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更新日:2024年08月17日
「御行」、「貴行」という言葉をご存じですか?両方とも銀行の敬称に使う言葉ですが、使い方には規則があります。「御行」と「貴行」の使い分け、さらにその他の組織に対する敬称について言及し、ビジネスの世界で誤った敬称を使わないような知識をつけましょう。
目次
前述していますが、役所の場合「御所・貴所」を使います。同じように「所」を使うのは、「研究所」、「弁護士事務所」などがあります。 学校の場合は「御校・貴校」、病院などは「御院、貴院」です。国家公務員・地方公務員といった公務員以外の非営利組織(独立行政法人や国立大学法人)を「団体」と呼びますので、この場合は「御団・貴団」と称します。同じく音楽団体(交響楽団、吹奏楽団)も「御団・貴団」です。 スポーツセンターや文化センターなどの「○○センター」とつく場合は「御センター・貴センター」ともいいますが、ここまで厳密に使い分けることは少なく、「○○センター様」としても問題はありません。
いままでの内容をまとめると、組織に対しては「様」を使わないのではないか、と思われるでしょうが、実際には「様」をつけることもあります。 それは、その組織が第三者であるときです。たとえば「御行よりご紹介のありました×○商事様と、弊社の間で」など、「御・貴」や「弊」にあたらない第三者の場合は、組織であっても「様」をつけます。 気をつけたいのは、組織名の次に個人の名前が入る場合、です。「○○銀行」の担当の「○□」という方を宛名にする際は、「○○銀行○□様」になります。「○○銀行様○□様」のように「様」を重ねることはありません。 同じく、役職のある方の名前を入れる場合も「○○銀行課長○□様」となります。役職名はもともと敬称にあたりますので、「○□課長様」というように役職名自体に「様」をつける必要はありません。
手紙などの宛名で、特定の担当者名など個人の名前宛ではないときは「御中」という言葉を使います。「御中」とは組織に対しての敬称ですので、宛名では「○○銀行御中」「×○株式会社御中」と使います。 しかしながら、相手組織を宛名とする場合に「○×株式会社様」と書いても、厳密には間違いではありません。つきあいの長い組織などの場合、気やすく「様」と呼ぶこともあります。メール文書など、正式書類でないものでは「様」でもマナー違反ではありません。
「御行」と「貴行」の使い方、もうご理解いただけたでしょうか。 就職活動、取引先・ビジネスパートナーとのやりとりなど、組織に対して敬称をつけて書く・呼ぶことは数多くあります。その際に間違わないよう、正しい敬称を使えるというのは大事なことです。 銀行を相手にするには「あたりまえのこと」ではありますが、意外と抜け落ちていたりすることもあります。とっさのときでも正しい敬称がでてくるように、しっかり頭にたたき込んでおきましょう。
記載されている内容は2018年03月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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