「Ver.」の読み方/意味/使い方・バージョンアップと更新の違い

「Ver.」の読み方は「バージョン」です。もちろん、日本語ではありませんが、多くの人はバージョンで意味がわかります。ただ、その意味するところは明確ではないため、勘違いするケースも少なくありません。

「Ver.」と書くとバージョンと読みますが、どこに意味が記載されているでしょうか。パソコンやスマートフォンで動作するアプリやOSにはすべてVer.が表記されています。この意味を理解していないと正常動作しない時に原因を突き止めるために時間がかかってしまうことも少なくありません。Ver.の意味はアプリケーションや装置などの機能を表しています。 つまり、製作された時期によって少しずつ機能が異なっており、Ver.を確認してからメーカーなどに問い合わせをしなければなりません。

なぜ、Ver.が重要視されているのでしょうか。ユーザーにとってのメリットは購入する時に期待している機能を持っているかどうかを簡単に確認することができます。もちろん、バージョンの意味とは関係なくメーカーはアプリケーションに不具合があった場合には早めの対応が求められます。 現在はインターネットに接続された環境が一般的になっていますから、オンラインでバージョンアップをすることができます。ユーザーが意味も知らないうちにVer.が上がっているはずです。

「Ver.」の意味は製品が販売された時期を表現している場合もありますが、多くの場合は機能の違いを明確にするために使用されています。つまり、同じアプリケーションでもVer.が違えば機能が異なっていると認識しなければなりません。 ただ、機能がどの程度異なっているかは制作しているメーカーやアプリケーションによって差がありますから、購入する時には確認しておかなければなりません。

「Ver.」の正しい綴りはVersionです。Versionでは綴りが長すぎることと、海外での使用を考慮して省略表記の方が一般的になったと言えます。英語で省略する場合には末尾にピリオドを付けることになっていますから、「Ver.」となります。もちろん、そのようなことを知らなくても「Ver.」が機能を意味するための数字となっていることを知っていればいいだけです。

製品が登場した時には「Ver.」は1から始まります。そして、改訂されるたびに数字が上がっていくようになっています。もちろん、途中を飛ばしたり、数字でない表記にしたりすることも可能です。製品を開発している会社が決めるだけのことだからです。 いずれにしても、「Ver.」が違えば、何らかの機能に違いがあると認識しておかなければなりません。ただ、ごくわずかな違いや内部機能の違いもあります。ユーザーが必要以上に気にすることはありません。 重要なことは外見や操作方法に違いがないかを確認することです。メーカーはそれぞれのバージョンで保存したデータを再利用できるように考慮していますが、一般的には上位互換となっており、上位バージョンのデータは下位バージョンでは使用できません。できるだけ新しいバージョンを使ってもらいたいとメーカーは考えています。

製品に何らかの手を加えて作り直すと、「Ver.」を変えることが一般的です。新しい機能を搭載したことを宣伝する意味もありますが、異なるバージョン間でのデータのやり取りが簡単ではないケースもあるからです。 そのため、メーカーはユーザーに対して製品のバージョンを確認することを強調しています。製品の不具合がある場合のバージョンアップは無償となることがほとんどですが、機能アップの場合は同じ製品名でも別の商品と見なしています。 つまり、バージョンアップのためには費用がかかります。どうしても容認できない不具合でなければ、古いバージョンのまま利用することも可能ですから、パソコンを買い替える時などに合わせて新しいVer.の製品を購入することになるでしょう。

具体的な「Ver.」の使い方を説明しましょう。「Ver.」の後ろに数字を続けます。桁数はメーカーが自由に決めればいいだけすが、数字が大きくなるにしたがって新しい製品を意味することは共通です。その意味を変えてしまうと利用者に誤解を与えてしまうからです。