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モジュールの意味・使い方や例文|プログラミング/看護/建築/教育

更新日:2020年08月07日

言葉の意味

モジュールと聞いて、どんな意味を思い浮かべるでしょうか。モジュールにはいろいろな意味があります。そのため、職業によっては違う意味を思い浮かべていることでしょう。ここでは、いろいろな場面で使われるモジュールの意味を紹介します。

モジュールの意味

モジュールは、英語の「module」がそのままカナカナで日本語に入ったきた言葉です。英語のモジュールには建築材料・家具製作などの基準寸法、基本単位、また、建築材料や家具などにおける規格化された組み立てユニットという意味があります。 さらに、工業製品では、規格化された組み立てユニットの意味を拡張して、複数の製品で共通に使える部品のことをモジュールと呼びます。特に、パソコンや自動車におけるモジュール化が有名です。 さらに、ソフトウェア産業では、大きなシステムを構成する場合、個々の機能のことをモジュールと呼びます。特に多人数で開発を分担する場合は、それぞれが開発を担当する機能といった意味で使われます。

モジュールの使い方や例文

工業製品におけるモジュールの意味

最近の自動車は、見た目は個性的ですが、使われている部品は共通化されています。さらに、同じ自動車会社だけで共通化するのではなく、系列の複数の自動車会社で共通化している部品もあります。 なお、そういった部品は、ネジ1個といった細かい部品ではなく、ある程度組み立てられた車の装備のことです。そして、部品を汎用品に変えることで値段を下げたり、複数の供給先を確保することで工場が災害で操業を停止しても、自動車の生産が継続できる、といった意味があります。 そうした、共通化された部品のことをモジュールと呼び、モジュールを多く採用することをモジュール化と呼んでいます。

電子回路におけるモジュール

家電製品など電子回路を搭載する機器には、多くの電子部品が搭載されています。その電子部品をモジュールと呼びます。 例えば、今の家電製品の多くは、WiFiに対応しています。そして、このWiFiでの通信を実現するのが無線LANモジュールです。大抵は小さなLSIにアンテナを取り付けた小さな部品で、家電製品を制御する回路に取り付けて使用します。 そのため、「この商品は、WiFiモジュールが搭載されているので、スマホからも制御できます」といった使い方をします。

LSIにおけるモジュール

部品の共通化が最も進んで業界の1つに、カスタムLSIがあります。カスタムLSIとは、特定の用途のために使うLSIを、必要となる機能を実現する複数の部品を1つのチップに集積したLSIという意味です。 スマートフォンなどに搭載されているCPUは、1つのチップに複数の機能が搭載されており、システムオンチップとも呼ばれ、SoCとも呼ばれるそうです。このSoCには、CPUの他に、画面を表示する機能や、通信機能など多くの機能があり、それぞれの機能に対応した部品が搭載されています。 こういったSoCの機能のことをモジュールと呼びます。また、モジュールでも比較的大きく、中に複数のモジュールを含んでいるものをユニットと呼ぶこともあるそうです。例えば、「3G通信モジュールを搭載」や「最新のARMコアユニットを搭載」といった使い方をします。

プログラムにおけるモジュール

近年のプログラムは、ソースコードが巨大になっており、全て人手でゼロから作ることは不可能になりました。できるだけ部品を共通化し、新規に作成するソースコードをできるだけ減らして、開発期間と費用が少なくてもシステムが開発できるようになっています。 このようにプログラムに使用する部品を共通化するために、特定の機能を集めたものがモジュールです。そのため、「モジュールを開発する」と言えば、「プログラムに使用する機能をもとまたものを開発する」という意味があります。 なお、特定のシステム向けに特化したモジュールもありますが、いろいろなシステムで使い回せる汎用性の高いモジュールが良いとされています。

rubyにおけるモジュール

ただし、多くのプログラム言語でモジュールを作ろうとしても、「moudule」というインスタンスが無いので、サブルーチンの集合体として作成します。最近のプログラミング言語は、オブジェクト指向プログラミングに対応しているので、クラスに集めるといったことを行うそうです。 しかし、オブジェクト指向言語として、主にWebシステムの開発に使われるrubyには、モジュールの概念があります。「module」から「end」までの間にrubyの関数にあたるメソッドを記述すると、いろいろなシステムで使えます。 ただし、rubyにおけるモジュールの概念は、他の言語に無い機能ということもあり、使うのが難しいとされています。とはいえ、便利な機能なので、rubyのプログラミングを仕事にする場合は、ぜひ、マスターしてください。

建築におけるモジュール

英語の「module」には、建築材料の基準寸法という意味があります。日本語でも建築用語のモジュールには、同じく建築材料の基準寸法という意味で使われます。 そして、建築用語のモジュールといえば、使われるのはインチモジュール、メーターモジュール、尺モジュールの3つです。 日本の長さの基準はメートル法ですが、建築では昔ながらの日本の長さの規格である寸や尺といった長さの単位が使われます。この昔の長さの単位である尺を基準にしたのが尺モジュールであり、今流通している建材の多くが尺モジュールを基にしたサイズで作られています。 そのため、「この家は尺モジュールで建てられているので、建具を交換するなら尺モジュールの建具を使ってください。」といった使い方をするそうです。

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初回公開日:2018年01月07日

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