
更新日:2020年07月21日
「アンカー」はリレーだけでなく、他の分野でも広く使われる言葉です。一般的な意味と思っていた言葉が、実際は別の意味の専門用語だったというケースは多いです。ここでは「アンカー」の分野ごとの意味や使い方を紹介します。誤用を避けるためにも、ぜひ、ご参考にしてください。
「アンカー」という言葉は、スポーツ用語だけでなく、さまざまな分野で専門用語としても使われています。特にリレー競技の「アンカー」は馴染みのある言葉です。 最近ではサッカー用語やニュース番組でも「アンカー」がよく使われるほど、広く使われている言葉ですが、意味を知らない方も多いのではないでしょうか。 今回は、思いもよらなかった意味や使い方など分野ごとの「アンカー」についてご紹介していきます。
「アンカー」は、英単語の「anchor」を由来とする言葉です。英単語の「anchor」の意味は、「錨(いかり)」、「アンカー」、「支え」、「よりどころ」、「一番後ろの人」になります。
ネット用語としての「アンカー」は、ネット掲示板などで他の書き込みに対してリンクをする行為や、その仕組みを意味しています。 正式名称は「レスアンカー」で、スラングとして当て字の「安価」が使われることもあります。「○○のコメントにアンカーを返す」などのように使われます。
ネット掲示板の「アンカー」は、「>>1」のように返信や引用する先の書き込み番号(レス番号)を特定の記号付きで書き込むと、番号の部分にリンクが自動生成されます。 このように、「アンカー」を使うことで閲覧するユーザーにとって「どんな内容に対しての返信なのか」「何を引用しているのか」が分かりやすくなります。 また掲示板によっては、アンカー付きのコメントが投稿されると、返信(引用)先の書き込み番号の色が変わる仕組みになっていたり、返信数に応じて色が変わることもあります。このような機能によって、どのコメントに対して返信数が多いのかがわかるようになっています。
ニュース番組で使われる「アンカー」は、「ニュースのメインキャスター」「総合司会者」という意味で使われ、「アンカーマン」などと言われることもあります。米国ではメインキャスターのことを「アンカーパーソン(anchorperson)」とも言われています。 ニュース番組で使われる「アンカー」には、番組の中心となり深く取材する、取材内容を最終的に取りまとめて分かりやすく伝えるという役割から、「よりどころ」「いちばん後ろの人」という意味から使われるようになったと言われています。
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