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「今日も今日とて」の意味と使い方|使用目的別に見る例文とあわせて解説

更新日:2024年02月24日

言葉の意味・例文

さまざまな作品で見聞きする、「今日は今日とて」という言葉について、その意味や使い方を正しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。この記事では、「今日も今日とて」という言い回しについて、例文などを用いながら詳しく解説しています。ぜひご一読ください。

悪い意味と良い意味で繋いで表現できない

具体例として、「今日も今日とて仕事はたくさんある。」であれば、「今日も今日と言って相変わらず仕事はたくさんある」ということを示していて、その文章自体に仕事がたくさんあるから大変(嫌である)や、仕事がたくさんあるから楽しい、というような意味は含まれていません。 つまり、「今日も今日とて」という言葉を使うだけで次に続く文章を悪い意味にしたり、良い意味にしたりするような機能はありません。

めったに起こらない珍しい出来事には使えない

「今日も今日とて」は、いつもと変わらない日常を指す言葉なので、めったに起こらない珍しい出来事には使えません。 例えば、「今日も今日とて宝くじを当てた」というような非日常的な出来事に対して使うと、違和感が生じてしまうでしょう。

瞬間的な事柄にも適さない

上述の通り、「今日も今日とて」は変わらない日常を示す言葉なので、その場限りの瞬間的な出来事に対しての使用はおすすめできません。 例えば、たまたま忘れ物をしてしまった時に「今日も今日とて忘れ物をした」と言うのは不自然です。ただし、毎日のように忘れ物をしている人なら「今日も今日とて」を使うことができるでしょう。

内容によっては相手をあきれさせてしまうことも

日続けている行動を表現するのには便利な「今日も今日とて」ですが、内容や場合によっては相手をあきれさせてしまうこともあります。さきほどもご紹介しましたようにネガティブな意味を強調するのと同じように、毎日「今日も今日とて●●だ」と言われても、相手に自分の毎日の行動はじゅうぶんに伝わっていますので、使いすぎには注意したいところです。 使い方の頻度としては、たまにポロっとこぼす程度でいいでしょう。そうすれば相手にとっては「今日もこの人は変わらないんだな」と安心してくれることでしょう。 毎日の行動を相手に知らせるのは良いことではありますが、それを毎日のように言われたとしても相手にとっては、あきれさせる要素ともなるでしょう。

「今日も今日とて」の例文

ここまで「今日も今日とて」の意味を解説してきましたが、お分かりいただけたでしょうか。 ここからは、実際にどのような文章の中で使用するのかを見ていきますのでぜひ参考にしてください。

良い意味での使い方をしたい時の例文

「今日も今日とて私の家族は賑やかだ」 この例文では、家族の賑やかさというプラスの表現に「今日も今日とて」をつけることで、変わらない日常に喜びを見出す効果を与えています。 このように「今日も今日とて」を良い意味で使いたい時は、ポジティブな文章と一緒に使うと良いでしょう。

悪い意味での使い方をしたい時の例文

「今日も今日とて悪天候だ」 この例文では、「今日も今日とて」を「悪天候」というマイナスな言葉に繋げることで、天気が悪い日が続いて憂鬱な気持ちを表しています。 このように「今日も今日とて」を悪い意味で使いたい時は、ネガティブな文章と一緒に使うと悪い意味が際立ちます。

代わりばえしないことを表現する時の例文

「今日も今日とて電車に乗る」 この例文では、「電車に乗る」という日常的な行動と一緒に「今日も今日とて」を使い、変わりばえしないことを表現しています。 自分の行動や事実と並べて使うことで、変わらない日常というニュアンスを出すことができます。

「今日も今日とて」の英語表現

「今日も今日とて」を直訳した英語表現はありませんが、ここではニュアンスが近い表現をいくつか紹介していきます。

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初回公開日:2018年02月27日

記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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