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更新日:2024年11月04日
「韻を踏む」という言葉の意味をご存じでしょうか。本記事では、「韻を踏む」の意味をはじめ、由来や使い方、英語表現などについて紹介しています。「韻を踏む」という言葉をビジネスシーンなどで正しく使ってみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
・この曲自体はリズミカルでノリがよいが、歌詞に韻が踏まれていないので、聴き手にちぐはぐな印象を与える。 ・広告、宣伝のチラシでは、そのキャッチコピーに韻が踏まれていないと、冗長で間延びした感じを読み手に与えてその意味がよく伝わらない。 ・ラップの歌唱方法とポップスやロックの歌唱法の違いは、その歌のフレーズに韻が踏まれているかどうかで理解することができる。
・この曲はリズミカルで歌詞もそこそこの出来だが、歌詞の中に韻が踏める部分があれば、さらに出来映えがよくなる。 ・このキャッチコピーでは宣伝のチラシには使えない。もう一工夫して、韻が踏めるようなキャッチコピーにすれば採用も考えたい。 ・ラップでは、歌詞にしっかりとした韻が踏めるかどうかで、成否が左右される。韻のないラップでは意味がない。
・この曲はリズミカルで歌詞もそこそこの出来だが、歌詞の韻の踏み方が足りないので今一の感じがする。 ・このキャッチコピーは、韻の踏み方が十分に工夫されているので、お客様への訴求力が極めて高いと判断できる。 ・ラップで韻の踏み方が十分でない作品は意味がなく、例えリリースされてもファンの支持を得ることは出来ない。
「韻を踏む」手法には4つの方法があります。そのいずれもが詩歌などにおける不完全な韻律にリズムを与えるのに役立っています。 次の項では、「母韻(母音を重ねて韻律を整える)」「子韻(子音を重ねて韻律を整える)」「頭韻(語・句の初めの音を揃える)」「脚韻(句の終わりに同じ音を繰り返す)」の意味を説明します。
「母韻」とは、語と語との間の母音の類似を意味し、その母音を重ねて用いることにより詩歌全体の韻律を整えます。以下例文を見てみましょう。 「朝顔が/咲いたと/太郎が/叫んでいる」は、「朝顔」「咲いた」「太郎」「叫ぶ」の母音を重ねることにより韻が踏まれています。
「子韻」とは、語句における語の語尾の子音 (「a、i、u、e、o」ではない音)で韻を踏むことをいいます。「子韻」は主に英語で利用され、「脚韻」と似ていて語尾などで繰り返し韻を踏むという意味を持っています。以下例文を見てみましょう。 「Good /God/!(まさか!、参った!)」は、子音の「od」が語尾で繰り返されることにより韻が踏まれています。
「頭韻」とは、詩歌などで、語、句のはじめの音をそろえる表現技法を意味し、互いに同一または類似の音で始めることにより詩歌全体の韻律を整えます。以下例文を見てみましょう。 「よき人の/よしと/よく見て/よしと言ひし」では、「よ」で始めることにより韻が踏まれています。
「脚韻」とは、詩歌で句の終わりに同じ音を繰り返して音を揃える表現技法を意味し、詩歌全体の韻律を整えます。以下例文を見てみましょう。 「ぐるりの山は息をのみ/あしだの手だのふりまわし/……」では、語句の末尾の語「み(mi)」と「し(si)」の「i音」がそろって詩にリズム感をあたえています。
記載されている内容は2018年02月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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