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「申し訳ございません」の正しい使い方・類語・言い方|敬語

更新日:2020年11月19日

敬語

「申し訳ございません」という言葉をみなさんは使ったことがあるはずです。しかし、この「申し訳ございません」という言葉。実は注意しなくてはいけない言葉だってご存知ですか。さまざまな例文とともに「申し訳ございません」、そして謝罪についてまとめました。

謝るのは部下だけというわけではありません。上司も、非となることを行ってしまったのなら部下に対してであっても謝るのは当然です。 上記の、➀謝罪および謝罪の内容、➁なぜ問題となることがおこったのかという経緯、③今後の解決策や予防策はしっかりと伝え、かつ、丁寧さと誠実さのある謝罪をします。また、自分が目上であることを無意識に考えてしまい、上から目線にならないようにします。押し付けがましいのも禁止です。

部下への感謝もいれるとよい!

自分の仕事でのミスによって部下に迷惑を掛けてしまって謝らなくてはと思ったとき、謝罪の内容に、部下への感謝の言葉をいれるのも有効です。 {例} お疲れ様です。○○です。今回のプレゼンはお見事でした。とてもわかりやすくまとまっていて、取引先の会社もとても納得していただいたと感じています。しかし上司として、今回のプレゼンに途中からアドバイスできなかったことを謝らせてください。まだわからないことだらけだっただろうに、わたしは多忙につき、十分なサポートをすることができませんでした。心から、申し訳ないと思っています。ですが、そんな状況のなか、見事にやり遂げたあなたを尊敬します。今回はほんとうにありがとう!次のプロジェクトも、一緒にがんばろう!

上司が部下のかわりに「申し訳ございません」

社外の人間に対して、部下の失敗を上司が謝ることも稀ではありません。 会社というのは組織であり、外の人間から見れば○○社であり、それ以上でもそれ以下でもありません。なので、共同体組織の代表として謝るという概念です。「部下のかわり」に謝るのではないということを理解してください。 {例} お世話になっております。株式会社○○、マーケティング部の○○でございます。先ほど、電話にてご連絡を差し上げましたが、お留守のようでしたので、メールにて失礼いたします。先日は弊社の○○の不手際により多大なご迷惑をかけてしまったこと、まことに申し訳ございません。すべて、私どもの監督不行き届きであり、おわびの言葉もございません。担当の者には厳しく言い聞かせましたので、何卒ご容赦の程、お願い申し上げます。今後はこのような不手際のないよう、徹底してまいります。取り急ぎではございますが、あらためておわび申し上げます。

過去形での「申し訳ございません」の使い方

最後に、「申し訳ございません」の過去形についても見ていきます。「申し訳ございません」の過去形は「申し訳ございませんでした」となりますが、そもそも謝るという状態の過去形というものはよく考えるとすこしおかしい気がします。「いまは謝ってないの」という指摘が入ってしまいます。

過去形ってアリ?

現在使われている日本語というものは、本来の活用から外れているものもおおいです。ここでは「申し訳ない」のような形容詞に焦点をあてて説明します。 日本語の形容詞の活用について、まとめます。形容詞の活用は以下のとおりです。 {形容詞の常体} 現在肯定「~い」 過去肯定「~かった」 現在否定「~くない」 過去否定「~くなかった」 上記のとおり、形容詞の常体の活用はいまも昔もおおきくは変わっていません。しかし敬体については新しい活用があります。 {昔の形容詞の敬体} 現在否定「~く(連用形)ありません」 過去否定「~く(連用形)ありませんでした」 (※現在肯定と過去肯定は省略) 上記が昔からの活用です。

新しい活用

新しい形容詞の敬体の活用は以下です。 {新しい形容詞の敬体} 現在肯定「~い+です」 過去肯定「~かった+です」 現在否定「~くない+です」 過去否定「~くなかった+です」 新しい形容詞の敬体の活用は、常体の活用に「です」をつけたものです。「申し訳ございません」の過去形、「申し訳ございませんでした」原形になおすと、「申し訳なかったです」となります。つまり新しい形容詞の敬体活用における過去肯定に分類されます。 ということは、日本語としては間違っていないということになります。

二重の意味にならない?

「申し訳ございません」を「申し訳」(名詞)+「ございま」+「せん」と分解するとき、「ございま」の部分を見ると、「ございま」は「ある」の丁寧語ですから、丁寧の意味があります。 ここに「でした」をプラスすると、「でした」も丁寧な気がするから、丁寧が二重になっていると感じることができます。 ここで注目したいのが、「でした」のパーツです。丁寧な断定の助動詞「です」の連用形「でし」+過去・完了の助動詞「た」の終止形「た」で「でした」は成り立っています。 しかし「です」の丁寧は「ございま」の丁寧とは違います。なので有効な日本語です。

「申し訳ございません」だけで日本語の難しさを知る

「申し訳ございません」についてまとめましたが、たったこの一言にいろいろなものが詰まっているということがお分かりいただけたでしょうか。 普段何気なく使っているわたしたちの日本語ですが、「あれ、この表現あってるのかな」と感じることがあればすぐに調べてみることが大事です。正しいか正しくないかではなく、使われているか使われていないかを見るように意識してください。

初回公開日:2018年04月02日

記載されている内容は2018年04月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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