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更新日:2024年08月19日
神道、神式では、仏式の四十九日にあたる「五十日祭」を執り行い、忌明けの儀式としていますが、「五十日祭」の流れやマナーを足ししく理解できている人は多くありません。「五十日祭」を正しく理解し、適切に対処できるビジネスマンを目指しましょう。
目次
祭壇に、神饌および故人の好物などをお供えをする献饌(けんせん)を行います。
神職の方に、祝詞を奏上してもらいます。
仏式の焼香にあたるものとして、神式では玉串奉奠(たまぐしほうてん)が存在します。これは玉串といって真榊あるいは榊の束に紙垂(しで)をつけたものです。玉串に自分自身の心をのせ、神にささげるという意味があります。 ・玉串は左手で先を、右手で枝元を支えて祭壇に臨みます ・祭壇の前では、右手を下げて、先が神前に枝元が手前にくるように捧げ持ち、この状態で神前に祈念します。 ・祈念が終わった後は、右手を玉串のまんなかあたりへ移し、左手は枝元に移動させます。 ・この状態から右手を手前に左手を神前に時計回りに回し、根本が神前になるように回転させます。 ・御神前に玉串を置きます。
祭事が終わった後には、直会(なおらい)儀式を行います。一連の神事の最後にお供えした神饌を下して、参列者でいただく儀式となります。供物を飲食することで神霊との結びつきを強くし、その力をわけてもらう、加護してもらうという意味があります。
五十日祭の翌日に行われる清祓いの儀は忌明けの儀式で、死の穢れが神棚に入らないように白紙を貼り付け閉じていた扉を開け、遺族は通常の生活に戻ります。 五十日祭の翌日ではなく、五十日祭と同日に行うケースが増えてきています。
喪主、遺族や親族といった主催者側の方は神葬祭(葬儀)の際に着用していた正式礼装の喪服を五十日祭においても着用します。正式礼装の喪服とは、男性であれば和装かモーニング、女性であれば和装かブラックフォーマル(ワンピース、アンサンブル、スーツ)となります。 喪主が一番高い格式の喪服を着用しますので、一班の参列者の方は着用しません。
一般の礼服のことです。男性であればブラックスーツ、女性であればブラックフォーマルとなります。
急な弔問や、主催者側でも三年祭以降に着用する服装となります。普段着とは異なります。弔事における失礼に当たらない服装ということになります。五十日祭に参列される方は通常この略喪服(平服)を着用します。 ・男性:地味目のダークスーツ(黒でなくとも可)、インナーのシャツは白、ネクタイは黒が基本だが、暗い紺やグレーでも可とされています。 ・女性:スーツ、派手ではない地味目のワンピース、アンサンブル、インナーや小物は黒として、白ブラウスは避けることとされています。ストッキングは黒が良いとされています。 弔事で平服でお越しくださいとご案内いただいた場合はこちらの服装を着用します。 なお、神式の場合は数珠は持参しません。
祭壇にお供えものをすることを、神式の場合は「献饌(けんせん)」を行うといいます。五十日祭においても神饌(しんせん)と幣帛(へいはく)をお供えします。 神饌は御神酒、洗ったお米、水、塩、お餅、野菜、乾物、魚、卵、菓子、その他故人の好物をお供えします。 幣帛(へいはく)は古来より布や紙、紙幣であったとのことですが、最近は絹や木綿の布が一般的であり、くすんだ赤地のものを用います。 お供えは「案」と呼ばれる片側四本足が両側についた八足台の上に、神饌を供えた「三方」を配置します。
記載されている内容は2018年02月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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