IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

クライアントの意味・使い方や例文|ビジネス/パソコン/ツイッター

言葉の意味

「クライアント」あるいは「クライエント」という言葉をご存知でしょうか?昨今よく耳にする「クライアント」「クライエント」という言葉の意味ですが、それぞれ場所と状況によって使われる意味が異なってきます。この記事ではクライアントの意味を説明いたします。

更新日時:

クライアントの意味

クライアントの意味

「クライアント」という言葉をここ最近よく耳にしませんか。ここ数年で「クライアント」という言葉が日常会話に出てくるようになりました。今回はこの「クライアント」について、使い方と例文・それらの用途と意味について説明いたします。この「クライアント」の意味を知り、使い分けられるようになりましょう。

まず「クライアントの意味」とは?

クライアントを辞書で引くと、「依頼人」「顧客」「福祉事業家などの世話を受ける人」と意味が出てきます。用語から状況と意味を判断すると「何かを受け取る人」という印象が受け取れるでしょう。

クライアントの語源

クライアント(英:client)の語源の歴史は古代ローマにまで遡ります。古代のローマで扱われていたラテン語の「クリエンティス」から来ており、クリエンティスはそれぞれ特定の貴族層の保護・支援を受けられる民衆と言われています。 反対に貴族はパトローネスと言われています。当時のクリエンティスとパトローネスは支配関係というものではなく、パトローネスがクリエンティスに資金を援助し、パトローネスが選挙に出馬する際、クリエンティスが票を集めに出かけるなど、金銭の支援⇔有力者への支援と相互に助け合う関係性:相互扶助関係という意味であったと言われています。

クライアントの使い方とそれぞれの意味

クライアントの使い方とそれぞれの意味

クライアントの定義が理解できましたでしょうか。ここからは古典的なものから現代にかけて、状況によって変わるクライアントの意味と内容を理解していきましょう。次に状況別でクライアントの使い方と意味を説明いたします。

弁護士としてのクライアント・依頼人

弁護士の世界では依頼人のことをクライアントと呼ぶことがあります。刑事裁判あるいは民事裁判で起訴された被告人のために利益になる証拠・事物を示す、反対意見を述べて弁護を行うための依頼人をクライアントと呼ぶことがあります。

【例文】
クライアントとの信頼関係が築けなかった

福祉領域・介護としてのクライアント・セラピストとクライエント

社会福祉とその領域にあるかたのことをクライエントと呼ぶことがあります。これは患者として、「病理」をとしての扱いではなくお互いが平等な形としてのクライエントと呼びます。 臨床心理的支援の立場ではカウンセリングルームに来訪する人を「クライエント」と呼び、来談者中心療法(クライエント中心療法)の創始者カール・ロジャースによって提唱され、彼はカウンセラーと患者という名称をセラピストとクライエントと呼び変えています。

【例文】
あのクライアントは働きすぎなんじゃないのだろうか?

ビジネスとしてのクライアント

ビジネスでもクライアントと呼ぶことがあります。これは主に、コンサルティングビジネスの領域で扱われ、事業の立案・立てなおしから事業の代理・業務の委託・請負・仲介における領域まで、業務の依頼をする人のことをクライアントと呼びます。主にプロジェクトといった形式で短中長期的なサービスで扱われることが多いでしょう。 しかし、一般的には「お客さん」「お客様」という言葉が用いられます。

【例文】
クライアントの考える事業規模が意外と大きい。他の従業員をアサインしなくては。

パソコンとしてのクライアント

パソコンとしてのクライアント

インターネットで用いられる言葉として、クライアントという言葉が存在します。これはインターネットのサービスを受ける側として、あるいはサービスの提供を受ける立場としてのクライアントです。 インターネットを用いた通信の中で大まかなものを例にインターネットでホームページの閲覧、メールのやり取りがあります。このあいだのデータの送受信の「仲介・提供」をサーバと言われるコンピュータが行っています。

クライアントソフトウェアとクライアントコンピューターの2つのクライアントがある

インターネットを利用するにはインターネットに接続されたハードウェアとインターネット利用ができるソフトウェアがないとインターネットは使用できません。 大まかにサーバーと送受信をするWebアプリケーション(例:Microsoft Edge , Google chrome など)とインターネット回線に接続されたハードウェア(例:Ethernet , Wi-fi を接続したコンピュータ )の二つでインターネットに接続することができます。 ここでWebアプリケーションをクライアントソフトウェアと呼び、インターネット回線に接続されたハードウェアをクライアントコンピュータと呼びます。この2つが揃ってインターネットが利用ができます。

【例文】
どうやらクライアントコンピュータが古いようですね。

コンピュータ・ゲームとしてのクライアント

コンピュータ・ゲームの中にもクライアントという言葉が用いられます。一般的にオンラインゲームといったインターネットを中心としたゲームの中で、デスクトップ・アプリケーション(コンピュータにインストールしたソフトウェア)を用いたゲームアプリケーションソフトウェアをゲーム・クライアントと呼びます。 インターネットを接続するにはWebブラウザのアプリケーションが必要でしたが、描画からパフォーマンスによって、Webブラウザとサーバーに負荷がかかり導入が困難な場合があります。そこでOSにゲーム専用のアプリケーションをインストールすることで、Webブラウザの影響を受けない高いクオリティのゲームをすることができます。

【例文】
そのゲームはクライアントをインストールしないと遊べないよ?

Twitter・ツイッタークライアント

Twitterクライアントというアプリケーションがあるのはご存知でしょうか。SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のTwitterではクライアントを発行しています。これはデスクトップにTwitterのアプリケーションを導入することができ、Webブラウザを開かなくてもTwitterを行うことができます。

【例文】
新しいTwitterクライアント見た? 綺麗になったよね!

他にも似た言葉がある!クライアントの意味の違いや使い分け

他にも似た言葉がある!クライアントの意味の違いや使い分け

状況別のクライアントとしてすこし想像ができましたか。他にもクライアントの使い分け・近い表現と意味のものがあります。それぞれ別の意味のものも知っておきましょう。

カスタマー

カスタマーというという言葉を聞いたことがありませんか。こちらはクライアントとは異なり、金銭が発生する「顧客」「取引先」「お得意様」としての意味を指します。ビジネスの領域では「顧客満足」のことカスタマー・サティスファクション(Customer satisfaction)と呼ぶことがあります。

【さらに踏み込んで】コンシューマーの違い

さらにコンシューマーという言葉があるのをご存知でしょうか。コンシューマーは「消費者」という意味です。カスタマーが顧客といった過去に金銭の取引がある意味に対し、コンシューマーという言葉は消費者という言葉の意味があり、コンシューマー・ファイナンスの直訳は「消費者金融」という意味になります。

サーバ

インターネット上ではクライアントコンピュータとは逆の立場にサーバというものがあります。インターネットといった物理的なネットワークを作り上げるために必要不可欠な存在で、クライアントがインターネットで提供を受ける側であるのなら、サーバはインターネット上で提供をする立場になるでしょう。 ハードウェアとしてのサーバの用途向けのソフトウェアを動かすコンピュータをサーバ機と呼ぶことがあります。

コンピュータ1つがサーバとクライアントに!P2Pの仕組み

スマートフォン・アプリケーションの中で©LINE,©Facebookメッセンジャーといったソーシャル・ネットワーク・サービスを利用したことはありませんか。サーバとクライアントの両方を備える通信手段に「ピア・ツー・ピア」《(peer-to-peer)あるいはピア・2・ピアとも》通信があります。 これは一台のコンピュータがあるときにサーバとなり、あるときにクライアントの役割を担う両方の機能を備えています。これは接続する相手へのプロセスを細かく意識することなく、ファイル共有といった通信が容易にできるようになります。

ユーザー

ユーザー

それでは最後にユーザーという疑問が湧いてきませんか。ユーザとはコンピュータの使用者としての「人間」を指す場合の意味があります。一般的なコンピュータは入力をしてから、最終的に出力という反応を出します。例えばキーボードのwのキーを押すことを入力。wの文字が画面上に打ち込まれることを出力と呼びます。 俯瞰した視野から見ると、コンピュータの入力を「人間」が行い、コンピュータの処理が「コンピュータ」で行われ、出力を受け取る立場にあたるものが「人間」ということになります。

クライアントはサービスを受ける立場

クライアントの意味、そして使い分けについて理解ができましたでしょうか。この言葉自体はあまり日本では口語として使われず、文献で表記されるものが多いでしょう。 このクライアントの関係はお互いに協力しあう関係でもあり、今後自分がクライアントの立場になった時、あるいはクライアントという言葉を忘れてしまった時、自分がクライアントと協力する場合にこの用途の使い分けを思い返してみてください。

関連タグ

アクセスランキング