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ダービーの意味と使い方|人名/地名/競馬/野球/サッカー用語

言葉の意味

スポーツ中継などでよく耳にする「ダービー」。正しい意味はご存知でしょうか?この言葉は、さまざまなスポーツだけでなく、地名や靴の種類の名称としても使われています。この記事では、それぞれのシーンでの「ダービー」の意味や使い方を紹介します。

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知っていますか?「ダービー」の意味

知っていますか?「ダービー」の意味

「ダービー」は、スポーツや地名などで広く使われている言葉です。スポーツ中継などで、この言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。 同じ言葉であっても、使うシーンが異なれば意味が大きく違ってくる言葉は多くあります。「ダービー」もそのような多くの意味を持つ言葉のひとつです。 「ダービー」のように多様に使われている言葉は、それぞれの正しい意味を知っていなければ、誤用してしまうこともあります。この記事では各シーンでの「ダービー」の正確な意味や使い方を紹介しますので、ぜひ覚えてください。

人名のダービーとは

英国の名家の一つ

人名の「ダービー」は、英国にある名家のひとつ「スタンリー家」の爵位を意味することが多いです。「スタンリー家」は、かつては王位継承権も保持していた、由緒正しき名家です。

競馬のオークスやダービーを創設

スタンリー家の第12代ダービー伯爵である「エドワード・スミス=スタンリー」は、英国のエプソン競馬場を経営しており、競馬レースの「オークス」や「ダービー」を創設しました。

地名のダービーとは

英国イングランド中部の都市

地名としての「ダービー」は、イングランド中部の工業都市の名前です。主な産業として、航空エンジンや自動車、磁器、鉄道車両、合成繊維などがあります。 18世紀後半の産業革命以降は、鉄道交通の結節点として発展。近代には毛織物やビール、19世紀には紡績や印刷、陶磁器の生産で、20世紀には航空エンジン、発動機、鉄道車両の生産で広く知られるようになりました。

オーストラリア西オーストラリア州北部

また「ダービー」は、西オーストラリアの北部にある小さな町の名前でもあります。オーストラリアバオバブ、通称「監獄の木」の生殖地としても知られています。

競馬のダービーの意味

イギリスの競馬レース「ダービー」

現在では、「ダービー」はイギリスの有名な競馬レースを意味する言葉として知られています。これは、先述した「エドワード・スミス=スタンリー」の爵位である「ダービー伯爵」に由来しています。 ダービー伯爵は、3歳牝馬の競馬レース「オークス」を1779年に創設。このレースの大成功を受けて、ダービー伯爵は友人のサー・チャールズ・バンベリー準男爵などともに、3歳馬によるレース「ダービー」を創設しました。

ロンドン南郊のエプソムで開催

「ダービー」は、イギリスのロンドン南郊にあるエプソム競馬場で行われています。1780年に創設されて以降、ほぼ毎年開催されています。現在では最も人気が高く、獲得賞金も高いレースと言われています。

サラブレッド3歳馬が出走

「ダービー」はサラブレッド3歳馬が競うレースです。3歳馬は、人間で言うと高校生から大学生くらいの年齢であり、「ダービー」では体が仕上がりつつある若々しいサラブレットの競争が見られます。

「ダービー」はクラシックレース

競馬における「クラシックレース」は、3歳のサラブレッドによって行われる重賞競走(賞金が高額なレース)を意味します。競馬レースの「ダービー」は、有名なクラシックレースのひとつです。

日本で開催される「日本ダービー」

競馬レース「ダービー」の発祥はイギリスですが、現在では、世界各国で「ダービー」の名前を冠した競馬レースが行われるようになっています。 日本でも毎年、競馬レース「日本ダービー」が開催されています。

日本ダービー=「東京優駿」

「日本ダービー」とは、毎年5月に行われるG1レースで「東京優駿」の意味です。 「東京優駿」も本場イギリスの「ダービー」と同様、牡馬牝馬問わずに3歳馬で競われるレースです。このレースで優勝した馬は「ダービー馬」と呼ばれることもあります。 「東京優駿(日本ダービー)」は国内3番目の高額賞金競走で、競馬ファン以外へもよく知られているレースです。また、このレースと、「皐月賞」と「菊花賞」を合わせて「中央競馬クラシック三冠(三冠競争)」と呼ばれることがあります。

競輪でも使われる「ダービー」

競輪の世界では、「ダービー」はG1レース「日本選手権競輪」の意味として使われることが多いです。 「日本選手権競輪」は1949年に創設されて以降、毎年4月下旬から5月上旬の6日間に渡って開催されています。長きにわたって競輪ファンに大人気のレースで、賞金額も非常に高額です。 「日本選手権競輪」は競輪では最高の格式を誇るレースとされており、ファンからは競馬の最高峰「ダービー」の名を取って「競輪ダービー」と呼ばれるようになりました。

サッカー用語のダービーの意味と使い方

ある共通の条件を持つクラブチーム同士の試合

サッカーの世界における「ダービー」は、「ある共通の条件を持つクラブチームどうしの試合」を意味します。呼び方は英語圏、スペイン語圏、ドイツ語圏などで違っており、日本では「伝統の一戦」と呼ぶこともあります。

ダービーマッチ

一般的には「ダービーマッチ」と呼ばれ、「同じ地域に本拠地を持つチームどうしの試合」という意味で使われることが多いです。 「ダービーマッチ」の呼称の発祥についてはさまざまありますが、先述したイングランドの工業都市「ダービー」において、町内を二分してフットボールの試合が行われたことを由来とする説が有力とされています。

クラシックダービー

「クラシックダービー」とは、長期的に行われているダービーマッチの意味です。この言葉は、主に英語圏で使われています。 有名な「クラシックダービー」としては、イングランドのプレミアリーグで行われる「マンチェスター・ダービー」があります。これは、同じマンチェスター市を本拠地とするクラブチーム「マンチェスター・ユナイテッドFC」と「マンチェスター・シティFC」が戦う試合です。 それぞれのチームには「フーリガン」と呼ばれる熱狂的なサポーターが多く、「マンチェスター・ダービー」では熱い試合が繰り広げられています。

エル クラシコ

スペイン語圏では「クラシックダービー」のことを「エル・クラシコ」と呼びます。 有名な「エル・クラシコ」として、スペインのリーガ・エスパニョーラで行われる「FCバルセロナ」と「レアル・マドリード」のダービーがあります。両クラブとも世界的な選手が集まっており、世界中のサッカーファンが最も注目を集める試合とされています。 現在では、両クラブはリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドという、世界で1、2を争うスーパースターを擁しており、「エル・クラシコ」の開催前後は大きな注目を集めています。

野球用語のダービーの意味と使い方

プロ野球

日本ではプロ野球では、最近では同じ本拠地のチーム同士(東京ヤクルトスワローズと読売ジャイアンツなど)の試合を「〇〇ダービー」と呼ぶことがありますが、あまり定着はしていません。

投手や打者の成績の首位争い

プロ野球の世界では、「ダービー」という言葉は「個人成績で1位を争う」という意味で用いられることが多いです。 プロ野球で知名度の高い「ダービー」として、「ハーラーダービー」や「ホームランダービー」があります。

ホームランダービー

「ホームランダービー」は、野球で「1シーズン中のホームラン数を競い合うこと」を意味します。また、オールスターゲームで試合前に行われるホームラン競争を「ホームランダービー」と呼ぶことがあります。

ハーラーダービー

「ハーラーダービー」とは「1シーズンの投手の勝利数の争い」という意味です。「ハーラー」は、英語で「(強く)投げる人」を意味する「hurler」に由来しています。

ダービー靴とは何か

ダービーシューズ

「ダービー」は靴の用語として使われることもあります。この場合は、靴のスタイルのひとつ「外羽根式の短靴」を意味します。「ブラッチャー」や「ブルーチャー」などと言われることもあります。 「外羽根式」は、履き口の紐を通す部分(羽根)が外に開く作りになっている靴で、羽根の部分が全開になるため、素早く脱いだり履いたりできます。 脱ぎ履きがしやすい「ダービー」の靴は、スポーツやハンティングなどによく使われており、今ではカジュアルシューズとしても定着しています。

「ダービー」を適切に使おう

「ダービー」を適切に使おう

「ダービー」の言葉の意味や使い方について、シーンごとに説明してきました。同じ言葉でも場面によって意味や使われ方が違っているのが良く分かります。 誤った言葉の使い方は、職場や仕事で恥をかくだけでなく、自分での評価を下げることにもつながります。「ダービー」のように多様な使われ方をする言葉では、正しい意味を覚えて適切に使えるようになりましょう。

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