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内定承諾書の封筒の書き方や送り方|提出期限や辞退したい場合も紹介

更新日:2024年03月08日

内定後

企業から内定の連絡をいただいたら、内定承諾書が郵送で届きます。内定を承諾する場合は、この書類を返送しなければ正式な内定とはなりません。ここでは、内定承諾書を企業に返送する際の注意ポイントや封筒の書き方を詳しく説明しています。是非参考にしてみてください。

次に裏面の書き方です。 裏面には送り主の情報である⑥自分の郵便番号、⑦住所、⑧名前、⑨日付、➉封字を記します。 書く場所は左下ですが、縦書きでバランスが取りにくい場合に限り、封筒の中央下部に書いても問題はありません。その場合は、左側に郵便番号を書き、右側に名前を書きましょう。 ⑥自分の郵便番号 繰り返しになりますが、最初に紹介した郵便番号と同じく細部まできちんと記入していることが大切です。こちらの記載を怠ると、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。 ⑦住所 住所もしっかり書いておくことがマナーです。もし封筒の宛先などが間違えていた時に、返送されるためにも必要です。 内定承諾書を郵送する際には、間違いのないようにしっかりと確認して郵送しましょう。うっかり宛名を間違えて返送した場合に封筒の裏面に住所が記載されていなければ、誰が送ったものか分からず、自分の手元に戻ってきません。 ⑧名前 名前を名乗らないのは失礼にあたるため、自身の名前も記入しておく必要があります。きれいに見えるように書きたいのであれば、住所の最後の文字と名前の最後の文字をそろえてみてください。 企業は封筒の裏面にある差出人の名前を見て誰か判別してから開封するので、名前を書いていないことで、開封されるのが後回しになってしまう可能性があります。必ず記入しましょう。 ⑨日付 日付は書かなくても問題ありませんが、書いていると丁寧な印象を与えることができます。配送トラブルがあった時に役立つ可能性もあるため、記入した方がいいでしょう。 日付は、縦書きの場合でも横書きの場合でも左上に記入しましょう。一般的に、縦書きの和暦で書きます。また、数字は漢数字で記載しましょう。 この時の日付は、送付状に記入した日にちにして統一してください。 ➉封字 上記の内容を全て書きおわり、送付状と内定承諾書を入れたら封をした場所に「〆」と書き、封筒を封印する必要があります。「〆」は封字と呼ばれるもので、これを記入していることで誰も開封していないということを表すことができます。

書類の入れ方

書類の入れ方

A4の書類を折らずに郵送できる角形2号で返送する場合、まずクリアファイルに入れます。 クリアファイルに入れる順番は「送付状→内定承諾書→その他の書類」で、送付状が1番上にくるように入れましょう。 内定承諾書が3つ折りや4つ折りで届いた場合に限り、届いた時と同じ折り方で長形3号の封筒に入れてください。 この時、送付状と内定承諾書の2枚の紙を折ることになりますが、一緒に3つ折りや4つ折りにして構いません。

内定承諾書の送り方

内定承諾書送る際に気を付けるポイントは「郵便局で切符を購入すること」と、「1週間以内に届くように余裕をもって送ること」です。 コンビニなど、郵便局以外で切符を購入して郵送した場合、料金不足によってもう1度切手を貼りなおさなければならない可能性もあります。 また、いつ配送中のトラブルが発生するか分かりません。たとえ、トラブルが発生したとしても期日までに間に合うようにするために、できるだけ早く、日数に余裕をもって送るようにしましょう。

メールで内定承諾書を提出する時

メールで内定承諾書を提出する時

内定通知をいただき、メールでの内定承諾書の提出を求められた場合は、メールを作成し返信しましょう。 メールで内定承諾の旨を伝える時は「24時間以内に返信すること」「件名はそのままで本文も残す」ことに気をつけてください。 企業からのメールは24時間以内に返信することがマナーです。内定を承諾するつもりであればすぐに返信しましょう。 しかし、すぐに返信しようとして誤字脱字があってはいけません。落ち着いて入力し、送信前に誤字脱字がないかしっかり確認しましょう。 また、件名や本文を残すことは企業が「この就活生に本当に内定を出したかどうか」を確かめる証拠にもなります。間違っても件名を変えたり、本文を削除して送ることがないようにしましょう。

内定を辞退する時

内定辞退のマナーとして、連絡は電話で行うことが基本です。 内定を辞退することを伝えるのはとても心苦しく億劫ですが、連絡しないということは企業側に迷惑をかけてしまうので絶対に避けましょう。 連絡する際には内定通知に対するお礼を先に述べ、「内定を辞退させていただきたい」という旨を伝えましょう。 また、連絡する期日は遅くても内定通知から1週間以内に行い、時間帯は相手の都合を考慮し、出社・退社時間やお昼時は避けるようにしましょう。 以下では、内定の辞退の対応について、内定承諾書を提出する前と提出した後の場合に分けて詳しく説明します。

内定承諾書を提出する前に辞退したい場合

内定承諾書を提出する前の内定辞退が、ベストなタイミングといえます。 内定を辞退する時は「悪いことをしてしまった」と思い、心苦しくなるでしょう。しかし、日本国憲法の第22条において「職業選択の自由」が認められているため、自分が従事したい職業をしっかりと選びましょう。 出典・参照: 日本国憲法 | e-Gov法令検索

内定承諾書を提出した後でも辞退は可能?

問題なのは、内定承諾書を提出した後に辞退したい場合です。 承諾書を提出した後でも内定を辞退することは可能です。しかし注意点があります。それは、入社の2週間前に辞退の旨を伝えるということです。 内定を承諾すると、企業とあなたの間に労働契約が結ばれたことになります。この労働契約の解除はいつでも申し入れが可能であると民法で規定されており、法的には辞退の意志を伝えた2週間後に契約が解除されることになっています。 また、研修が始まってから辞退したり、企業と不和がある状態で辞退したりすると、企業から損害賠償を請求されるリスクもあるでしょう。必ず入社する2週間前までに内定辞退の連絡をするようにしましょう。 内定承諾書を提出した後に辞退をする場合は、企業側に迷惑をかけることになるため、承諾前と違ってこちらに非があることになります。 この時の電話では、内定辞退したい旨と承諾後に辞退することへの謝罪、辞退したい理由、採用してもらったことへの感謝を伝えましょう。 ここで言いづらいのは理由の部分ですが、本当の理由を伝えるようにしましょう。どんな理由でも辞退はできますが、嘘の理由を伝えた場合、バレた時にトラブルに発展する恐れもあります。 出典・参照: 民法 | e-Gov法令検索

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初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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