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「充分」の意味と使い方・「十分」との意味の違いと使い分け

更新日:2020年08月07日

言葉の意味

パソコンやメールで「じゅうぶん」と入力すると、「充分」と「十分」が出てきますが、どちらを使用すべきか迷ったことはありませんか。どちらを使用すべきか分からない方が多いのではないでしょうか。今回は、充分と十分の使い方について紹介します。

「充分」の意味と使い方

充分の意味は、必要なものが不足なく備わっていること、満ち足りているという意味になります。充分は、主覚的な心の満ち足りた様子を表します。 充分とは、個人の感覚的な満足度を表すので、どのように充実していたかは個人差があり、数字では表せません。どのような状態なら充たされるのかは、個人の感覚によって違ってくることになります。

充分の使い方

【例文】 ・お気持ちだけで充分です。(ありがとうございます。その気持ちだけで満たされています。) ・お料理はこれだけあれば充分です。(お料理がこんなにたくさんあればお腹が満たされるます。) ・待ち合わせまで充分に時間があります。(待ち合わせに間に合うたくさんの時間があるります。) 充は、他にも充実、充足、充填などの漢字にも使われ、たくさんや満ち足りているという意味で使われています。数字で表せるような分かりやすいものではなく、たくさんだな、満杯などのように感覚的な状態を表しています。

充分の読み方

充分は「じゅうぶん」と読みます。充分の充は、「充(み)ちる」「充(あ)てる」とも読み、充(み)ちるはいっぱいになるという意味で、充(あ)てるは割り当てるという意味があります。 この充ちるは、必要なものがいっぱいに満たされていることを意味し、豊かさをイメージさせます。よく子供の名前にも使用され、充実した人生を送ってほしい、すくすくと育って困難に打ち勝ちつ強さを持ってほしい、などの気持ちが込められています。 充てるの意味は、割り当てるという意味があり、足りないところを補うなど、協調や協力の意味合いもあります。

「十分」と「充分」の意味の違いと使い分け

十分の意味は、数字を使った慣用句は数字が一、二、三、四とだんだん増えていき、十で満杯という意味になります。十分は、数的な心の満足度を表すときに使われて、客観的に見て満ち足りている状態を表しています。 1割は10%で、この数字が増えていけば10割で100%となります。健康によいとしてよく使われる言葉に「腹八分目」とあります。これは満腹になるまで食べないで、八分目くらいで食事を抑えておけば、健康に良いという意味です。 ここで八分目と数字が使われていますが、八分目を超えて食べるとどんどん満腹に近づき、十になるともう満腹で食べられない状態になります。数字で満足の度合いを表しています。このように数字で満足の度合いが表され、満杯で満ち足りているときに十を使って表現します。

十分と充分の意味の違い

充分と十分の意味について見てきましたが、数的に心の満足度を表すときは十分、個人の感覚的な満足度を表すなら充分となります。ただ現状は、使い分けがあまり厳密ではなく、足りているという意味で使うなら、どちらを使っても間違いとはいえません。 教育の場では、十分を使用することが多いのでメジャーなのは十分になっています。公的な文書に使用すときは、十分を使用するように決められていますのでご注意ください。 日常の生活場面では、どちらを使用しても大丈夫ですが、ビジネスで使用するなら十分を使用する方が無難です。ビジネスに必要なのは感覚的な表現ではなく、数的な表現だからです。仕事では、数字を重視して誤解を招かないように、常に明確にたほうが賢明です。

じゅうぶん注意してください。どっちを使う?

どちらを使用しても間違いではありませんが、意味合いから考えると十分を使用することが多くなります。 「十分」は、一から十の数のできるだけ十に近い満ち足りた数を表すので、完璧に近いくらいの注意してほしいという意味合いになります。

それでじゅうぶんです。どっちを使う?

この場合はどちらを使用しても大丈夫ですが、「じゅうぶん」の意味を考えて使い分けるとスムーズです。数量的に満足な時は十分となり、充足感を伴って満足した場合は充分となります。具体的にみてみましょう。 「それでじゅうぶんです」がケーキの個数を質問された時の返事だったと仮定します。「三個で大丈夫ですか?それでじゅうぶんです。」 「十分」を使用した場合は、その場にいる人数分のケーキがあることを意味します。数的に満ちていて満足な状態を表します。 「充分」を使用した場合は、三個でもうお腹がいっぱいで満足だとい意味になります。三個が多いか少ないかは個人によって変化しますが、本人の感覚的に満足で満ち足りた状態を表します。 余談ですが、数値的に足りない箇所があるときは、「説明が不十分」のように不十分を使用し、感覚的な不足感には不充分を使用することが多くなります。不充分は、満足よりも少し足りない状態を表します。

充分の意味の同義語と類語

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初回公開日:2018年01月25日

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