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遠征の意味と使い方|スポーツ/音楽/ゲーム用語・遠征の読み方

言葉の読み方

普段から頻繁に耳にする遠征という言葉ですが、いろいろな意味に使われているので、本来の意味を正しく理解できていない人もいるのではないでしょうか。この記事では、遠征という言葉の本来の意味から、現代で活用される意味まで解説しています。正しく理解して使用しましょう。

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遠征の読み方とは?

遠征の読み方とは?

「遠征」という言葉を正しく読むことができるでしょうか。この熟語は、漢字検定では4級レベルで出題されます。漢字検定4級は中学校レベルとされ、漢字検定の中でも初級レベルに位置してます。遠征という言葉自体も、日常生活で頻繁に目にする言葉です。読み方だけでなく、しっかりと言葉の意味まで理解しましょう。

えんせい

「遠征」という熟語は、「えんせい」と読みます。「遠=エン」と「征=セイ」で「えんせい」です。このどちらも音読みで読みます。音読みとは、漢字を中国から伝わった音で読む読み方です。それに対して、日本独自の音で読む読み方は、訓読みといいます。 遠征という熟語の場合、音読みはできても訓読みができません。こうした熟語は、元々日本にはなかった言葉で、中国から輸入されてきた概念であることが分かります。つまり、古代の日本には遠征という概念は存在していなかったということになります。その点を踏まえて「遠征」という言葉の意味を考えてみると、非常に面白くなるでしょう。

遠征の意味は?

遠征の意味は?

遠征には、「ある目的のために遠くまで出かける」という意味があります。しかし、その目的によって、遠征という言葉の意味に含まれるニュアンスは大きく変化します。また現代では、新しい意味も付与されています。まずは、古くから使われてきた遠征の意味を、大きく二つに分けて見ていきましょう。

敵を討つために遠くまで出かけること

「遠征」という言葉のメインの意味は、この「敵を討つために遠くまで出かけること」という意味でした。これは元々遠征という言葉が、中国で使われてきたことに理由があります。数千年前から、中国は大陸の強国でした。 そのため古代中国は、周辺諸国に攻め入る時も、自国内に逃げた内乱者を追う時も、「遠くまで出かけること」が必要でした。そのため「遠征」という言葉の意味が生じたということです。 このことから、日本という島国では、そもそも遠征という意味が生じなかったことが分かります。日本で初めて遠征という意味が生まれたのは、豊臣秀吉の朝鮮出兵の時でした。この時、従来までの戦とは異なり海を越えていったことで、遠征という言葉を使う必要があったのだと考えられています。

研究・調査・探検・試合などの目的で遠くまで出かけること

「遠征」のもう一つの意味として、「研究・調査・探検・試合などの目的で遠くまで出かけること」があります。これは前述の「敵を討つ」という目的だけが変化した意味だと考えられます。つまり、遠征という言葉が普及するにつれて、その意味は「敵を討つこと」だけに留まらず、「目的のために遠くまで出かけること」という意味に変化していったということでしょう。 特に「征」という漢字には、「他の場所に行く」という意味があります。その意味からも、遠征という言葉の解釈が、次第に変化していったと考えても、おかしくはありません。

遠征の使い方って?

遠征の使い方って?

さて、遠征という言葉は、現代ではさまざまな目的に応用されています。それは「戦」や「研究」だけではありません。実際に多くの人が耳にしたことがあるであろう遠征という言葉の使い方について、一つずつ見ていきましょう。

スポーツ用語の遠征の例と意味について

スポーツ用語の遠征の例と意味について

部活の遠征

部活動の中で、遠征という言葉はよく用いられます。これは主に「宿泊を伴う遠方への移動」を意味しています。つまり、宿泊を伴わなくてはならないほど遠くへ出かけることについて、遠征という言葉を用いているということです。そのため、日帰りの場合は遠征とは言いません。 部活動で遠征という場合は、主に練習試合を行うことが多いです。これは遠征の元々の意味を考えれば、試合が含まれることに使用すべき熟語だということが理解できるでしょう。ただの部内での練習ではなく、対外試合を行って初めて遠征となります。

サッカーの海外遠征

サッカーチームの場合、頻繁に耳にするのが「海外遠征」ではないでしょうか。サッカーの強豪校やアンダーの選手、プロの選手などはよく「海外遠征」に行きます。これは元々の遠征という言葉の二番目の意味に当てはまります。つまり試合で遠くまで出かけることです。 しかし、サッカーの海外遠征の場合、海外のリーグに挑戦する選手にも使われることがあるのにも注意する必要があります。これは元の意味を少し変えたもので、現代では「挑戦」にも遠征という言葉が使われることを覚えておきましょう。

野球の遠征試合

野球の「遠征試合」という言葉も、前述のサッカーの海外遠征同様、試合のために遠くまで出かけるという意味です。しかし「遠征」で行うのは、試合や練習だけではありません。 遠征では、遠くまで移動して、宿泊をして、見知らぬチームの選手や監督と交流することになります。その際に、移動のバスの過ごし方、宿泊所の使い方、共同生活のやり方、相手選手との関わり方、監督をはじめとした関係者の大人との関わり方など、社会で生きていくために重要なことをたくさん学びます。 遠征には、ただ実力をつけるという目的だけではなく、人間性も鍛えるという目的があります。

音楽用語の遠征の例と意味について

音楽用語の遠征の例と意味について

音楽用語における「遠征」には、前述のスポーツとは、また違った意味が含まれています。以下、それぞれの事例に沿って一つひとつ見ていきましょう。

ライブ遠征

ライブ遠征というと、遠征の元々の意味とは異なる目的で「遠くまで出かけること」になります。好きなアーティストのライブに参加するために、自分が住んでいる地域からとても離れた地域まで足を運ぶことが、ライブ遠征です。 これには、通常のライブチケット代に加えて交通費がかかるので、ライブ遠征を行うのはよりコアなファンだということが分かります。

バンギャの遠征

「バンギャ」とは、「バンドのファンのギャル」を略した言葉です。つまり、前述のライブ遠征の中でも、バンド好きのギャルたちの遠征を意味しています。こうして通常のライブ遠征とは異なる名称が使われていることから、バンギャの遠征は、一つのジャンルを作ってしまうほどのものであることが分かります。

ジャニーズコンサートの遠征

ジャニーズコンサートの遠征は、現代の音楽関係の遠征の中で最も多いのではないでしょうか。主に10代、20代の女性が多く参加しており、チケット代や交通費だけでなく、ライブ会場でのグッズ購入にもお金を費やすことが特徴的です。 また、こうした音楽関係の遠征をする人々は、チケットの入手に並々ならぬ努力をしています。チケットは基本的に抽選なので、より確実に当選するために何口も応募することは当たり前となっています。

ゲーム用語の遠征の例と意味について

ゲーム用語の遠征の例と意味について

艦これのドラム缶遠征

ゲーム「艦これ」でも遠征という言葉が使われる場面があります。それが「ドラム缶遠征」です。これは通常の遠征とは異なり、遠征に「ドラム缶」を必要とすることから、この名称で呼ばれています。このドラム缶遠征では、通常の遠征よりも燃料・弾薬・鋼材を効率よく集めることができます。

刀剣乱舞の遠征

ゲーム「刀剣乱舞」でも遠征があります。ここでも、遠征に成功すると効率よく多くの資源を集めることができます。さらにこの遠征は、ログアウトしている間にも持続しているので、ゲームをしていない時間も有効に使うことができる仕組みになっています。ただし、遠征を成功させるためには、それぞれ条件があるので、確認を怠らないようにしましょう。

遠征という言葉の意味を正しく理解して使おう

遠征という言葉の意味を正しく理解して使おう

ここまで遠征という言葉の意味を、古代から現代まで細かく見てきました。遠征という言葉は、その使いやすさからさまざまな用途に応用されています。そのため、まずはそれぞれの意味を正確に理解することを心がけましょう。意味を理解していない言葉は正しく使えません。 誤った言葉の使用は、自分だけでなく、相手にも迷惑を与えてしまいます。遠征という言葉を正しく用いて、適切な表現ができるようになりましょう。

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