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「異常」と「異状」の意味の違い・例文・使い分け|警備

更新日:2018年02月23日

言葉の意味

「異常」と「異状」はどちらも読み方は同じですが、意味の違いを皆さんはご存知でしょうか。意味はなんとなく分かっていても、いざ文章の中で使う時に「どっちだろう?」と迷う人もいると思います。ここでは意味の違いや使い分けについて、例文などを用いて解説しています。

「異常」と「異状」はどう意味が違うの?

同じ読み方の熟語の「異常」と「異状」。口語として使う場合はその漢字の違いは問題になりませんが、メールや手紙の文章の中で使う時には注意が必要です。とっさにどちらを使うべきか悩んだ経験はありませんか?「異常」と「異状」の意味の違いについて正しく理解して、的確に使えるようになりましょう。

「異常」は「正常ではない」という意味

「異常」という言葉を分かりやすく言い換えると「常とは異なる」となります。「常」という漢字の意味は「普段、いつも」であるため、異常とは「普段とは異なって、正常ではない」という意味になります。正常の対義語になるため、否定の意味を強く出すことができます。 形容動詞、名詞のどちらとしてでも使うことができるため、異常な状態、異常な様子、など「状態」や「様子」という名詞を説明する役割を果たすことができるのは「異常」だけです。 また、明らかな違いが見られる状態ということを伝える場合に「異常」で表します。誰が見ても違うことや、数値などで表される結果によって違いが理解できるものなどで普段とは違うと伝える時は「異常がある」と書きます。

「異状」は「異常な様子」という名詞

「異状」という言葉を分かりやすく言い換えると「状が異なる」となります。「状」という漢字の意味は「外面の様子、姿やかたち」であるため、異状とは「様子が異なる、異常な様子」という意味になります。 「異状」は名詞としてしか使用できないため、異状な状態、異状な様子、という使い方は間違いになります。異状という言葉そのものが状態や様子についての説明をしている言葉であるため「異常な状態である」ということを短く言い換える場合は「異状である」と言うことができます。

「異常」と「異状」の使い分けを見てみましょう!

「異常」と「異状」の意味の違いが分かったところで、さっそく使い分けの例を見てみましょう。ここでは、ついどちらを使うのか迷ってしまうような3つのシチュエーションをあげて、使い分けを考えていきます。今まで、そうは思わずに勘違いをして使っていた使い方が見つかる可能性もあります。さっそく見ていきましょう。

警備を行う時

警備を行う時によく聞く「いじょうはありません」という言葉。問題がないことを伝える時に使う言葉ですが、文章にする場合「異常はありません」と「異状はありません」のどちらの書き方が正しいのでしょうか。 この場合、警備員が「その場所の様子や状態を目で見て、変わったことはないと感じた」という状況が背景にあるので、そのことを確かに伝える最も簡潔な文章は「異状はありません」となります。

「異常はありません」は間違い?

「異常はありません」という文章が間違いというわけではありません。なぜなら、異常という言葉は名詞としても使うことができるためです。ただし、文章としてはこれでは何が異常であるかは伝わらないので、状態についてであると明確に伝える場合は「異常な状態ではありません」が正しい文章になります。

「異状があります」とは書かない

異常な状態があるということは、誰が見ても明らかに普段の状態とは異なるということになります。 この場合、最も伝えなければならないことは「異なっている」という否定の意味ですので、様子や状態を伝えることに特化している名詞の「異状」を使うのではなく、明らかに普段の状態と異なる、ということをしっかりと伝えることができる言葉、正常の対義語である「異常」を使うことで正しい文章になります。

機械について伝える時

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初回公開日:2018年02月23日

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