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神道の五十日祭の流れとマナー|服装/お供え/挨拶/お礼/玉串料

更新日:2024年03月04日

ビジネスマナー

神道、神式では、仏式の四十九日にあたる「五十日祭」を執り行い、忌明けの儀式としていますが、「五十日祭」の流れやマナーを足ししく理解できている人は多くありません。「五十日祭」を正しく理解し、適切に対処できるビジネスマンを目指しましょう。

神主へのお礼

神式の霊祭については忌明けとなる五十日祭や1周忌である一年祭などは盛大にとりおこないますので、神主をはじめとした神職の方にも相応のお礼をすることになります。 また、神職の方がご自身で会場まで来られた場合は御車代として5千円~1万円を御包みします。喪主など主催者側で手配した場合は必要ありません。 神職の方が霊祭の後の会食にご参加されない場合は、御食事代としてやはり5千円~1万円を御包みします。表書きは「御膳料」とするのが一般的です。

玉串料・香典

五十日祭に参列する際に、弔い料として御包みする金額も毎度迷うところです。 友人・知人といった一般の参列に際しては平均1万円です。御親戚の場合は一般的には1万円、1.5万円、2万円となるようです。 御親戚の場合でも身近な方であったか、滅多にお会いしたことがなかったかといった関係性で金額をかえてもよいとされています。また自身が孫である場合は孫一同としてまとめたり、夫婦の場合も夫婦名義でまとめる場合があります。

引き出物・お返し

玉串料のお返しとして返礼品を用意します。これらの返礼品には、「偲草」「しのび草」などと薄墨で記したのし紙を掛け、お礼を記載した挨拶状を添えてお渡しします。引き出物の予算相場としてはいただく金額の半分程度が目安となります。 高額の玉串料をいただいた際も、原則は半分程度の返礼品を用意します。神葬祭の際に、当日返しを行った場合は、忌明けである五十日祭終了後に当日返しから差し引いた程度の贈り物をします。 ただし、高額の玉串料をお供えいただくのはそれ相応の理由がある場合が多いです。経済的な援助や、故人への敬いを表してもらっている場合も多いです。そこを半返しにこだわってしまうと、かえって失礼にあたります。 その場合は、金額にこだわるのはなくお礼のお気持ちを表すような御礼状やご挨拶で対応するのがよいです。

食事会

五十日祭が終わった後には食事会をして改めて故人を偲びます。清祓の儀、合祀祭などを兼ねる場合もあり、忌明けとしての直会(なおらい)を行う場合もあります。直会とは神事の最後に、神饌としてお供えしたものをいただくことです。 忌明けの食事会ですから、特に避けたほうがよい食事はありません。外食の場合は3,000円から5,000円の懐石料理などが、自宅で食事する場合は同程度の仕出し弁当などが一般的です。

「五十日祭」を正しく理解して失礼のないように対処しよう

冠婚葬祭は普段は接することが少ないイベントですが、そのマナーを知らないと失礼にあたることがよくあります。今回は、神式、神道の「五十日祭」の意味や式の開催要領などについて整理しました。 「五十日祭」に正しく対処することができれば、お客様や上司からも認められる存在になります。この機会にしっかりとマスターしておきましょう。

初回公開日:2018年02月24日

記載されている内容は2018年02月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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