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米ぬかの肥料の作り方・成分と利用方法・そのまま使えるのか

初回公開日:2018年01月05日

更新日:2020年08月14日

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ガーデニング

米ぬかは、ただの粉ではありません。たくさんの栄養素が含まれており、その栄養素を使い肥料にすることが可能です。米ぬかをそのまま使うにはコツがいりますが、米ぬかを使った肥料を作ることで解消することができます。そんな米ぬかの肥料としての使い方を紹介しています。

米ぬかとは

米ぬかとは、玄米を精米するときに出る外皮や胚の粉のことです。米・小麦・とうもろこしは世界三大作物になり、世界の米は年間で約7億トンも収穫されています。 そのお米を精米すると出る米ぬかは、世界で毎年約5000万トンになります。その米ぬには、多くの利用成分が含まれていることから、いろいろな利用方法があります。 1番使われている利用方法は、米ぬか油の製造になり、それは年間出る米ぬかの37.5%が米ぬか油になっていますが、その他にもぬか漬けのぬか床に使われていたりします。米ぬかは、タンパク質が約13%、その他には脂質・糖質・無機質(リン・カリウム・ビタミンB1・ナイアシン)などが含まれており、米ぬかは食しても、栄養価がとても高い食品です。

米ぬかはそのまま肥料として使える?

栄養価も高い米ぬかですが、そんな米ぬかをそのまま肥料として使えるのでしょうか。結論から言えば、肥料として撒くことができ、栄養にもなります。ですが、米ぬかが栄養になるまでには長期間かかったり、栄養価が高い米ぬかをそのまま撒くことで、腐ってしまい悪臭の原因になったり、虫がわいてしまう原因です。 また、米ぬかを土に撒くことで微生物が繁殖してしまい、土壌内の酸素が微生物の呼吸に使われるため、酸素濃度が少なくなってしまいます。そのため、作物の根が酸素を使えず、米ぬかを肥料として与えたが、逆に作物を枯らしてしまう結果になることもあります。 では、そんな米ぬかを肥料として使うには、どうしたらいいのでしょうか。米ぬかを肥料として使うならば、米ぬかを分解させて作る「米ぬかボカシ」にする必要があり、米ぬかボカシを作ることで良質な肥料として作物に与えられ、成長を補助することができます。

ぼかし肥料とは

ぼかし肥料とは、有機質肥料(米ぬか・油かす・油粕・骨粉・魚粉)を微生物で発酵させ、有機質肥料の原形をぼかしてつくる肥料のことをもいい、有機質の肥料も基本的に使えます。ぼかし肥料の使い方は、自然素材をそのままに近い形で使えることがメリットです。 しかし、問題点もあり化成肥料に比べると即効性が弱かったり、ぼかしを作るのに時間を有したりします。そのため自然に近い形を望んでいても化学肥料を選ばざるをえない場合もあります。

米ぬか肥料を作ろう

ぼかし肥料の作り方には、発酵方法により2種類あります。 ・好気性発酵:切り返しの作業が必要です。完成するまでの期間が短く、2週間〜1ヶ月程度で完成します。 ・嫌気性発酵:切り返しの作業が密閉することで、不必要になりより簡単な作り方です。その代わり完成までに2〜3ヶ月の時間がかかります。 米ぬかのぼかし肥料は、どちらの作り方でも得られる肥効はほぼ同じですが、肥料を作る作業の手間や掛かる時間などに違いがあります。今回、下記で紹介するぼかし肥料の作り方は、嫌気性発酵を使った方法になり、切り返しが必要なく手間が掛からない作り方を紹介しましょう。

材料

今回紹介するのは、米ぬかを原料とした基本のぼかし肥料になります。 ・米ぬか:3 ・油かす:1 ・牡蠣殻石灰:1 ・発酵促進剤:少々 ・水:投入材料の1/10 上記を比率ごとに合わせて肥料を作っていきます。材料の中にある発酵促進剤とは、米ぬかと水を混ぜると発酵はしますが、その発酵が遅い場合があり発酵促進剤を加えることで、発酵分解作用のスピードを早めることが可能です。 また、自然に近づけたい場合は、土着菌という雑木林などの、落ち葉をめくったところにある白い物質を加えることで、発酵促進剤と同じ働きをしてくれます。また、前回作ったボカシ肥を少し残しておき、それを混ぜると前回作ったぼかし肥料と同じ肥料を作ることができます。

作り方

1:必要分量の材料を容器に入れ、水を掛けしっかりと混ぜる。ここで、水分が多いと腐ってしまうので気をつける。 2:水分の目安は、米ぬかを握って固めても、指で押すとパラパラになるくらいです。ここで、発酵促進剤か土着菌を加える。 3:混ぜた肥料を袋に入れ、それをナイロン袋に入れて密封する。発酵の過程で酸素が入ると、水と二酸化炭素に分解され肥料になりません。空気をしっかり抜き、密封することが肥料を作るポイントです。 4:密封したら、雨と直射日光を避けて保管します。しばらくすると発酵が始まります。嫌気性発酵は、発酵熱もでず常温のままです。 5:暖期なら1ヶ月、冬期だと2〜3ヶ月ほどで発酵します。保存袋を開け甘酸っぱい匂いがすれば、うまく発酵し完成した証拠です。肥料は、パラパラにし風通しのいい日陰で乾燥させます。そうすることで、発酵が止まります。作ったぼかし肥料は、半年ほどで使い切りましょう。

米ぬか肥料の成分は?

米ぬかぼかし肥料はどんな成分でできているのでしょうか。米ぬかぼかし肥料の成分は窒素・リン酸・カリウムが入っています。窒素の効能は、葉や茎を成長させる働きになり、リン酸の効能は、花びらを成長させる働きがあります。 また、米ぬかぼかし肥料は、肥料の中では遅効性のタイプなので、ゆっくり分解されて肥料の効果が出ます。米ぬかぼかし肥料は、苗を植え付ける前に土へ混ぜる元肥として使うのがベストな使い方です。元肥として使う場合は、2~3週間前に土壌に混ぜ、十分馴染ませてあげるといいです。 元肥以外にも、施肥として使うこともでき、その場合はタネや定植する植物の根が影響を受けにくい局所的な場所に肥料を入れます。これは、追肥でも同じで、根が生えていない場所に置き肥をします。そうすることで、米ぬかが土に馴染み、植物が肥料を吸えるようになれば、植物が勝手に根を張って大きくなるでしょう。

米ぬか肥料の効果

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