IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

お疲れ様とご苦労様の使い分け・お疲れ様の注意点|年齢/シーン

更新日:2020年08月07日

言葉の使い方

普段何気なく口にしている「お疲れ様」や「ご苦労様」などの言葉。実はちょっと使い方に不安があるという人もいるのではないでしょうか。ここでは、「お疲れ様」と「ご苦労様」の使い方や、注意点について紹介しています。職場での挨拶に自信をもちたいという方、要チェックです。

再確認になりますが、一般的に、「お疲れ様です」は社内の誰に対して使っても失礼にはあたりません。以下のような場面を参考に、気軽に使っていきましょう。 ・同僚が外回りから帰ってきたとき 「外寒かったでしょ、お疲れ様」 ・トイレで上司と鉢合わせたとき 「失礼します、お疲れ様です」 ・エレベーターを待っていたら隣の部署の人がやって来たとき 「お疲れ様です。上ですか、下ですか?」 ・ランチで後輩と一緒になったとき 「お疲れ様。今日は本当に忙しいね」 このように、実際には、相手の労をねぎらうというよりも、顔を合わせたからには何か挨拶をしようという場合に定型的に用いられるのが「お疲れ様」という言葉です。とはいえ、義務的になりすぎるのもいけませんし、「お疲れーっす」などと言うのは軽々しいにも程があります。 特別な言葉を添える必要はありませんが、相手の目を見て笑顔で「お疲れ様です」と伝えましょう。

ご苦労様です

「ご苦労様」は目上が目下に対して使う言葉であるという前提のもと、以下に使用例を挙げていきます。 ・上司から大仕事を任され、残業が続いている後輩に対して 「遅くまでご苦労様。何か手伝えることがあったら、気軽に言ってくれよ」 ・朝早くに顧客の元へと向かう部下に対して 「こんな時間にご苦労様。気をつけて行ってらっしゃい」 ・思い悩んでいる様子の部下に対して 「いつもご苦労様。行き詰まってることがあるなら、話を聞くからね」 単に一言「ご苦労様」と言うよりも、「ありがとう」や「助かるよ」など、何か一言添えた方が印象はアップします。なぜならば、「ご苦労様」という言葉は、「お疲れ様」よりも相手の労が目に見えたときに使われる場合が多いからです。 報告書が上がったときや、外出先から帰社した社員から報告を受けたときなどは特に、「ご苦労様」に労いの言葉をもう一段階上乗せすると、相手の心もほぐれるはずです。

「お疲れ様」「ご苦労様」を使う際の注意点

「お疲れ様です」をあまり使わない年齢層とは

年代によって言葉に対する感覚は異なるものですが、それが顕著に現れている言葉の一つが「お疲れ様」です。 平成17年度に文化庁が実施した「国語に関する世論調査」は、40代までは「ご苦労様」よりも「お疲れ様」を使う割合の方がはるかに上回っているのに対して、50代から徐々に二つの言葉を使う割合の差が縮小しはじめ、60代以上になるとその割合は拮抗していることを示しました。 このことから、当時の60代以上、つまり現在でいう70代以上の世代は、それより下の世代と比べると「お疲れ様」という言葉を使う割合がとても低いことがわかります。 最近では、役職者であっても部下に対して「お疲れ様」と声をかける割合が大きいとされていますが、役員クラスともなると、まだまだ部下に対して「ご苦労様」と声をかける文化が色濃く残っているといえそうです。

シーンによって言葉を置き換えよう

確かに「お疲れ様」や「ご苦労様」は挨拶として使いやすい表現ではありますが、この二つを乱用してばかりいると、「義務的で素っ気ない」「愛想がない」などの印象をもたれてしまうことがあります。 そのため、これから外出する人には「行ってらっしゃい」や「お気をつけて」、帰社した人には「お帰りなさい」、体調が悪そうな人には「お大事になさってください」など、シーンごとに挨拶の言葉を置き換える気遣いができると理想的です。 その場ですぐに言葉が浮かばないという人は、とりあえず朝礼前後は「おはようございます」、外出・帰社する人には「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」と声をかけるなど、自分なりにルールを作って行動にうつすところからはじめてみてはいかがでしょうか。

ひとまず社内の挨拶は「お疲れ様です」が無難と覚えよう

「お疲れ様」も「ご苦労様」も相手の労をねぎらい、感謝する言葉であることに変わりはありませんが、「お疲れ様」は立場に関係なく使える言葉である一方、「ご苦労様」は目上の人が目下に対して使う言葉になります。そのため、職場での挨拶は基本的に「お疲れ様です」に統一する方が、余計な気を遣わずに済むはずです。 「お疲れ様です」を感じよく使いこなせるようになったら、そのときが挨拶のレパートリーを増やす絶好のタイミングです。何気ない挨拶一つが社会人としての品格を示すものと心得て、積極的に磨きをかけていきましょう。

初回公開日:2018年02月05日

記載されている内容は2018年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング