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パワハラで訴える方法|証拠とかかる費用・退職後に訴える先は?

社会人常識

パワハラで悩んでいる人は多いです。会社に相談しても解決しない場合は訴えるしかないのでしょうか。この記事では、パワハラで訴えるための証拠の残し方やかかる費用、退職後にパワハラで訴える場合など、パワハラで訴える方法について詳しく紹介します。

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パワハラで訴える方法

パワハラは犯罪です。あってはならないことという認識が社会全体に広がり、パワハラをしにくい環境を作るためにも、訴えるという行動に意味があります。人生も仕事も忍耐は大切です。しかし、我慢に我慢を重ねて病気になってしまっては損です。そうなる前に行動を起こすことです。 弁護士は「裁判は戦争。最後の手段」と言います。パワハラを受けて訴える前にすることは相談です。一人で悩みを抱えることなく、パワハラがエスカレートする前に相談することが肝要です。例えば、職場の課長にパワハラを受けたら部長や社長に相談します。 訴えることなく解決した方が良いことは明らかです。部長や社長が「考え過ぎじゃないの」という無責任な態度ならば、社外の相談窓口へ行きます。「法テラス」や「総合労働相談コーナー」など、色々な窓口があるので、訴える前に相談することが大切です。

教員がパワハラで訴える方法

教員がパワハラで訴える方法

教員が先輩教師にパワハラを受けるケースがあります。訴える前に、最初は校長や教頭(副校長)に相談します。校内で解決しない場合は、教育委員会に訴える方法があります。 ニュースを見て、教育委員会の処分が甘いと感じる人は多いでしょう。生徒にセクハラをした教員が謹慎2ヶ月程度の場合もあります。セクハラよりも、もっと判断が難しいのがパワハラです。教育委員会に訴える場合、納得のいく処分がされない可能性はあります。 法テラス(日本司法支援センター)は国が設立した法的トラブルの総合案内所です。最初は電話で無料相談ができます。相談の内容を聞き、適切な窓口を紹介してくれます。感情的にならずに、冷静沈着にパワハラの実態を語りましょう。

派遣先でパワハラにあう

派遣社員は正社員と比べて弱い立場です。正社員から「派遣のくせに生意気だ」「派遣だからって容赦しないぞ」「お前なんか派遣切りしてやる」という威圧的な暴言は全てパワハラです。 パワハラを受けた場合、訴える前に派遣会社に相談します。派遣先を変えてくれる可能性があります。派遣先の会社に信頼できる幹部がいれば、その人に相談する方法もあります。「よくもチクッたな」などと幼稚なことを言ってきたら、いよいよ訴えることも視野に入れます。 法テラスの他には、労働局や労働基準監督署に、総合労働相談センターがあります。訴えるための準備は何が必要かを、専門家に相談することが第一歩です。

その後 パワハラ上司を訴えると報復がある

パワハラを訴える場合、その後のことも考える必要があります。パワハラを注意されて改善する上司や会社なら問題ありません。しかし、パワハラを注意されて報復を考える悪質なケースも実際にあります。 例えば、課長からパワハラを受け、部長に相談します。部長が課長に厳しく指導し、一旦はパワハラが治まりす。ところが、課長は別件で報復に乗り出します。仕事のミスや粗を必死に探し、解雇や左遷に持って行こうと企みます。 解雇は困るのでパワハラを我慢してしまうケースが多いのが実情です。会社を訴える場合、その会社にいられなくなる可能性は高いです。

校長からのパワハラ

学校で一番偉いのは校長です。校長からパワハラを受ける場合は深刻です。横の繋がりで校長と対決するケースもありますが、解雇を恐れて誰も協力しない可能性もあります。最初は教育委員会に相談します。 相談する前にやるべきことは、客観的な証拠集めです。録音・録画ができれば一番良いのですが、無理ならばメモします。「11月1日午後1時頃、職員室で怒鳴りながらイスを蹴った」「管理職に逆らうと痛い目に遭うぞと言われた」など、年月日と時間、その時のセリフや行動を書き残しておきます。 他には、パワハラの瞬間を目撃した同僚がいて、証言してくれる協力者がいれば強い証拠になります。書類を投げつけたり「いらない」「帰れ」「邪魔」など暴言が日常的であれば、パワハラの常習犯という証明になります。

職場以外の個人のパワハラ

パワハラは職場内だけとは限りません。職場でパワハラが横行しやすいのは、上下関係で成立している組織だからです。職場ではなくても、地位が上の者が、逆らえない立場の人に暴言を吐いたり威圧的な態度を取ればパワハラになります。 パワハラをする人間の特徴は、パワハラを指摘されて「愛の鞭」「厳しい訓練」と弁解することがあります。懇切丁寧に指導していれば、パワハラで訴える事態にはなりません。 体罰と指導の区別がつかない教師と同じで、パワハラと指導の区別がつかない人間はパワハラが常態化している恐れがあります。個人のパワハラを解決する方法も相談が第一歩です。

お局の困ったパワハラ

お局とは、勤続年数が長く、職場で力を持っている女性社員です。全体を統括する立場の場合が多く、発言力がある存在です。特に役職がなくても仕切り屋として君臨していることがあります。 特徴は、新人や気に食わない女性社員にパワハラをします。睨んだり、無視したり、露骨な意地悪もあります。「これ今日中にやっておいて」と無理な量の仕事を命令することもあります。 大切なことは毅然とした態度を取ることです。特別扱いをする必要はありません。「この人をいじめたら危険」と教えるしかありません。厳しく注意できる上司に相談して注意してもらうことです。こちらが強い態度なら怯むでしょう。本当に強い人間はパワハラなど絶対にしません。威張るのは弱い人間の証拠です。

パワハラで訴えるための証拠の残し方

パワハラが悪質だと精神的苦痛が続き、ストレスが溜まります。ストレスは万病のもとです。病気になる前に手を打ちましょう。会社を辞めるにしても、病気になってしまえば再就職が厳しくなります。 ニュースでもよく録音した音声が流れますが、まさに決定的証拠です。パワハラは「言った」「言ってない」で争われることがあります。しかし、録音した音声を突きつけられたら何も反論できません。録画もかなり有効です。 パワハラの記録をメモして残す場合は、年月日と時間、パワハラの内容と、その時どう感じたかも書きます。「具合が悪くて早退したかったのですが、仕事を急ぐように怒鳴り散らされて、早退を言い出せませんでした。このままでは健康を害すると恐怖を感じました」など、詳細に記録します。

パワハラで訴えるのにかかる費用

パワハラで訴える決意が固まっても、費用が高額と知り、断念する人もいます。結局我慢するか、会社を辞めて訴えることもなく泣き寝入りしてしまうかです。パワハラで訴えるリスクが大き過ぎるのも、パワハラが無くならない原因の一つです。 パワハラで訴える方法として、損害賠償請求があります。かかる費用は、50万円の損害賠償請求なら5000円、100万円の請求なら10000円です。後は切手代(印紙)に6000円~7000円かかります。 一番大きな出費は弁護士に支払うお金です。着手金と成功報酬の金額は、勝訴しても手もとにあまり残らないほど高額なので、訴えることを躊躇してしまいます。長引く裁判の心労と今後の生活を考えると迷うのは仕方ないでしょう。

訴える前に相談

無料相談をしてくれる弁護士事務所もありますが、たった30分で5000円以上の相談料を取る弁護士もいます。弁護士に相談する人は、お金に困っている人が多いので、庶民感覚からすると良心的とは思えません。法テラスや総合労働相談コーナーは無料です。 怒りに任せて訴える前に、無料の相談窓口へ行くことが、今の悩みを解決する第一歩です。訴える以外にも色々な解決方法があります。嫌だと感じていた先輩が、後々良い人だと分かり合えたエピソードもたくさんあります。裁判所に訴えるのは最後の手段です。 パワハラの場合は判定が難しく、必ずしも勝訴できるとは限りません。無遅刻・無欠勤・無早退が理想ですが、遅刻や無断欠勤があると、相手はそこを突いて来ます。訴えるならば日頃の勤務態度も重要です。

退職後にパワハラで訴える先は?

会社で働きながらパワハラ上司を訴えるのは勇気が必要です。しかし、辞めてしまえば怖いものはありません。ただ、パワハラで訴えるならば、辞める前の方が良いでしょう。辞める覚悟が決まれば、左遷や解雇という脅しが通用しません。交渉の場でもパワハラ上司に思い切り強く言えます。 退職後にパワハラで上司や会社を訴える場合も、辞めた直後の方が良いです。何年も過ぎた後だと記憶が曖昧になっています。 使用者(社長)には、使用者責任があります。従業員を守り、皆が快適な環境で働けるように尽力する義務があります。パワハラを放置していたのは業務不履行に当たり、損害賠償請求の対象になります。行動は慎重に、法テラスなどへ行き、法律の専門家に相談してから動くのが良いでしょう。

戦う姿勢を見せるとパワハラ上司は怯む

パワハラで訴えるための証拠の残し方や費用、退職後に訴える場合など、パワハラで訴える方法について詳しく紹介してきました。パワハラを解決する方法は早めの相談です。放置しておくとパワハラがエスカレートして仕事になりません。ストレスも溜まり、心身を消耗します。 パワハラ上司に信念などありません。部下が逆らわないと舐めてパワハラをする場合がほとんどです。猫だとバカにして踏んだら虎だったと思い知らせることも勝負です。本格的に戦う姿勢を見せれば怯みます。労働法は従業員を守るための法律です。法律知識も強力な武器になります。 「後悔させてやる」みたいなセリフは脅迫罪に触れる可能性があるので、交渉の時は冷静沈着に、相手が怒鳴っても敬語で、毅然とした態度で話すのが勝利の要諦です。強い心で臨むことがパワハラ解決の道です。

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