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キッチュの意味や使い方|ファッション/エリザベート・類語や対義語

更新日:2020年08月07日

言葉の意味

キッチュという言葉はもともとはドイツで生まれました。「まがいもの」という否定的な意味で用いられたキッチュですが、今ではオシャレな意味のキッチュになりました。ひとつの言葉が、時代と地域を越えて新しい意味を獲得することがここからわかります。

キッチュの類語を考えるには、キッチュの意味をここで整理しておかなくてはなりません。もとは「まがいもの」ですから、「低俗」とか「俗悪」とか「下品」がその意味を言い換えています。そこから「派手」だとか「ケバケバしい」という意味が派生してきます。 その一方で、公衆浴場の壁にタイルで描かれた富士山の絵のように、「陳腐な」ものも意味しています。 ここから、世界各地の民芸品などもキッチュとされることがあります。「時代遅れの」とか「新鮮みがない」「ありふれた」「古くさい」というのもキッチュの類語になります。その反対に、「ゴテゴテしている」「ケバケバしい」「毒々しい」「どぎつい」というのもキッチュの類語です。

キッチュの対義語って?

キッチュはもともとは、伝統的な文化に対して大衆化した文化をさげすんだ意味で用いられた言葉ですから、対義語としては「上品な」「エレガントな」「清楚な」という言葉が考えられます。そのほかにも、「新鮮な」「質素な」というような言葉も対義語になります。 本来の意味は「まがいもの」ですから、「本物」とか「センスのいい」というのも対義語になります。しかしその反面、「派手でオシャレ」という意味ももっているキッチュの対義語としては、「地味」「目立たない」というような否定的な意味の言葉も対義語になります。

キッチュの意味と使い方や例文について

もともとは否定的な意味をもっていたキッチュという言葉ですから、「オシャレ」のかわりにキッチュを用いるのはやめておいたほうが良いです。ただしキッチュとは、一種のダサさを含みながら、他人とは違う独特の個性を強調してくれます。うまく使うと人目を引く奇抜さが目立ってきます。 それではいくつか、キッチュを使った例文を紹介します。 ・そのコーディネート、キッチュでいいよ。 ・キッチュな色づかいが、そのデザイナーの特徴です。

キッチュでポップ

「ポップ」という言葉は、「ポップコーン」でわかるように、ポンとはじけて飛ぶような奇抜さを意味しています。「ポップアート」という言葉がよく用いられますが、古典的な美術から近代的なアートが生まれ、さらにポップアートが現代を象徴しています。 「キッチュでポップ」や「ポップでキッチュ」をテーマにした装飾品や日用品などが売られているのを見かけることがあります。形はごくふつうのものでも色づかいが変わっていたり、その逆に、もともとの形を大幅に変形したり、風変わりなものが目をひきます。

キッチュな美を楽しんでね!

時代は移り変わるものですから、ある時代に美しいとされていたものが、次の時代にはそうでなくなることがあります。その反対に、新しく生まれたものはその時代にはなかなか受け入れられず、次の時代になってようやく認められることがあります。 貴族社会からブルジョワ社会に移りつつあったときに誕生したキッチュは、「悪趣味」「まがいもの」として否定されました。それがいつの間にか、時代をリードする派手な美しさに変化するとともに、過去のものは時代遅れという意味で「キッチュ」になろうとしています。

初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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