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一周忌のお供えの相場と選び方|宗派別マナー・のしの書き方

更新日:2020年11月09日

ビジネスマナー

一周忌の法要を施す側、法要に招かれ出席する側、双方ともお葬式とは違って不慣れなところに、各地方の風習などが入ってくる場合もあります。最近ではお経をあげて済ませるだけという家族もいる新しい常識がある時代です。まず失礼のないよう注意するために、ご紹介していきます。

先程、一周忌であろうとお供え物としてはカウントされないのが「御物飯(ごぶっぱん)」で一番重要と書きましたが、その「ご飯=御物飯」を一番としたら残りのお供え物「御供物」の順はどうなるのかご紹介します。 ①「御物飯(ごぶっぱん)」=炊き立て一番のご飯 ②お供え物「お餅」 ③お供え物「お菓子」 ④お供え物「果物」 ⑤お供え物「その他(ジュース・お酒・たばこ・缶詰など)」 という風な順番になります。まず基本として①~③は準備しておきましょう。果物はあれば良いですが、一周忌では無理して篭盛りを準備する必要もありません。もし、お寺で一周忌法要を行うのであればさらに内容も変わって来ることも多いので、ご住職などに確認することが必要です。

会食の「御膳」はどうしたらいいの?

一周忌の流れは、お寺さん(僧侶)による読経の後に一同焼香をします。そして次に会食という流れが一般的です。一周忌に限らず、法要の時の会食を「お斎(おさい)」と呼びます。実はこの「お斎」、省いても失礼にはあたらないことを意外と知られていません。 その代わりに、参列者には引き出物と一緒に「お斎」の代りとなる料理の折詰めをお渡しすることがマナーです。この時に、お酒の小壜(こびん)も併せて持ち帰っていただくこともあります。 そしで、実際「お斎」をする場合に大切なのは予算決めです。参列者には案内状が行くので人数の把握ができたら次のように計算します。 「一人当たりの予算」-「引き出物の金額」=「御膳(お斎)の予算」 そこで、仕出し屋さんなどに予算を伝え人数分の御膳を用意してもらいます。この時に、お斎の予算の中に飲み物代(予算)を入れることも忘れないようにしましょう。

お供え・御膳・一周忌にかかる相場

一周忌に施主側で用意するお供え物の相場は、遺族次第です。自宅で行う場合は、お供え込みで祭壇を業者に依頼するという手もあります。施主が一番悩むのは「引き出物(粗供養)」と「御膳(お斎)」です。 一周忌を自宅や公民館などを借りて行う場合の御膳の相場は飲み物込みで5千円~1万円程度です。田舎の方では、親戚が近所にいるため一人分3千円程度の仕出しと、持ち寄りの煮物や漬物、そしてお酒を色々用意しておくこともあります。 もし、旅館やどこか料亭など会場を設けて一周忌をするとなると御膳の予算はもちろん上がります。飲み放題付きで御膳の予算は8千円~が相場です。田舎では6千円~と物価格差はあります。 引き出物(粗供養)も準備することを考えても、一人当たり1万2千円~で余裕があれば2万円というところです。引き出物は、参列者からのお供え品代や包んでくれた金額の1/2~1/3程度の物を準備します。

一周忌に僧侶に渡す「お布施・お車代・御膳料」は?

一周忌にお呼びした僧侶に手渡すお金の種類は「お布施・お車代・御膳料(御食事代)」があります。一周忌のお布施の相場は3万円ないし5万円といったところです。4という数字は避けるためです。 自宅に僧侶を招いて一周忌の法要を執り行った場合は「お車代」を別途包みます。お車代の相場は5千円~1万円です。これは「御車代」として別途お渡しします。 一周忌法要の席では僧侶が一緒に「お斎(食事)」をすることが多々あります。もし、「お斎」に参加されないのであれば「御膳料」としてまた別途包む必要があります。僧侶が「一周忌のお斎」に参加するか否かはあらかじめ分かりますので、慌てて用意する状況にはならないでしょう。 地域によっては一周忌の「お斎」を始める前に、一周忌法要後のお墓参りをするところもあります。お墓参りが終わったタイミングでお帰りになられる僧侶もいますので、お布施などは持って行く方が良いでしょう。

一周忌のお供えの選び方(参列者が注意する点)

一周忌は一番最初の年忌法要です。この後には三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌とあるのですが、実際多くても七回忌まで執り行えば良いところです。三回忌以降は家族だけでという場合が多いので、一周忌法要はとても大切な法事と言えます。 初七日(七日法要)や四十九日法要は年忌法要ではありませんし、一周忌はこれで喪があける大切なタイミングです。しっかりご遺族の心に寄り添って、できるだけご遺族には負担にならないように参列しましょう。 特に、お供え物を持参するのであれば「お供え物」+「御仏前」と現金を持参しましょう。「御仏前」には参列する人数に合わせた額を入れるのがマナーです。大人二人なら少なくとも3万円は包みましょう。 施主側は、引き出物(粗供養)と御膳(お斎)を用意していますので、負担をかけないためにも心遣いが必要です。

「御仏前」と「御供物料」どちらがいい?

地域によって、一周忌などの年忌法要で現金を包む場合に不祝儀袋に「御仏前」と書くのか「御供物料」と書くのか分かれることがあります。まず、間違いないのは「御仏前」です。その現金(心遣い)は故人様のために、という意味を込めて「御仏前」にしておけば無難です。 ただ、親戚関係が仲良く「この花代は家が持つよ」などと言い合える仲であれば、花代を渡す時には「御供物料」と白い封筒に書いて入れたり、不祝儀袋に入れて渡しましょう。ただし、基本的には「御仏前」も用意するのが妥当です。 特に兄姉など、自分の兄弟が施主ならばなお更です。自分の親の一周忌に対して施主におんぶに抱っこ、という訳にはいきません。足しにしてくれと言わんばかりに少し多めに「御仏前」を包んで当然です。 また、間違えやすいのが「御霊前」ですが、不祝儀袋に「御霊前」と書いて使うのは四十九日までですので、一周忌法要の場合は気を付けましょう。

「お線香」をお供えとして持参してもいい?

「お線香」をお供えとするのは全然問題ありません。その代わり、あまり大量に入っている物は避けましょう。使い切る前に湿気ってしまう可能性があります。お線香を一周忌のお供え物とするのであれば、不祝儀袋とそう変わらないサイズの物が良いでしょう。 「御仏前」をお渡しする時に、お線香の上に不祝儀袋を置いて一緒に渡せるからです。とはいえ、「御仏前」でお金を包んでいるのであれば「とにかくお供え物も用意しなくては」と悩む必要はありません。 一周忌法要での大きなお供え物は、法要の段取りを決めながら、誰が花代を出すか、誰が篭盛りを出すかまで決めています。お線香はほんの気持ちですので、新盆に送ったり、不幸の知らせを聞いたけれど葬儀に参列できず香典を後から持って行く時など、ちょっとした気遣いに沿えると丁度良いアイテムです。

故人との間柄別の一周忌のお供えの相場

一周忌では、故人との間柄が濃い程お供え物を担当することになります。葬儀・告別式を思い出してもらえれば分かり易いですが、祭壇の脇には「お花・果物・お菓子」の篭盛りがずらり並んでいます。 そこに、「供:〇〇〇〇」とそのお供えを提供したのは誰かわかるように名前が書かれます。一周忌では葬儀・告別式の時のように大々的にお供え物を並べたりはしません。ですので、最近では「お金を包む」というスタンスが当たり前になって来ています。 一周忌法要で担当するのがお供え物だけというのは、身内として恥ずかしいところです。お供え物を出すことになっても施主はしっかりあなたの世帯の分の引き出物と御膳を準備しているので、その分をカバーするくらいは「御仏前」として別途包みましょう。

施主の兄弟・その他親族・孫などの相場は?

身内は故人との間柄で相場がかなり違ってきます。例えば故人と同居していて家族の誰かが施主である場合は、「御仏前」などを施主に渡す必要はありませんが、一周忌の「花・お菓子・果物」の篭盛りの一つは出しておきましょう。 同居以外の身内であれば、一周忌の御供え物は施主から「出してくれないか」と連絡がない限り、突然贈るのは良くありません。特に喪主の兄弟や、故人の兄弟・子供であれば「お供えどうしたらいい」かと連絡してみることが一番です。 一周忌のお供え物は、葬儀の時と同じように最後は参列者に分けて持って帰ってもらうものなので、全員で自由に送ってお供えがカブることがあります。そういうことがないように、一周忌のお供え物は連名で出し合ったりと必要以上に増えないようにしましょう。そうなると、予算はどれも一人3千円からが相場になります。

故人と同居していなかった場合「御仏前」の相場は?

初回公開日:2018年05月08日

記載されている内容は2018年05月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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