IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

ミニマムの意味|ファッション用語/航空用語・ミニマルとの違い

言葉の意味

ミニマムの意味と使い方。ミニマルとの違いや、対義語、またファッション業界や航空業界、あるいは日常生活でさまざまなシーンで使用されるミニマムという言葉。実は日本人の生活に根付いたこの言葉と考え方をもう一度しっかり考えてみましょう。

更新日時:

今さら聞けない!ミニマムってどういう意味?

今さら聞けない!ミニマムってどういう意味?

昨今いろんな場面で出くわすこの言葉「ミニマム」。ミニマムな暮らし、ミニマムな家。何となく使っているこの言葉の正しい意味を知り、堂々と使いこなせるように、今回はこの「ミニマム」についてじっくり見ていくことにしましょう。

そもそも英語ではどんな意味なんだろう?

「ミニマム」は英語から来た外来語で、辞書で調べると英語では「minimum」と表記されます。このミニマムは「可能な、または許される最小・最低の数や量」という意味で、すなわち「最小」という意味を持ちます。 最小や小さいという意味を何となく想像しながら使えていたとしても、改めて正しく意味を理解することはとても大切です。

minimumの使い方

ちなみに英語では意味上、名詞(最小限)、形容詞(最小限な)、副詞(最小限の)という3つの使い方があります。日本語ではどのように使っているのかを「ミニマム」が実際使われる例文をご紹介しながら後述いたします。

日本での「ミニマム」の具体的な意味と使い方

「最小」という意味で使用する場合

ボクシングでミニマム級といえば、最小の級、すなわち最も軽い47.627Kg以下のボクサーの階級のことを指します。ただし、女性の場合に限っては、このミニマム級の下にアトム級が存在しています。

最低という意味で使用される場合

海外旅行で「ミニマムチャージ」という言葉を聞いたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?例えば、レストランやバーなどで「ミニマムチャージは50ドル」と言われたら、最低支払金額が50ドルという意味になります。つまり、50ドル以上は飲み食いする必要があるということになります。 ただし、気を付けなければならないのは、最終的に25ドル分しか飲食ができなかったとしても、最低支払額であるミニマムチャージ分の50ドルは必ず請求されるということです。

最小限という意味で使われる場合

日常生活の中で見聞きする機会が増えてきた「ミニマム」という言葉は、「最小限」という意味で使用されるケースがほとんどです。実際にそのような使い方をしているのかを詳しく見てみましょう。

「私ってミニマムな生活が理想なの」

最小限という意味で使われる場合

この言葉の意味は、「最小限のものしか持たない生活=持たない、使い切る、すっきり、シンプル」のようなコンセプトの生活を意味し、常に断捨離をしているイメージだと言えます。 この「必要なものだけに囲まれて生活する」という考え方は、現代の貧困が原因の1つとも考えられますが、決して悪い面ばかりではありません。 物が溢れかえる現代の生活の中で、自分にとって何が大切なのかを見極め、その物だけを使ったり囲まれたりしながら生活していくことは、物を大事にするということにも繋がります。実践すると「ミニマムな生活」がいかに難しいのかを伺い知ることができます。

ミニマムとミニマルの違いと使い分けって?

2つの言葉の意味を整理してみると ・minimal:最小の、単純な ・minimum:最小限の、最小限、最低額、極小 という意味です。 1~100という決められた範囲があったと仮定すると、その場合の1はミニマムとミニマルのどちらの表現が適確でしょうか?こういった場合の多くは「ミニマム」を使います。ただし、範囲が限定されてない場合で、単純に小さい数字や量を表現する場合には「ミニマル」という表現をすることもあります。

ミニマムなファッションってどんなファッション?

ミニマムなファッションというと、何を思い浮かべますか?一般的にアメリカやイタリアのファッションのように豪華な装飾のファッションに比べて、フランスのファッションはシンプルなデザインの中に強いメッセージがあったり、シンプルなのにすごく洗練されていることが多いです。 普段着に見えるけど、実は綺麗な形のTシャツをサラっと着こなしていていたり、髪も気張ったセットではなくアンニュイなどこか計算されたヘアースタイル。 「パリジェンヌは10着しか服を持たない」と言いますが、これはミニマムな生活を送っている人が多い現れです。10着程度しかないのに、オシャレに見える着こなしはさすがです。

ミニマムなデザインってどんなデザイン??

「ミニマムなデザイン」とは、どのようなデザインなのでしょうか?これは「装飾や凝った形状などは全て排除され、必要なデザイン以外の全てを省いたシンプルなデザイン」という意味です。 シンプルなデザインとは、素人でも考えられるごくごくシンプルなデザインをイメージされる方もいらっしゃいますが、昨今使用されている「ミニマムなデザイン」は「不要なものを取り除き、計算されつくした洗練されたデザイン」のことを意味します。 不要なモノをなくしたことで、メリハリのあるメッセージが伝わりやすく、一目でわかるので効果的ですが、セレクトやコーディネートに失敗すると、質素で退屈なデザインになりかねないのが難しいところです。

ミニマムなファッションに挑戦したいなら

ミニマムなファッションとは「華美な装飾でないけれど何かにポイントを置いた洗練されたファッション」を意味します。昨今では、世界的に華美な装飾を施したデザインよりも、ミニマムなデザインを好む傾向にあります。 それを実生活で挑戦する場合には ・全体の色味を抑える ・何か1つにポイントを置く ・基本はベーシックカラーを使用 ・自然でニュートラルな雰囲気を作る これらを実践していけば、完全にでなくても、限りなくミニマムな雰囲気に近づけることができます。

引き算の美学

日本は他の国に比べて、引き算の美学を大事にする文化が根付いています。日本の美というと、静寂、秩序、保たれた節度など、無駄をなくし洗練された美学を指すので、元来日本人はミニマムという意識や文化が根付いています。 しかし、これを極めるのには「日本食でも巨匠レベルでないと美味しい味を引き出せない」のと同じレベルだと言われています。素人は誤魔化しながらでも足し算により体裁を整えることはできても、ミニマムをいちから創造していくことは、よほどの技術がないと難しいことです。 しかし、日本は世界的に見ても引き算を大切にする文化が根付いているので、ミニマムを取り入れることが難関だとは言い切れません。

ミニマムの対義語って?

ミニマムの対義語をご存知ですか?ここでは、ミニマムと対で使える対義語をご紹介します。

マキシマム

ミニマムの対義語は、「マキシマム(maximum)」「マキシマル(maximal)」の両方です。マキシマムは見聞きする機会の多い外来語ですが、マキシマルはまだ日本語として根付いていません。 マキシマム・マキシマルには「最大限の、最大」という意味があり、英語で絶対的な最大値を表す場合は「マキシマル」を、ある範囲内での最大値を表す場合には「マキシマム」が使用されます。 例えば、ビジネスシーンで「この企画で集客のマキシマム化を実現でるようにしましょう」と言えば「集客の最大化を目指しましょう」という意味になります。また、女性のファッションで言うと、近年人気が衰えないくるぶしまでのロング丈スカートを「マキシ丈のスカート」と表現しています。

最多

ミニマムの対義語はmaximumなので、日本語では「最大、最多、最大限の」がミニマム(最小、最少、最小限の)の対義語になります。

アパレルメーカーで見かけるビジネス用語ミニマムとは?

アパレルメーカーなどの卸し関係のサイトなどを見ると、「ミニマルはいくつからです」といった記載があります。これは「最低仕入れ個数」や「最低仕入れ金額」を意味します。つまり、指定された金額や個数以上を注文しなけければならない、最低数のことを意味しています。

航空用語で使われる「ミニマム」の意味

航空用語で使われる「ミニマム」の意味

航空用語に「アプローチング・ミニマム」と「ランディング・ミニマム」があります。この2つの航空用語についてご紹介します。

飛行機が着陸決心高度に達した時のコール

飛行機で使われる「Approaching Minimum(アプローチング・ミニマム)」とは、「Minimum」のコールをする高度が「Decision Altitude(決心高度)約100m」であり、滑走路のライト類が見えていなければゴーアラウンドをしなくてはいけません。つまり、Approaching Minimumとは進入(アプローチ)のための最低運行条件(ミニマム)の事を指します。 また、航空用語には「Landing Minimum(ランディング・ミニマム)」もあり、これは着陸(ランディング)のための最低運行条件(ミニマム)となります。

ミニマムは様々なシーンで使われる言葉だった

ミニマムな生活、ミニマムチャージ、ミニマムなファッション、ミニマムなメイク、あるいは航空用語ではMCT(ミニマムコネクティングタイム=最短乗り継ぎ時間)、またソーシャルミニマム(social minimum=すべての国民が保障されるべき社会的な最低基準)など、さまざまなシーンにおいて最小限、最低のという意味で使用されているミニマム。 スマートフォン1つにとっても、コンパクトなガジェットの中に全てが収縮されているので、これもまたミニマムだと言えます。省エネを好み、ますますの無駄を排除し、スピード感あふれる現代生活を象徴するようなこのミニマムという言葉は、一分一秒を大事に生きている私たち欠かせない言葉だと言えます。

関連タグ

アクセスランキング