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忌避の読み方/意味/使い方・回避との違い・法律用語の忌避

初回公開日:2018年02月01日

更新日:2020年05月22日

記載されている内容は2018年02月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の読み方

皆さんは忌避という言葉の意味について正しくご存知でしょうか?一口に忌避といってもその意味は様々です。日常的に使うことのできる言葉であるとともに、法律用語として専門性の高い言葉でもある忌避について、今回はその用法などもあわせてご説明します。

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忌避という言葉

「忌避」という言葉をご存知でしょうか。読み方も危ういという人も多いであろう、この言葉ですが、よく使われる言葉なので知っておいて損はないでしょう。そこで今回は、忌避の読み方から実用的な使い方に渡って紹介します。

忌避の読み方

「忌避」という言葉は、話し言葉というよりは文章で使われる言葉ですが、この「忌避」はどのように読むのでしょうか。「忌避」の読み方についてみていきます。

きひ

さて、忌避の読み方ですが極めてシンプルで、「きひ」と読みます。「忌まわしい」に「避ける」なんて、なんだかおどろおどろしくありませんか。詳しく見ていきましょう。

忌避の意味

ここでは、「忌避」の意味についてみていきます。

意味1:嫌って避けること

まず、嫌って避けるという意味が含まれます。例文としては「徴兵を忌避する」「~は、その木の下に行くことを忌避した」などの使い方になり、「徴兵されることを嫌がって避けた」「木の下に行くことを嫌がって避けた」という意味になります。 これはその漢字のイメージどおりですので、比較的分かりやすいのではないでしょうか。

意味2:ある人物や事柄のようになりたくないと念ずる感情

イメージとしては「忌まわしいもの」=「なりたくない」といったようなものでしょうか。例文としては「〇〇さんを忌避しているのは、自分勝手な人だからです」のように使うことができます。

法律用語の忌避の意味

訴訟事件

訴訟事件に関して「忌避」という言葉を用いる場合、「裁判官や裁判所書記官に不公正なことをされる恐れがある場合に、当事者の申し立てによって、その者を事件の職務執行から排除すること、またはその申し立てをすること」を意味します。

忌避の類語

「忌避」の類語としては、「敬遠」「逃れる」「避ける」「遠ざける」などがあります。ここでは、これらの「忌避」の類語のそれぞれの意味や使い方についてご説明します。

敬遠

「敬遠」の意味は、「表面上は敬うような態度でいて、実際には近づくのを避けること、逃げること」です。言い換えれば、意識して避けることを意味します。例文として「あの人は口うるさいので敬遠されている」「めんどうなことは敬遠する」「強打者を敬遠する」などが挙げられます。

逃れる

「逃れる」の意味は、「危険や不快に思うことを避けて、遠くに身を置く」「自分にとって好ましくない状態になることを回避する」です。例文として、「責任を逃れる」「罪を逃れる」「難を逃れる」などが挙げられます。

避ける

「避ける」の意味は、「好ましくないもの、ことから離れた位置をとること」「触れないようによけること」「同じ時にならないよう時間をずらすこと」です。例文としては、「自動車を避ける」「反抗期で父親を避ける」「ラッシュアワーを避ける」などが挙げられます。

遠ざける

「遠ざける」の意味は、「近寄らせないで向こうへやる」「接触・交渉をしないようにする」「親しくしないように疎遠にする」などです。例文としては、「追手を遠ざける」「悪友を遠ざける」「人を遠ざけて密談する」「仲間を遠ざける」「甘いものを遠ざける」などが挙げられます。

忌避と回避の違い

「忌避」という法律用語のほかにも「回避」「除斥」という言葉があります。これらの違いは何なのでしょうか。それぞれの意味をみて、違いについてみていきます。

除斥

法律上の「除斥」とは、民事訴訟法23条の条文にあるように、事案を裁く裁判官の配偶者がその事件の当事者だった場合など、身内が事件にかかわっている場合は公平性が保たれないため、担当から外すということです。

忌避

忌避は、上述しましたように、除斥事由には該当しないけれど、手続き上公正さを失わせるおそれがあるものに対して、申し立てをすることで、手続きに関する職務執行から排除できるということです。

回避

法律上の「回避」とは、自ら降りるということです。例えば、裁判官が担当する事件の当事者が古くからの親友だった場合には、公正さが保たれないおそれがあります。そのような場合は、裁判官自らが「回避」によって降りることができるということです。

忌避の対義語

忌避の意味について理解できたところで、次に忌避の対義語を見ていきましょう。「忌避」の対義語には、「歓迎」「憧憬」「憧れ」などがあります。それぞれの意味や使い方についてご説明します。

歓迎

「歓迎」の意味は、「喜んでむかえ入れること」「喜んで受け入れること」です。例文としては、「ご来場を歓迎する」「遠い地から来た友人の歓迎会を開く」「建設的な批判はむしろ 歓迎だ」などが挙げられます。

憧憬

「憧憬(しょうけい・どうけい)」の意味は、「あこがれること」「あこがれの気持ち」です。例文としては、「西欧の絵画に憧憬する」「異国の文化を憧憬する」「憧憬の念を抱く」などが挙げられます。

憧れ

「憧れ」の意味は、「理想とする物事や人物に強く心が惹かれること」「思い焦がれること」です。例文としては「都会の生活に憧れる」「名声に憧れる」「先輩に憧れを抱く」「少年たちの憧れのまと」などが挙げられます。

忌避の使い方

忌避の意味とは自分で責任をもたなければならないことや、義務づけられている仕事などを、いやがって避けることです。 徴兵やマスコミ、あまり積極的に参加したくないものへの出席といったものはなるべく避けたい事案ではないでしょうか。こういった場合に、忌避を使うことで適確に避けたい意思表示を伝えることができます。

「忌避」の意味と使い方を知り正しく使いましょう

いかがでしたか。「忌避」の読み方にはじまり、その意味や用法、類義語や反対語などについて、正しく理解していただけましたでしょうか。 「忌避」は「嫌がって避ける」という意味の言葉として使いますが、他に法律用語として用いられるなど、専門性の高い言葉だということがわかりました。なかなか日常生活の話し言葉としては使わない言葉ですが、新聞記事や小説など文章としては、思わぬところで出てくる言葉でもありますので、正しい意味を知っておきましょう。 これを機に皆様が正しく「忌避」について理解してくださることで、見識を広めるきっかけになれば幸いです。

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