中に隠れていますので、それを見つけ出して手作業で駆除します。潜む場所となる雑草を刈り取ったり、余分な木の枝を切り落とすなどの作業も必要となります。植えつけた植物の周辺を覆うことで卵の産み付けを防ぐ方法もあります。 これらは労力は掛かりますが、殺虫剤を使わずコガネムシの幼虫の対策になります。労力が少なくすむ方法に、コガネムシの成虫が好む匂いを用いた罠を使い駆除する方法があります。ただしこれはコガネムシの種類によって効くものと効かないものがあり、効果期間も長くてひと月ほどです。そして費用も掛かる方法になります。

手作業でのコガネムシの幼虫駆除による対策

コガネムシの幼虫を手作業で一匹ずつ駆除していく方法です。幼虫は土の中にいますので、土を掘り返したあとに探し出して駆除する必要があります。土を掘り起こし見つけ出す労力が非常に掛かりますので手軽な方法ではありませんが、殺虫剤などを使用したくない場合などに用いる対策になります。

水を使用した対策

これは鉢植えのように、植物を植えている土を丸ごと水に着けることができる場合に用いることの可能な方法です。水に着けていることで土の中にいるコガネムシは死滅、もしくは水面に浮きあがって来るのでそれを駆除します。これは植物によっては根腐れの原因になる場合もありますので注意が必要な方法です。

コガネムシの幼虫の苦手な農薬とは

コガネムシの幼虫の苦手な農薬とは

コガネムシの幼虫対策は人力の方法もありますが、やはり農薬を使用する方法が簡単で楽です。ですが農薬は害虫の種類によって効くものと効かないものがあるので注意が必要です。ですので次から、ここまでで紹介したものも含めて紹介いたします。

オルトラン

コガネムシの幼虫だけでなく、幅広い害虫に対して効果のある農薬です。効果期間が長く、駆除の手間を大きく省けます。粒剤と水和剤があり、植えつけた植物の成長に合わせて使い分ける必要が出てきます。

スミチオン

スミチオンは人間や他の動物には影響が少なく、害虫には高い効果のある殺虫剤です。ただし魚に対しては、通常の使用方法であれば影響は少ないですが魚毒性があります。そのため魚のいる水場に流れ込まないよう注意する必要があります。ですが注意さえすれば、世界各地で使われているほど有効性の高い農薬です。 オルトランとは違い、散布した植物の表面に留まることで効果を発揮します。散布された植物の代謝や、光や空気による分解などにより少しずつ減っていきます。土壌に撒かれた成分も土の中の微生物の活動により分解されます。こうしたスミチオンの分解速度は速いため、環境への悪影響も少ない優れた農薬です。

バイオトピア

バイオトピアは、昆虫病原性の線虫であるスタイナーネマ・グラセライを使用した農薬です。コガネムシの幼虫に寄生することで死滅させます。土の中でも高い移動力をみせ、自分から動いてコガネムシの幼虫に寄生します。化学農薬では駆除が難しいコガネムシの幼虫にも効果があります。 コガネムシの幼虫には高い駆除をみせますが、人間や他の動物には無害です。そして薬害のような環境への悪影響もありません。

家庭菜園での農薬

家庭菜園での農薬

ここまでで紹介してきましたように、コガネムシの幼虫に効く農薬は複数あります。それぞれ用法容量さえ守れば周囲への悪影響も避けることができます。農薬は害虫駆除の労力を大幅に減らしてくれる優れたものですので、それらのコストを考えて使用するのもひとつの方法です。 ですが家庭菜園のように小規模で農薬などを極力排除したやり方を選ぶ場合は、多少の労力を払ってでも農薬を使用しない、もしくは使用しても可能な限り少なく抑えるといったやり方をすることもひとつの方法です。

コガネムシの幼虫の飼育方法

コガネムシの幼虫の飼育方法

ここまででコガネムシの幼虫の駆除について紹介してきました。複数ありますが、どれを選ぶのかを決めるためにコガネムシの生態を良く知っておくのも一つの方法です。そのためにはコガネムシの幼虫を飼育するやり方もあります。ですので次に、コガネムシの幼虫の飼育方法について紹介いたします。

住みかと餌と注意点

コガネムシの幼虫を育てる場合に注意する必要があるのは住みかと餌です。住みかは腐葉土を敷き詰めたケースが必要です。あまり乾燥しすぎると死滅するので適度な湿気は必要です。そして直接日光が当たらないようにします。餌は人参のような根菜類を用います。 注意点としては餌を食べればフンをしますので、住みかとなる腐葉土が汚れてしまい死滅する場合があるので定期的に交換する必要があります。餌も状況によってカビが生えたりすることで環境が悪化し死滅することがあるので、そういう点でも定期的に腐葉土の交換が必要になります。

コガネムシの幼虫に対処しましょう

コガネムシは身近な害虫ですので、家庭菜園などをしていると駆除をする必要があります。そのための方法やコガネムシの幼虫を知っていれば、対処は楽になります。殺虫剤や天敵、そして人力での駆除などの方法を知りコガネムシの幼虫に対処していきましょう。

関連タグ

アクセスランキング