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階段井戸とは・おすすめの階段井戸・世界遺産・階段井戸ツアー

おでかけ

インドにある階段井戸とは、私たちが思っている井戸とは全く違い大きな規模の井戸です。映画のロケ地としても使われたり、世界遺産に登録されていたりする階段井戸もあります。井戸に残っている悲しいエピソードも含めて階段井戸についてご紹介します。

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階段井戸とは何か

インドやパキスタンにある階段井戸というのをご存知でしょうか。現地の言葉ではヴァーヴと呼ばれるこの階段井戸は、文字のとおりその周りをぐるりと階段が囲んでいます。 ためてある水にたどり着くにはその周囲に作られた階段を下りていきます。階段井戸によっては牛などを使って水をくみ上げるものもあります。 多くの階段井戸のそばには寺院などが立っており、建築的にもとても興味深いものがあります。また、人間が生きていくのには欠かせない「水」関連があるだけに、神秘的な階段井戸は気になるところです。 インドの各地でみることができる階段井戸についてご紹介します。

インド

インドにたくさん見ることができる階段井戸ですが、なぜこの階段井戸なるものができたのでしょうか。 インドにおいて水というものは、宗教的に重要な「聖なる水」として位置づけられてるものと、生活に必要な「水」があります。この階段井戸の場合は、後者である生活に関連する水です。

水の確保

階段井戸は、雨水をためるための方法としてできました。モンスーンなどの時期をはじめ、インドでの水不足は命を脅かす危険があり、水をためておくということはとても大切です。 水不足に陥ったために、帝国が遷都してしまった例はインドでは何度かあります。そのため、ヴァーヴあるいは、パヴァディと呼ばれる階段井戸が作られます。 地下建造物と呼ばれるほど、立派で規模のでかい井戸がインドの都市で見ることができます。次からご紹介します。

インドのおすすめの階段井戸と行き方のガイド

アーメダバード

アーメダバードの階段井戸は、panchkuvaあるいは、Kathkhuni vavなどという名前で知られます。この階段井戸は、1723年に完成した井戸で、地下三階建ての井戸で、ヒンズーイスラム建築スタイルです。 1969年には保存すべき建築物として認定され、1999年に補修されています。この階段井戸は、クジャラート州の最大の都市にあります。 飛行機を使って羽田からアフマダバードを目指すとなると、いろんな行き方がありますが、ニューデリーを経由し乗り継いでいく方法があります。

ダダ・ハール

インドで六番目の大都市であるアーメダバードで見ることができるのが、ダーダハリの階段井戸です。とても有名なこの階段井戸は、1485年にサルタン・マーマッド・ベガダという王妃によって造られました。 ダーダハリはモスクと墓として作られそこに王妃は眠っています。この階段井戸は地下五階建てになっています。各階はとても広く、かなりの人数を収容することができます。 この階段井戸は地下にのみ建築物があるのではなく、地表にも一部建築物が建てられています。多くの巡礼者に愛されている井戸で、ここで憩ったりします。今では有名な観光名所となっています。階段井戸は、朝9時より午後5時までオープンしています。

デリー Agrasen Ki Baoli

デリで見ることができる階段井戸はAgrasen Ki Baoliです。1975年に政府が観光に熱心にかかわるようになって以来、世界的に有名な観光都市として知られています。 デリにある階段井戸Agrasen Ki Baoliは、歴史的建築物の一つです。108の階段がある階段井戸で、地下4階建てになっています。バオリは、水の寺院という意味です。 この階段井戸を見に行くのは比較的簡単です。デリもしくはニューデリーから行くことができます。デリの街中のランドマークになっているので、簡単に見に行くことができます。 朝7時から夜6時まで毎日オープンしています。Le meridien、シャングリラホテルなど有名なホテルからも近いので、徒歩で気軽に行くことができます。

チャンドパオリ 世界一といわれる巨大階段井戸

チャンド・バオリは最大級の階段井戸といわれています。反対側にHarshat Mataという寺院があります。地下13階建ての井戸は、およそ30メートルもの深さがあるらしく、3500階段もあるといいます。 チャンドバオリは、8世紀から9世紀にかけて建築されたといわれています。Harshat Mata寺院とともに観光名所となっています。寺院から20mとはなれていないところに、階段井戸は立っているので、気軽に見に行くことができます。 チャンド・バオリの階段井戸を見に行くなら、デリ、ジャイプール、チャンド・バオリは見に行く価値があるインドの観光名所です。この階段井戸は、毎日オープンしています。

アダラジ ヴァヴ

アダラジ ヴァヴはアダラジの街にある階段井戸で、アーメダバードからそう遠くない場所にあります。アーメダバードまで足を延ばしたときに一緒に見て回るとよいでしょう。 この階段井戸は、1498年に建築されてました。5階建ての地下建築物です。地下は、地上よりも5度から6度近く気温が低いといわれています。朝8時から夜6時までオープンしています。

ジャイプール

ジャイプールからいくことができる階段井戸は、前述してあるインド最大級の階段井戸「チャンド・バオリ」です。 チャンドバオリは古い階段井戸の一つです。パビリオンになったような場所では、ヒンズーの神様が踊っているようすなどが壁面に描かれています。 そのほかに、町の中心部にはpanna meena ka kundと呼ばれる小さい階段井戸があります。Anohki博物館のそばにある階段井戸ですぐに見つけることができるでしょう。この階段井戸は、16世紀の建物といわれています。

アダーラジ

アダーラジの村は、多くの巡礼者や観光客がアダラジヴァヴを見に訪れます。階段井戸は、1499年ルダバイ王妃によって建てられました。この階段井戸は地下五階建てで文化的、歴史的なだけでなくスピリチュアル的にも大切な場所としてみなされています。 朝六時から午後六時まで毎日オープンしていて、だれもが見学をすることができます。アーメダバードの駅から19キロほどしかはなれていませんので、車をレンタルなどして見に行かれるとよいでしょう。

ニムラナ

デリやジャイプールからいくことができる階段井戸の一つにニムラナの井戸があります。この井戸は、18世紀の建築として知られています。 ニムラムは、インドの古代都市の一つで、デリから110キロほど離れた場所にあります。この町の観光名所のひとつが、階段井戸であるニムラナフォートパレスです。15世紀につくられたフォートですが、1980年代の中ごろに補修されています。 最寄りの飛行場はニューデリーで120キロほど離れています。ジャイプールだと145キロほどです。

ラジャスタン

階段井戸を見るために訪れてほしいのが、こちら「DAUSA」です。 サンスクリット語で天国のように美しいという意味のDausaと名付けられています。また、Deva Nagriとも呼ばれて、ジャイプールからおよそ55キロほど離れた場所にあります。 インド最大級のチャンドバオリはもちろん、Jhajhirampura というルドラの寺院ように水をためておく有名な場所があります。そのほかにこの場所でのみどころは、bhandarejです。

ルダ

ルダの井戸はアダラジにある階段井戸で、1502年に作られたといわれています。ルダバイ ヴァヴは、五階建ての建物で、八角形の形をした井戸です。入口が三つあり、建物の装飾が豪華なことで有名です。

世界遺産の階段井戸

ラニ・キ・ヴァヴ・グジャラート・パタンの女王の階段井戸

階段井戸の中には世界遺産に認定されているものがあります。それがインド北西部にあるラニ・キ・ヴァヴです。とても神聖な空間でもあり、井戸の名前が意味するところは、王妃の階段井戸です。 井戸という名前とはまた少しはなれていますが、見る価値がある歴史的建築物です。この建物は、チャウルキヤ朝時代に作られたといわれています。Bhima 一世の妻である王妃UdayamatiとKarnmaのために作られた井戸だといわれています。 階段井戸の壁には素晴らしい装飾が施されていますので、見逃さないようにしましょう。この階段井戸ですが、朝9時から午後5時まで見学可能です。 飛行機で訪れるならpatan空港が最寄です。電車も同じです。Patanの街はアーメダバードなどから行きやすいので、車でも行くことができます。

階段井戸を巡るおすすめインドツアー

階段井戸を見に行くなら日本国内からチャンドバオリ、アダラジヴァヴ、ラニキヴァヴを見るツアーなどが出ています。これらのツアーを利用していくのがおすすめです。およそ一週間ぐらいで数か所の階段井戸を見に行くプランが多いです。 現地に支店があるところを探すとより細かく対応してくれます。どの階段井戸を見たいのかを考えながらいろんな階段井戸ツアーをオンラインで探してみましょう。

アダラジ・ヴァヴの階段井戸にまつわる悲劇の物語

多くの観光客でにぎわうアダラジ・ヴァヴは、とても美しい階段井戸としてしられていますが、悲しい物語が残されています。 それはルダバイという王妃にまつわる物語です。16世紀ラナ王の命によって、階段井戸は建てられました。ラナ王の時代に人々は水不足に悩まされました。そのため、水を得るためにあちこちさ迷い歩かないといけませんでした。 そのため王は井戸を作ることしたのですが、王はある戦争で死亡して、井戸を作ることができませんでした。ラナの敵であったマーマッドベガダは、ナラ王の妻であるルダバイを初めて見た時から気に入り、ラナ王の死後結婚をするように命じます。 ルダバイ王妃は、自分の夫を殺害した男との結婚を拒絶しました。彼女はベガダに建設途中であった階段井戸を民のために完成させるように命じます。井戸ができたら妃になるとだまします。

アダラジ・ヴァヴの完成後

1599ADにやっと階段井戸ができ上がりました。メガダは、ルダバイと結婚ができるものだと考えていました。しかし、彼女はメガダと結婚するぐらいなら、死んでもいいと最初から考えていました。 彼女は井戸に身を投げて死にます。

階段井戸がロケ地に使われた映画

インド最大の階段井戸えあるチャンド・バオリが下記の映画のロケ地として利用されています。

ダークナイトライジング

ダークナイト ライジング [Blu-ray]
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バットマン映画のシリーズ「ダークナイトライジング」にて、井戸の壁を素手で登っていくシーンを見ることができます。

落下の王国

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]
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スペイン、イタリア、サウスアフリカにインドネシアなど様々な国がロケ地として使われています。フィルムロケに使われたのは13の世界遺産と24ヶ国以上の国々で、ただひたすら美しい国をみることができるのも、この映画のみどころの一つです。 そんな中、ドラマのロケ地としてインドジャイプールも選ばれており、ジャイプールとしそばにあるチャンド・バオリの階段井戸がロケ地になっています。

安全に旅しよう

治安の面でもいろいろと不安になってしまうインドへの旅は、安全に行き区に越したことはありません。階段井戸を見に行くツアーも国内からたくさんでていますので、それらを利用して安全に行きましょう。

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