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正社員と契約社員の違い|面接・福利厚生・給与/退職金・責任

初回公開日:2018年02月20日

更新日:2020年11月16日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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働き方には「正社員」「契約社員」「パート社員」などの種類がありますが、共に月給制の「正社員」と「契約社員」は何が違うのでしょうか。ここでは収入や待遇などに注目し、それぞれのメリット・デメリットをご説明します。自分に合った働き方をするために参考にしてみて下さい。

正社員と契約社員の違い

正社員と契約社員の違い
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出典: https://unsplash.com

まずは雇用形態、つまり「働き方」の違いを確認しましょう。 正社員とは、「正規雇用」された社員です。ただし法的なものではなく、日本や韓国など一部の国にある固定概念で、定義も実は曖昧です。 一般的には、雇用期間の定めの無い正規雇用者を「正社員」、期限の定めがある非正規雇用者を「契約社員」と呼んでいます。従来は働く期間を契約するので「契約社員」と呼んでいます。つまり一度入社したら、特別な事がない限りずっと社員としての身分が保証されるのが「正規雇用」つまり「正社員」です。 一方、数か月~数年に一度雇用契約を結びなおす、つまり雇用期間を契約により定めているのが「契約社員」で「非正規社員」ということになります。

契約社員にも種類がある

ただし現在は、契約社員にも2つの種類があります。1つは、従来の「非正規雇用」の契約社員。そしてもう1つは「正規雇用」の契約社員です。 2013年に労働法が改正され、非正規雇用のパート社員や、契約社員の労働契約が、通算5年を超えて繰り返し更新されたときは、労働者の申し出により、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換することが企業に義務付けられました。 これが、雇用期間の定めのない無期労働契約を結んだ「正規雇用」の契約社員です。「地域正社員」とか「短時間正社員」「準社員」などと企業によりさまざますが、正規雇用なので一般的には「正社員」ということになります。

正規雇用の契約社員の待遇

このように、契約社員には「非正規雇用」の契約社員と「正規雇用」の契約社員があります。では、正規雇用の契約社員の雇用条件は、従来の正社員と違いがあるのでしょうか。 正規雇用の契約社員は、従来の正社員に比べて、賃金、ボーナス、昇給などが低くなっていることがほとんどです。正規雇用になっても、賃金はそれまでの非正規雇用の契約社員とほとんど変わりません。 しかし、賃金以外で労働者にメリットも多くあります。雇用の安定は正社員と同じですし、雇用条件上にもメリットがあります。例えば、地域正社員なら、ある程度のエリアを超えた転勤がありません。短時間正社員なら、勤務時間が短くてすみます。その分収入は減りますが、働きやすさとどちらを優先するかは労働者本人次第です。 それ以外の待遇についても、多少の違いがあるので確認が必要です。

正社員と非正規雇用契約社員の違い

正社員と非正規雇用契約社員の違い
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では、「正社員」と、期限の定めのある「非正規雇用の契約社員」の違いはどのようなものでしょうか。正社員、契約社員、それぞれの雇用条件は企業によりさまざまですが、「雇用契約書」に全てが記入されています。 就職時に口頭で「正社員で雇用する」と伝えて就業規則を渡すだけで、雇用契約書を結んでいない会社もありますが、就業規則には、労働者本人の就業場所や賃金などの待遇は書かれていません。 会社側には雇用時に条件明示の義務があるので、正社員、契約社員、パート社員に係らず、必ず雇用契約書は結ばなければなりません。雇用契約書を結んでいないことは、労働法違反になります。

正社員と契約社員の雇用契約の違い

では、正社員と期限の定めのある契約社員の雇用契約には、どの様な違いがあるのでしょうか。雇用契約を明記した雇用契約書には、就業場所、就業時間、休日、給料、昇給、賞与、保険関係、定年の有無、そして、雇用期間が明記されています。 正規社員の場合は「期間の定めなし」と書かれており、非正規社員の場合は「〇年〇月○日~○年〇月○日まで」と具体的に日付が記入されています。加えて、契約の再締結や延長の可能性についても記入されていることもあります。 つまり、非正規雇用の契約社員は、働く期間を企業と契約しているということです。

雇用契約の定めがあるとどうなるの?

では、雇用契約の「期間の定めがある」というのは、どういうことなのでしょうか。具体的には、契約期間が来るたびに契約を結び直す必要があるということです。 会社の景気が悪くなり、雇用調整いわゆる「リストラ」が必要となれば、再契約は望めなくなり、契約社員は失業することになります。なので、非正規社員である契約社員はとても不安定な立場であると言えます。 それに比べて正規雇用である正社員は、雇用期間の定めがない「終身雇用」が基本ですから、倒産やよほどの業績不振でもないかぎり、会社側から解雇されることはありません。やはり、非正規雇用のの契約社員に比べ、正規雇用の正社員は身分を保証されています。 先ほど触れた労働法の改正も、有期契約で働く非正規雇用者の生活の安定を図ることが目的です。無期限契約をした契約社員は雇止めの不安が無くなり、その分生活も安定します。

面接の受かりやすさに違いはある?

面接の受かりやすさに違いはある?
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では、なぜ企業は「契約社員」の募集をするのでしょうか?一つは、単純に人件費を抑えるためです。正社員に比べ、契約社員は正規雇用であれ非正規雇用であれ、相対的に人件費が安く済みます。月々の賃金にそれほど差がなくても、ボーナスの支給率の違いやその他の福利厚生の違いなど、積み重ねれば大きな差が生まれます。 そしてもう一つの理由は、有期の契約社員は、人員の調整弁になるからです。業績不振により正社員をリストラするとなると、大きな負担が企業側にも発生します。でも有期の契約社員なら、契約を更新しなければ済むからです。 景気の動向の激しい現代、一度雇用したら終生雇用義務があり、人件費のコストの高い正社員雇用をを最小限にして、不足する労働力は、人件費が抑えられる「無期限の契約社員」や、調整の効く「期限の定めのある契約社員」で賄おうと考えるのも、企業の経営戦略でしょう。

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