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重曹/ハイターなどを使った硬貨の洗浄方法・硬貨の洗浄は違法か

更新日:2024年02月19日

社会人常識

日本では硬貨を洗浄して綺麗にすることは、表面をわずかでも溶かしてしまうので、貨幣損傷等取締法による損傷禁止に当たり、取り締まりはされないものの違法性が高いです。その点を踏まえながら、硬貨を洗浄する方法を色々紹介させていただきました。

500円硬貨の洗浄方法は

500円硬貨は銅72%・ニッケル20%・亜鉛8%の合金でできた硬貨です。500円硬貨の洗浄方法は50円と100円硬貨と同じです。酸の漬け置きでなく、研磨して表面を洗浄します。コイン専用のコインクリーナーを用いてもきれいになります。

ニッケル硬貨の洗浄方法は

50円・100円・500円硬貨はニッケルが含まれる合金でできている硬貨でした。アメリカの25セント硬貨他海外の硬貨にはニッケル合金硬貨があります。ニッケル合金の硬貨は銅と合わせた合金にすると耐摩耗性が高くなり、刻印が長い期間失われずに流通させることができます。また、腐食性にも優れて長く輝きを失わずに外観を保つことができ、硬貨にした場合に適切な重量を持たせることが可能です。 銅とニッケルの合金の硬貨は耐摩耗性が強いために、圧印するデザインも精密に作成することが可能になります。銅とニッケルの合金は強靭であるため、摩耗はしますが数十年の使用に耐える硬貨であり続けます。このように耐摩耗性と腐食性が高いため、酸による洗浄は効果が無く、研磨剤による表面洗浄で元の表面に戻していきます。

ユーロ硬貨の洗浄方法は

現在流通しているユーロ硬貨は、1・2・5ユーロセント硬貨は銅めっきされた鋼 94.35%、銅 5.65%の合金で、10・20・30ユーロセント硬貨は銅 89%、アルミニウム 5%、亜鉛 5%、スズ 1%の合金の硬貨です。さらに、1ユーロ硬貨は赤銅 75%、亜鉛 20%、ニッケル 5%のニッケル合金効果で、2ユーロ硬貨は白銅硬貨で、赤銅 75%、ニッケル 25%のニッケル合金硬貨です。 各ユーロ硬貨はその材質によって洗浄法があります。ユーロセント硬貨は酸の液体に漬けこむことで表面洗浄ができますし、ユーロ硬貨は表面研磨によりきれいにできます。

アイテム別の硬貨の洗浄方法とその効果

表面を溶かす方法や、研磨する方法にいろいろなアイテムがあります。硬貨表面を洗浄して綺麗な硬貨にすると、所持していて気持ちが良いものですから、洗浄アイテムについて紹介します。

重曹での洗浄

硬貨を重曹で綺麗にするには、重曹そのもので磨く方法があります。重曹を研磨剤として使いますので、すべての材質の硬貨に対して利用できます。ただし、研磨力はさほど強くないので、銀貨に使うことがおすすめです。昔から便製品の磨きだしに使われてきました。 アルミニウム製の1円硬貨には使えない方法ですが、濃い重曹液に5円、10円硬貨を入れて、そこに数滴のお酢を入れると発泡してきます。かき混ぜてから水洗いすると綺麗な表面に戻ります。

ハイターでの洗浄

キッチンハイターは次亜塩素酸ナトリウムという成分からできていて、これは酸の一種です。キッチンハイターに漬け込むことで、銅製の硬貨である5円、10円硬貨には洗浄効果があります。酸によって、表面に経年変化でできた汚れである酸化銅を、酸による化学反応で溶かしだしますので綺麗になります。先に硬貨表面の皮脂汚れ他を落としておくとより効果的です。 キッチンハイターに浸けても、100円硬貨のようなニッケル硬貨はきれいにならずに、黒ずんでしまう場合が多いです。アルミニウム硬貨である1円玉は、酸によって腐食しますので、逆に汚くなってしまいこの方法は使えません。

クエン酸での洗浄

クエン酸も水に溶かすと酸性の液体になりですので、銅製の硬貨である5円、10円硬貨には化学反応による酸化銅を除去することでの洗浄効果があります。酸性の液体の洗浄は化学反応によるものなので、あまり長く漬け込まず取り出して水で洗います。その時にはブラシで歯磨き粉を付けてこすると、かなり綺麗な硬貨になります。

洗浄機での洗浄

メダル洗浄機が販売されています。簡単なものはドラムに洗浄液を入れて回転させ、メダルをこすり合わせて洗浄します。こすり合わせることで表面が削れてしまいますので、貨幣に使うことは厳密には違法となってしまいます。主にゲームセンター他で使われるメダルを洗浄するために販売されています。 メダル洗浄機は、他にはブラシでこすって洗浄するタイプや、超音波を使って洗浄するタイプがあります。硬貨もきれいになりますが、大量の硬貨洗浄に向いているものの、硬貨洗浄は違法性があるので銀行他では使われません。

醤油での洗浄

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初回公開日:2018年01月05日

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