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「プロポーション」の意味・美術用語/建築用語としての意味

更新日:2020年08月07日

言葉の意味

私たちにとって馴染みのある英語のひとつ「proportion」(プロポーション)ですが、単に名詞として使うときの意味は、全体における比率、割合、配合です。英語で複数形で使う場合は、大きさや広さの程度、規模を意味する言葉として使われます。

「プロポーション」の意味

まずは、意味から説明していきます。私たちにとって馴染みのある英語のひとつ「proportion」(プロポーション)ですが、元々の語源はラテン語で、「それぞれの持ち前に応じて」という意味でした。そこから転じて、名詞で比率、割合、配合を意味する言葉となりました。 動詞として使うときは、この単語の後に来る言葉と組み合わせて全体に対しての割合を表し、大きさ・数量などを~を割り当てる、~を釣り合わせるという目的で使われます。また複数形になると大きさや広さの程度、規模を表すのに使われています。では、私たちの使う、カタカナ語としての「プロポーション」を見ていきましょう。

美術用語の「プロポーション」の意味

まず、はじめに芸術の世界から紹介しましょう。芸術、特に美術における「プロポーション」の意味は、被写体となる人物や対象物を描く際に、どの位置に何を書くか、どれだけの大きさで書くかという比率を指し、分割も意味します。 描く際の分割に数理を用いることもあり、極めて優れた比率は、黄金比率という言葉もありますので、ご存知のことでしょう。芸術において、「プロポーション」の良し悪しが作品の価値を決定することになりますので、ち密な計算も大事といえます。 日本の障子や畳などのシンメトリーで均一なものも、比率が違っても素晴らしいバランスを持っているアシンメトリーなものも、どちらも長く用いられているという点では、良い「プロポーション」だと言えます。

建築用語の「プロポーション」の意味

次は、建築の世界です。私たちが住んでいる家や、よく利用している空間に実は広く活用されていますので、意味を知るとこれから建物に対しての意識や視点が変わります。建築用語で使う「プロポーション」の場合、家や建築物が平面でなく奥行を持つ3次元であるため、間取りや空間の比率を「プロポーション」と意味付けます。 それと同時に、家や建築物は建物としての仕様用途があるので、単に空間の釣合いが取れたものが良いというものではなく、人との対比で大きさや広さの決定事項の要素になります。建築物の中には中庭があったり広場があったり、天井が高いなどのデザインもあり、良いプロポーションの空間にするにはそれなりの苦労もあるでしょう。

他の分野でも使われる「プロポーション」

大きな分野での使われ方を紹介してきましたが、他の分野でもちらほら使われる機会がありますので、お伝えしていきます。聞いたらなるほどと納得される方もおられるでしょう。 住まいや趣味の世界にも関連があります。どの分野でも、やはり意味は全体の比率がキーワードになっています。興味のある分野があれば、より身近に感じていただけるでしょう。

花の世界で

まずは、花の世界です。そもそも美術で使われる「プロポーション」は、人物や被写体を描くときの比率だけでなく、造形にも使われますので、対象物が植物になっても考え方は花の世界にも通じるのでしょう。 生け花やアレンジなどの花を活けるときにやみくもに活けるよりも、「プロポーション」を考えた方が良い仕上がりになります。要領としては、頭の中でデッサンするように、最初に花を挿す角度や用いる花の種類を考えながら全体のバランスを見て仕上げていきます。 やはりプレゼントやイベント事に使われることが多いだけに、デザイン性が重視されますし、何より花が植物である性質上、種類や形だけでなく鮮度や活ける器も考慮しなければなりません。命のあるものは特別な感動を与えますので、関わる方も重要な意味を感じていることでしょう。

宝石でも

次は、鉱物の世界です。鉱物の「プロポーション」って何だろうと思われことでしょう。実は鉱物を研磨した宝石です。しかも美術・建築関連で、よく使われる「プロポーション」とは少しニュアンスが違います。 宝石業界で言う「プロポーション」は宝石のカットの形状を意味します。 鉱物である宝石は、研磨とカットによって輝く宝石になりますので、カットの形状が全体に対して、よい大きさや角度である必要があり、理想的な「プロポーション」にカットされているものが光を無駄なく反射し、良い宝石だと言えます。男性も機会があれば、女性に良いプロポーションの宝石をプレゼントすると喜ばれるでしょう。

車でも

他には車の世界があります。車にはそれぞれのブランドがあり、そのブランド独自の個性を持っているかどうか、そのコンセプトに合っているかどうかを「プロポーション」の言葉で形容することがあります。 どこまでブランドのプロポーションを保っているか?というような使い方がされるという意味では、芸術性の一端を担う条件の言葉とも言えます。

中でも素晴らしいのは

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初回公開日:2018年01月27日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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