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「Ver.」の読み方/意味/使い方・バージョンアップと更新の違い

更新日:2024年04月20日

言葉の違い

「Ver.」は製品の機能や不具合の有無を確認するための識別記号です。必要に応じてメーカーはバージョンアップしており、スマートフォンやパソコンでは自動的に行われています。この意味を知っておけば、それぞれのアプリを使用する時にわかりやすくなります。

Ver.2.0やVer.3.5のような小数点を含む数字で表記される

一番オーソドックスな表記はVer.の後に小数点を含む数字です。Ver.2.0はVer.2の初めての製品となります。2.0には意味があります。前の2は製品の大きな機能を表現しており、3になると別の製品と考えなければなりません。これに対して後半の0は同じVer.2でもバグの修正や不具合の改善などの機能アップで利用されます。 つまり、Ver.2.0とVer.2.1はユーザーから見ればほとんど同じと考えていいでしょう。しかし、致命的な欠陥が見つかった場合でも同じ表記となりますから、無償でバージョンアップできる場合はできるだけ最新版にしておくべきです。

「バージョンアップ」の意味

バージョンアップの意味は製品の機能を意味するバージョンを改定することです。身近なところではスマートフォンやパソコンのアプリケーションの改訂です。それぞれのアプリケーションにはVer.表記があります。その数字がいつの間にか変わっていることがあるでしょう。自動的にバージョンアップされているからです。 もちろん、設定をすることで手動でのバージョンアップも可能です。ただ、バージョンアップするかどうかを判断することは容易なことではありません。メーカーを信頼して自動のバージョンアップを設定することが賢明な判断です。

新しい機能の追加や不具合修正などにより改良や改善が加えられること

実際のバージョンアップはいろいろな状況を意味しています。新しい機能の追加はユーザーに対してアピールできることです。しかし、不具合の修正の場合もあります。もちろん、メーカーの内部ではバージョンアップによる変更内容は詳細に記録されており、将来の計画もある程度考慮されていることでしょう。 スマートフォンにはたくさんのアプリがインストールされており、それぞれが独立して改善をしています。また、自動的にバージョンアップしていますから、それらを細かく把握することはできません。バージョンアップによって悪い方向になるのではなく、いい方向に向かっていることだけは間違いありません。個別のバージョンを気にする必要はありません。

OSのバージョンの意味

小さなアプリの場合は意味など気にする必要はありませんが、Windowsのような重要なOSのバージョンは重要です。自動的に改訂するのではなく、有償でバージョンアップとなります。ほとんどの場合は製品のハードウェアに初めから添付されているソフトウェアであり、ハードウェアを買い替える時に新しいバージョンにします。 WindowsだけではなくiOSも同じでしょう。それぞれのバージョンは一桁の数字で表現されていますから、新しいバージョンが登場したら、それを目的に新しい装置を購入している若者もたくさんいます。

「バージョンアップ」と「更新」の違い

意味することは同じように感じても「バージョンアップ」と「更新」はかなり異なっています。まず「バージョンアップ」は機能や不具合の改善の意味です。バージョンを変更しなくても、当面の使用には支障ありませんが、使い方が限定されることや不具合があることを理解した上で使用しなければなりません。 「更新」は変更ではなく、最新の状態にすることです。機能ではなく内部のデータを新しくしなければ機能を保つことができません。正常動作するために古いデータを新しく更新します。

Ver.の意味を理解する

製品に付けられているバージョンには、明確な意味があり、バージョンが違えば機能や不具合などが違ってきます。 具体的な内容はそれぞれの製品によって違いがありますが、個々のバージョン違いの意味ではなく、致命的な不具合があるバージョンだけを確認しておくことが大切になってきます。バージョンをしっかりと理解し、安心して製品を使っていきましょう。

初回公開日:2018年01月16日

記載されている内容は2018年01月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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