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キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

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キュレーションサイトという言葉を聞いたことがあるでしょうか。一時期問題として取り上げられたことがありますが、そもそもどのような意味なのでしょうか。この記事では、キュレーションサイトの意味や問題点などについて紹介します。興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい。

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「キュレーションサイト」の意味とは?

キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

インターネット上には色々なサイトが、日々新しく作られ更新されています。そういったサイトのカテゴリーの1つに、キュレーションサイトと呼ばれるものがあります。2016年の下半期に、大手企業のキュレーションサイトが大きな問題となったことで、この言葉を知った人も多いのではないでしょうか。 何かのサイトということは知っていても、意味をはっきりと知っている人はそれほど多くないでしょう。まずは、キュレーションサイトの意味について紹介していきます。

IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめるという意味を持つ

そもそもキュレーションとは、どのような意味を持つのでしょうか。「curation」という英語がもとになっていて、IT業界では、インターネットの中に散らばっているたくさんの情報を集め、あるテーマに応じて、集めた情報を整理することを意味します。

収集した情報を分類しつなぎ合わせて新しい価値を持たせ共有すること

情報の整理整頓といった意味合いだけではなく、集めた情報をまとめることで、新たな価値を持った情報とし、それを共有するといった意味で使用されることもあります。基本的に、目的に応じた情報収集は、プログラムを組み込まれた検索サービスであれば、自動で行うこともできます。 しかし、キュレーションは後述するキュレーターと呼ばれる人によって、情報が集められ取捨選択が行われるため、検索エンジンと比べて、質の高い情報になる可能性があります。ただし、情報を集めるキュレーター次第とも言えるため、必ずしも新しい価値を持った、質の高い情報共有になるとは限りません。

「キュレーションサイト」の類語

キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

キュレーションサイトの意味について紹介しましたが、このようなサイトと類似したものはあるのでしょうか。キュレーションサイトと似たような扱いをされているサイトは、いくつか存在します。ここでは、キュレーションサイトの意味に続いて、類語について紹介します。

まとめサイト

まとめサイトは、ほぼキュレーションサイトと同じ意味と言えるでしょう。どちらも比較的新しい言葉で、インターネット上の用語という側面もあり、定義はあいまいな部分がありますが、基本的には同じような意味合いで使用されています。 種類の多さが特徴的で、画像や動画をカテゴリー別に分類したものや、複数のサイト利用者によって記事が加筆されていくタイプのサイトも、まとめサイトと呼ばれることがあります。

パクリサイト

キュレーションサイトとまとめサイトは、ほとんど同じような意味を示す言葉ですが、パクリサイトは少し異なります。キュレーションサイトの類語とは言えますが、パクリサイトの場合は、そのサイトの内容のほとんどが、他のサイトのパクリでできています。 違法性が高いものが多く、パクられたサイトのほうがパクリサイトよりも検索下位になってしまうケースがあり、悪質と言えるでしょう。

「キュレーター」とは?どんな意味?

キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

キュレーションサイトの意味を紹介するときに、キュレーターという言葉が出てきましたが、どのような意味を持つのでしょうか。ここでは、キュレーターの意味について紹介していきます。

キュレーションを行う人のことを意味する

キュレーターは、キュレーションを行う人を指します。例えば、特定のジャンルの記事で構成されているキュレーションサイトの場合、その記事をまとめて発信している人が、キュレーターと言えるでしょう。記事の執筆を担当している人という意味で使う場合も、キュレーターと呼ぶことがあります。 キュレーターによって、キュレーションサイトの質が決まる部分が大きいため、健全で質の良いサイトとなるか、パクリサイトのようになってしまうかは、キュレーター次第とも言えるでしょう。

語源は博物館や図書館などの管理人や館長の意

キュレーターとは、もともと博物館や美術館などの館長や展示企画をする専門職を指す言葉です。博物館などの場合、企画内容にあった作品を選び、それをまとめて展示する必要があります。それを行うのがキュレーターの役目で、日本の場合は、仕事の範囲などが異なるため、正確に同じ意味とはなりませんが、学芸員が該当します。 情報を集めて新しい価値として提示する作業が、博物館などのキュレーターと似ていたため、IT用語として用いられるようになったと考えられるでしょう。

代表的なキュレーションサイト

キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

キュレーションサイトにはたくさんの種類がありますが、代表的なサイトとしては、具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか。ここでは、よく知られていて代表的と言える、キュレーションサイトについて紹介していきます。

Togetter

主にTwitter上で話題になっている情報がまとめられた、キュレーションサイトと言えるでしょう。ユーザー側がTogetterに登録することで、まとめを作成することができ、利用者参加型のサイトになっていることが、特徴の1つと言えます。 話題になっている内容を把握することができ、利便性が高いものの、晒しや炎上につながるきっかけになることもあります。

NAVER

日本では、「ネイバー」と発音される韓国の会社です。韓国で人気のポータルサイトで、日本では、NAVERの子会社であるLINE株式会社のイメージを持つ人が多いでしょう。買収や統合、企業名の変更などがあり、展開している主力サービスも変わっていっています。

NAVERまとめ

NAVERまとめは、先ほど挙げたLINE株式会社が運営しているキュレーションサイトです。ユーザーが記事を作成することができ、アクセス数に応じた広告収入を得ることができるのが特徴的です。 人気が高いメディアであるものの、ユーザーの責任によって記事がアップされるため、内容によっては問題になることがあります。

2ちゃんまとめ

2ちゃんねるの掲示板をまとめて作成される、まとめサイトのことを指します。ブログサービスを利用して運営されているものが多く、アフィリエイトなど商業目的のものが多いと言われています。ニュースやゲーム、ネタ系の話題が中心になることが多いでしょう。著作権への意識の低さが、問題視されることもあります。

MERY

キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

MERYは、女性向けのキュレーションサイトで、ファッションや美容などの記事を中心に構成されています。大手キュレーションサイトが問題となったときに、MERYも画像の無断使用などが指摘され、一時閉鎖していましたが、新しい体制で再開しています。

Spotlight

Spotlightは、ニュースやエンタメなどの記事を中心に構成されているキュレーションサイトです。現在は、記事の更新が停止され、新しいWebメディアに統合された形となっています。大手キュレーションサイトが問題となる以前は、一般のユーザーが記事を投稿できる仕組みを採用していました。

キュレーションサイトの問題点

キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

キュレーションサイトの意味や具体的なサイトなどについて紹介しましたが、キュレーションサイトが問題視されることがあるのは、なぜなのでしょうか。問題点としては、著作権を守っていないキュレーションサイトが、多く存在するという点が挙げられます。他人の文章や画像を盗用していると、著作権侵害となり、損害賠償請求などに問題が発展することもあります。 別の問題点としては、情報が間違ったまとめられかたをしている場合があるという点です。特に、人の健康や病気を扱っている場合が問題で、薬事法などに触れることもあります。

参考程度に?情報を鵜呑みにしないようにすることが大切!

キュレーションサイトとは・代表的なまとめサイトと問題点

今回は、キュレーションサイトを中心に、その意味などについて紹介しました。キュレーションサイトは、知りたい情報を簡単に得ることができ、利便性が高い一方で、著作権などの問題点もあります。まとめられている情報についても、極端な考え方のみに偏っていることもあるため、キュレーションサイトから情報を得る場合は、見る側の捉え方も重要と言えるでしょう。 書かれている情報をそのまま受け取らずに、いくつかの情報と照らし合わせるなどして、その情報が正しいかどうか精査することが、インターネット社会では求められるでしょう。

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