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虎視眈々の意味|読み方/語源・類語や対義語・虎視眈々の例文

社会人常識

虎視眈々といえば、時代劇にでてくるような、権力争いのシーンを思いつく方が多いのではないでしょうか。ライバルや邪魔な相手を蹴落としながら、虎視眈々と立身出世のために奮闘するというイメージかもしれませんが、虎視眈々という語源から沢山の意味や使い方をご紹介します。

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虎視眈々とは?

虎視眈々の意味|読み方/語源・類語や対義語・虎視眈々の例文

読み方と意味

虎視眈々とは、「こしたんたん」と読みます。意味は虎が獲物を狙うような鋭い目つきで辺りを冷静に偵察している様を、転じて「自らの野望を遂げるために機会を狙いながら様子を覗っている」ことを意味します。 「虎視」とは、字のごとく虎の目のことをいい、「眈々」の「眈」は、獲物や相手の隙やチャンスを、狙いながら睨むという意味があります。

語源や由来は?

儒教の経典である『易学』に六十四縣卦(ろくじゅうしけ)といって64種類の易占いの項があります。その中の「山雷頥(さんらいい)」という項があります。「頥」とは下あごを意味しており「食べるためび正しい努力をする」といった意味合いがある項です。 原文より『顛頤(さかしまにやしなう)。吉(きち)。虎視眈々 其欲々 无咎(こしたんたん よのよくちくちく たればとながし)。意味は、自分よりも下の者に養われるのはあまりよくありません。ですがトラが獲物を狙いをつけて気を抜かないような心構えをして、探求心旺盛な態度であればよいでしょう。安穏せずに、地道に進もうとする意欲があれば問題ないという意味です。

虎視眈々の類義語の意味とは?

虎視眈々の意味|読み方/語源・類語や対義語・虎視眈々の例文

・鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)→僅かな事にでもも落さないように注意深く集中して探し回る事を意味します。 ・垂涎三尺(すいぜんさんじゃく)→食べ物を欲しがってよだれがとめどなく出るということえ、物を欲する気持ちの強さを例えています。 ・竜驤虎視(りゅうじょうこし)→竜のように天下で権力を握り、虎のような目つきで周囲を見下ろすことをいいます。 ・野心満々(やしんまんまん)→身分不相応であっても大きな願望を持っている気概が盛んであるという意味です。

虎視眈々の対義語の意味とは?

虎視眈々とは、虎が獲物を待ちかまえてチャンスを覗うことから、好転するタイミングを逃さないように目を凝らして、タイミングを図っている状態の意味です。虎視眈々の反対語としては、千載一遇のチャンスを逃すというような意味合いをもつ四文字熟語でしょう。 ・泰然自若(たいぜんじじゃく)→落ち着いて物事に動じずにじっとしている様子です。 ・優柔不断(ゆうじゅうふだん)→決断力が乏しい状態を意味します。 ・冷静沈着(れいせいちんちゃく)→物事に動じない理性的で落ち着いた態度を意味します。

ナマケモノ

虎視眈々は虎の狙う目つきのことを例えた意味です。虎のような獣とは真逆の動物といえば、「ナマケモノ」が思い浮かびます。ここで「ナマケモノ」の生態をご紹介します。 ナマケモノは、その名のとおり、一日を大半の睡眠で過ごします。そのため、筋肉はほどんどありません。気にぶら下がっている状態をよく見ますが、あれは木に洗濯物がひっかかっている状態と同じで、武器として役に立たない爪を引っかけているだけです。 ナマケモノは地上生物で最も弱い生物として、敵に見つかったら即アウトです。逃げても、時速120㎝という想像できない遅さなので、逆に目立たない事もあるようですが、敵に遭遇しても、まず逃げようとしません。 何をするかというと、全身の力を抜いて、脱力して自分が食べられる痛みを軽減するといわれます。

虎視眈々を使った例文とは?

虎視眈々の意味|読み方/語源・類語や対義語・虎視眈々の例文

・虎視眈々と敵の反撃の機会を狙っていた。 ・虎視眈々と反勢力の行動を覗っている。 ・彼らの旺盛な挙動は、虎視眈々と勢力を伸ばしてい様子が覗える。 ・窓の格子にとまっている雀を狙って、猫が虎視眈々と構え始めた。 ・虎視眈々として盤上を見つめ、相手の先手をいかに取るかを熟考していた。

虎視眈々を別の言葉で表すと?

虎視耽々を別の言葉で表すと、「雌伏(しふく)」「持満(じまん)」があります。 ・長い雌伏の期間を経て、待ち望んだ地位にのぼりつめられた。 ・下積みを重ねながら雌伏をしていたが、ようやく日の目を見るようになった。 ・弓矢を引きながら、的の中心を射るように持満する。 ・大事な会議には、満を持して控えめな態度のまま、じっくりと出番を待つ。 どちらも、「目的達成のために機会を狙いながら待つ」という意味で同類の言葉といえます。

虎視眈々と虎視眈眈はどちらが正しい?

「こしたんたん」を検索すると、ます『虎視眈々』がでてきます。そして『虎視眈眈』と改めて書かれています。ではどちらの表記が正しいのかというと、早稲田大学の講師をされている飯間浩明さんは「辞書特有の文字の書き方の癖であり、『興味津々』『人々』といったような『々』の使い方の種で、『虎視眈々』も同じ部類になるのでは」と仰っています。 他にも、「意気揚々」「是々非々」など、「々」を使った熟語は山ほどあります。しかし、同じ漢字を繰り返して使うよりも、「々」を入れた方が、馴染みやすさを感じなくもないです。「堂堂人生」は「堂々人生」のほうが、すっと頭に入るような気がしませんか。

ボカロ「虎視眈々」の歌詞の意味とは?

ボカロとは、ボーカロイド(vocaloid)の略で、ボーカル&アンドロイドで音声を合成させて作製された音楽をいいます。

梅とら

ボーカロイドをでオリジナル楽曲を作成している「梅とら」さんは、vocaloid人気プロデューサーです。梅とらさんが作った歌は、巡音ルカ・初音ミク・GUMI・IA 鏡音りんが歌っています。動画配信で話題を博している「虎視眈々」の歌詞の一部をご紹介し意味を探ります。下に歌詞を引用したので読んでみてください。 好きな女性との抑えられない感情や若者が抱く繊細な気持ちを、魅惑的に、そしてシュールに歌った楽曲で、「虎視眈々」と世間の厳しさに立ち向かう若者の様子が現れてた意味合いがある曲といえます。

脳内暗示 生命の脅威 裸の愛 魅惑 強く触って壊して 止まらない鼓動 キセキとの共存 健全な存在証明必要ない 全身の歓喜 迸る(ほとばしる)自然のバイブ鳴り響く野望のチャイム 君を単純に奪い去ってしまう衝動 理性との共謀 強く触って壊してもっと深くに堕ちて

鳴かないホトトギス

虎視眈々というと、「鳴かぬなら○○しようホトトギス」であの有名三武将の性格を例えて作られた句が思い浮かべられます。 織田信長は、「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」 豊臣秀吉は、「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」 徳川家康は、「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」 信長と秀吉の句では、ホトトギスをどうにかさせようとする攻撃的・挑発的な行動が伺えます。一方家康の句からは、直接的で相手をけしかける行動を抑えながらも、機会をじっと待って、ホトトギスが鳴く=天下を取ることを、虎視眈々と狙っていた様子が伺えます。

虎視眈々タイプとは?

エニアグラムによる職業適性検査での適職診断結果の項目に、「虎視眈々タイプ」というものがあります。このようなタイプの方は、「大志を抱き、目標に対する努力を惜しみません。好き嫌いははっきりしているのに、ビジネスの上では感情を表に出さず、良好なビジネスでの関係を保てます。ですが正論であっても、発言を控えるとさらに好感度がアップします」という意味の診断内容です。 エニアグラムとは、人間の特性を9つに分類した性格判断です。およそ2000年前にアフタにスタン地方で生まれました。9つのタイプには優劣がなく、自らのを知り、自分のエネルギーの源や流れを知り、そして相手を理解する上でとても有効といえます。最近では、適職診断や適材適所の観点からエニアグラムの考えを取り入れている企業があります。

虎視眈々をうまく取り入れましょう

虎視眈々の意味|読み方/語源・類語や対義語・虎視眈々の例文

虎視眈々というと、目的のために何かを狙いながら待っているという獣をいう意味をもっている方が多いのではないでしょうか。いけいけGOGOの意味合いとしてではなく、虎視眈々とした待っているだけの行動も必要ではないでしょうか。 相手をすぐになんとかしようと、ダイレクトすぎると、はたして良好なコミュニケーションが取れるでしょうか。相手に聞く耳が持てるようになるまで待って、それから打ち明けてみる。友人関係にも、会社の上下関係にも、「ときには虎視眈々と機会を待つ」ことが必要なのではないでしょうか。

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