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一周忌のお供えの相場と選び方|宗派別マナー・のしの書き方

更新日:2020年11月09日

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一周忌の法要を施す側、法要に招かれ出席する側、双方ともお葬式とは違って不慣れなところに、各地方の風習などが入ってくる場合もあります。最近ではお経をあげて済ませるだけという家族もいる新しい常識がある時代です。まず失礼のないよう注意するために、ご紹介していきます。

一周忌とは?行事の流れを知りましょう。

一周忌とは、故人がお亡くなりになってから満1年目の命日に執り行う法要・法事のことです。地方によっては一回忌と言いますし、宗教によっては「1年目の記念集会」「ミサ」「一年祭」「霊祭式」と違った呼び方をします。 お葬式では「喪主」という呼び方をしていますが、それ以降は法要になるので「施主」と呼びます。基本的に四十九日法要以降は、親しい親戚や故人と深く所縁のあった友人・知人と少人数で執り行います。最近では友人・知人は呼ばず、親戚だけで執り行うことが多くなりました。 葬儀や告別式と違って、法事の場合は「案内状」を出して出欠の確認を取ります。四十九日法要や一周忌法要では「会食」が含まれているので、人数分の食事・飲み物、そして引き出物(粗供養)を準備しなくてはいけないからです。 一周忌法要の準備も葬儀屋に依頼することができますが、お供え物や引き出物など基本的なことは知っておきましょう。

一周忌のお供えの選び方(施主側が注意すべき点)

一周忌法要の運びは、お寺によって違うこともあります。もちろん宗教が違えばなおさらのことです。一般的な一周忌の法要について学んで行きますが、ここではお供え物・粗供養・招かれた人が持参するお供え物などについて説明していきます。 まずは、施主側が用意するお供え物にはどんな物があるのか、お供え物ごとにしきたりがあるのか、などを個別に見て行きましょう。

「花」はやっぱり菊がいいの?

お葬式や弔事の時の花のイメージと言えばやっぱり「菊」でイメージカラーは「白」ですが、最近では「百合・カーネーション・カスミソウ」などの花でアレンジメントをしてあることが多くなりました。 一周忌のお供えとしてのお花は、全体的に白過ぎないように淡い指し色を足して少し明るめの雰囲気のあるアレンジメントをしてあるものが良いでしょう。お仏壇にお供えするお花に加え、余裕があれば両サイドにも対でアレンジメントをしたお花を飾ると、さらに良いでしょう。 お葬式・一回忌・その他法要・お仏壇、どれも共通してお供えにふさわしくないタブーな花は「牡丹」や「バラ」「バラ科の花」です。これらはどれも枯れて来ると、花びらではなく花ごと下に落ちてしまいます。一説では「ギロチン」を彷彿をさせるという事もあり、枯れてゆく時に花ごと落下する植物はふさわしくありません。

「果物」は絶対にお供えした方がいい?

果物は「お供え」として参列者が持参する場合がありますが、あらかじめ施主側でもお仏壇のお供えとして用意しておくべきです。「篭盛り」になっている果物だと、一周忌法要が終わった際に、引き出物と一緒に分けて持ち帰ってもらいやすいので便利です。 篭盛りや、お花(献花)には親しい「供:〇〇〇〇」と施主側の家族名や、「お花や果物の篭盛りをお供えとして出すよ」と言ってくれた親戚の名前を書いてお供えします。 果物の彩はカラフルでも構いません。日持ちのしない果物は使わない・棘のある果物は入れない、などの配慮があれば十分です。

「お菓子」は篭盛りでお供えしましょう

参列者が「お供えに」とお菓子を持参してくるなら、それは菓子折りで十分です。しかし、前もってお供え物として準備するならば「篭盛り」のお菓子を準備しておきましょう。てんでバラバラなお菓子を積み上げていては見栄えが悪いです。 一周忌に限らず、お供え用の篭盛りも施主側の家族や、あらかじめお供えとして費用を持ってくれると願い出てくれた親戚の名前を「供:〇〇〇〇」と書いて誰からのお供え物なのかわかるようにしておきましょう。 篭盛りとなると、業者が予算に合わせて中のお菓子を盛ってくれるので、どんなお菓子がいいかなどと悩む必要はありません。そこは、注文した業者さんにお任せして、一周忌法要が終わってからお供えなどの果物と一緒に、引き出物の中に入れて参列者に持ち帰って頂きましょう。

お酒をお供えしても大丈夫?

葬儀・四十九日のように基本的にお仏壇や祭壇へお供え物としてお酒を納めるのはふさわしくありません。「在家の五戒」という戒律があり、その中に「不飲酒戒」というお釈迦様の仰言った戒律があるからです。 しかし、現代ではそこまで厳しく咎める人やお寺さん(お坊さん)は居ないので、お供えしても大丈夫です。特に個人が好きだったのであれば、お供えしてあげる気持ちでも大丈夫です。参列者からお供え物としてお酒を貰うことは滅多にありませんが、「供物」と書いてあれば問題はないでしょう。 お酒に漏れず、タバコもそうです。お線香と一緒に火をつけたタバコを香炉に立てている人もいますが、お寺さんが帰った後なら問題はないでしょう。一周忌は喪が明ける日でもあります。葬儀・告別式・四十九日でのお供えではふさわしくありませんが、一周忌からは問題ありません。

お供え物は「餅」?それとも「ご飯」?

実は、お供え物で言う「ご飯」は「御物飯(おぶっぱん)」と呼び、一番重んじられているお供え物です。お餅のことは「お華束(おけそく)」と呼びますが、地域によっては「御物飯」のことを「お華束」と呼び、お餅はお供えせずに、お饅頭と一緒に箱詰めにして引き出物とするところもあります。 「御物飯」は、朝一番に炊いたご飯を一番最初に盛ります。ご飯を盛る器を「仏飯器(ぶつぱんき)」と呼びます。祭壇・お仏壇へのお供え物の順位としては有数で、絶対に必要なお供えです。むしろ「御物飯」は別物とする方が正しく、「御物飯」と「御供物」という風に考えましょう。

お供えの「お餅」の個数は決まっているの?色は?

お供えのお餅は「お華束(おけそく)」とも呼ばれ、「御物飯(おぶっぱん)」の次に重要なお供え物です。しかし、地域によってはお供えとして置かず、引き出物の一部とするところもあります。注文する場合は「丸餅」「お供え餅」「四十九日餅」という名前で通用するでしょう。 お餅をお供えする時は専用の器があります。その器を「供筍(くげ)」や「高坏(たかつき)」と言います。「供筍(くげ)」は浄土真宗本願寺派であれば六角形の供花型で、真宗大谷派だと八角形と宗派によって変わることがありますが、「供筍(くげ)」がなければ「高坏(たかつき)」で十分です。 どちらも一対で準備します。お供えの餅は三角形になる用のに盛る所が殆んどですので、小さい物だと12個程・大きい物は4個程と考えてお供えしましょう。地域によっては、お餅に薄く桃色を付ける所もあります。

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初回公開日:2018年05月08日

記載されている内容は2018年05月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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