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縁の読み方と意味・淵と縁の違い・畳縁とは何か・腐れ縁の意味

更新日:2024年02月03日

言葉の違い

「良縁祈願」「縁結び神社」など女性に人気のキーワードである「縁」とは、そもそも一体何なのでしょうか。実は漢字の「縁」には違った意味がいくつもあり読み方も多数あります。それぞれの縁の意味と読み方、名前に込める意味も説明します。

「淵」とは川や湖の淀みのできる場所です。川底や湖底が少し窪んでいて深くなっていると、そこだけ水の流れが緩やかになっていて水が淀みます。対して縁は川や湖の端という意味なので、それぞれの言葉の指す場所は全く違います。

腐れ縁の意味とは?

「あなたとは腐れ縁ね」と恋愛ドラマの中ではよく聞く言葉です。「本心は別れたいのに一緒にいるしかない」というマイナスな意味で使われることが多い「腐れ縁」ですが、本当は違います。腐れ縁は元々は「鎖縁」という言葉でした。鎖縁とは本来はどのような意味なのかを説明します。

語源は鎖縁

腐れ縁の語源は鎖縁でした。鎖のように切れることなくずっと続くご縁の事です。それは幼い頃からの友人であったり、ご近所さんやお得意さんのような関係もあります。 鎖縁は悪い意味ではなく強い絆を鉄の鎖に例えたものですから、ずっと以前から細く長く将来に亘って繋がっている良いご縁のことです。 それがいつしか、「鎖」が「腐り」に転じて「腐った縁」となってしまい、元々の「古くからの付き合い」を指す言葉以外に「あまり好ましくないけど切れない縁」も指すようになりました。

恋愛のご縁とは何か?

恋愛のご縁とは「波長が合う」という事です。例えて言えば、お互いが引き付け合う磁石といえます。普段何気なく行っていることや考えていることが、その人格を彩る雰囲気を作ります。人によっては「オーラ」と呼ぶ場合もあるでしょう。それが似ている人同士が合うと「気が合う」ようになります。 よく「出会った瞬間にピピっと電気が走った感じがした」と語る人がいます。お互いに引き付け合う瞬間で、この時に縁を感じてしまいます。

風水の「縁が円を呼び、円が縁を呼ぶ」の意味とは?

風水では人間関係を良くすると金運がアップすると言います。これを「縁が円を呼ぶ」と言います。 人間関係を良くするとは、相手から信頼される人となることです。明るくいつも笑顔でいる人、思いやりがある人、会話が楽しく社交的な人は誰からも好かれるため大勢の人から情報が集まります。その中にはお金のご縁も含まれるので自然とお金持ちになっていきます。 「円が縁を呼ぶ」とは自分が得たお金を周りの人に役立つように使うことで、もっと人のご縁が深まり自分も幸せになるという意味です。 つまり「縁が円を呼び、円が縁を呼ぶ」とは、人のご縁を大切にするとお金持ちになり、そのお金を人のご縁を大切にすることに使うと自分も幸せになるという意味です。

畳縁とは何か?

畳縁(たたみべり)とは畳の端の布のことです。畳の周囲全部ではなく長手方向のみにつけられています。畳の角の摩耗を防ぐ意味と隙間を詰める役割があります。美しい模様が特徴的で昔は家紋なども付けられていました。 「畳縁を踏んではいけない」と昔からの躾では言われていました。理由は二つあります。1つは家紋が模様となっていたので踏んではいけなかったこと、もう1つは敵が縁の下に隠れていて、畳の間から槍で突いてくる恐れがあったためです。

子供の名前に縁を使う場合の読みと名前に込める意味

生れてくる子供に「縁」という漢字を使って名前を付ける場合は、やはり「良いご縁があるように」というのが一番の理由でしょう。人のご縁もお金のご縁も困らない幸せな人生を送って欲しいという親の願いです。 縁の読み方として下記のように色々あるので、名前として使える読み方を紹介しました。

えにし

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初回公開日:2018年01月12日

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