IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

断罪の意味・断罪の正しい使い方|判決/罰/歴史民俗用語/例文

更新日:2020年08月07日

言葉の意味

断罪という言葉でみなさんがイメージするのは、時代劇での打ち首獄門や現代風だと犯罪者の罪を確定させる又は、罪を犯した人を許さない事などに使われています。日常生活ではあまり使われない言葉ですが、今回はその言葉の意味や正しい使い方を掘り下げていきます。

断罪とは?

「断罪」という言葉は、悪人をバッサバッサと斬り倒し奉行所に成敗される時代劇や、裁判官が木槌を叩いて「有罪」と犯罪者に伝える言葉のイメージが強いですが、そもそも「断罪」という言葉の意味はあまり正しく知られていません。 こちらの記事では、この「断罪」の正しい使い方や言葉の意味をわかりやすく紹介します。

断罪の意味は?

「断罪」という言葉は、大きくは2つの意味に分類されます。一つは、犯した罪を判決により確定にして、その罪に対して罰を与える事を意味しています。そしてもう一つが、首を切り落とす「斬首」(人間の体から首を刃物などで斬り落とす行為)を意味しています。 一般的な意味としては、前者の意味合いで使われる事が多いので、覚えるのであれば前者の意味合いで覚えておくとよいでしょう。

だん ざい [0] 【断罪】 ( 名 ) スル ①罪をさばくこと。罪を処断すること。 「悪業の数々を-する」 ②斬首の刑。

斬首とは?

斬首とは、罪人の首(頭部)を刃物などで胴体から切断する刑罰のことです。中世のヨーロッパでは、フランス革命でマリーアントワネットらがギロチンで首を斬り落とされたことは、あまりにも有名です。または、処刑人が罪人の首を斬り落とすことで、刑罰を施行していました。江戸時代の日本では、同心が罪人の首を斬り落とすなどがあります。

実際に断罪された判決

ここでは具体例を挙げながら、断罪の実際についてご紹介します。

東京電力福島第一原発事故での断罪

世界中に知れ渡りいまだ深い傷が癒えない原発事故は、多くの方が被災した痛ましい震災でもある東京電力福島第一原発事故で、福島地裁が生業訴訟で国と東京電力を断罪しました。

兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件での断罪

兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件で、男女3人への殺人罪と1人に対する傷害致死罪など、10の罪に問われた犯人に裁判官が、一部が無実だという犯人側の主張を受け入れずに無期懲役という判決を下し断罪しました。

鹿児島県議選を巡る選挙違反事件(志布志事件)での断罪

警察の違法捜査・検察の癒着と、悪人を取り締まる側が断罪されており、あくまでも公正で公平な裁きにより、無罪が確定した元被告ら17人へ総額5980万円の支払いを命じる判決を言い渡し、警察と検察を断罪しました。

都立広尾病院事件での断罪

書籍にもなっている医療事故です。医療ミスで患者を帰らぬ人にし、さらに虚偽の報告をするなどして遺族への不信感を募らせ、病院の隠蔽体質が真相究明の妨げになっているとして、東京地裁が東京都と元院長と主治医に対して、遺族に6030万円の支払いを命じる判決を言い渡して断罪しました。 このように断罪はまだまだ多くありますが、概ね大きな事件・事故などで断罪という言葉は使われています。

断罪により受ける罰

読んで字のごとく罪を断つのが断罪ですので、現代では犯した罪の大小により罰が決まり、その罰を清算させるまでが罰と言えますが、もう一つの意味である断罪では首を切り捨てる・首を斬り落とす(斬首)が罰になるでしょう。 そもそも断罪されるような事(犯罪やそれらに準ずる行為)をすること自体が、その人にとっての罰といえるでしょう。

次のページ:断罪の正しい使い方とは?
初回公開日:2018年03月07日

記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング