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「貞操」の読み方/意味・「貞操」を使った例文・「貞節」との違いは?

更新日:2023年11月13日

言葉の違い

「貞操」という言葉は、一度は見聞きしたことがあるでしょう。この言葉の正しい意味を知っていますか?人として大切なことを意味するため、正しく使えるように意味を学んでおきましょう。「貞操」の意味、使い方、貞操の考え方などについてをお伝えしました。

「貞操」の読み方は?

「貞操」の意味をお伝えする前に、読み方を見ていきましょう。

漢字の「貞」

「貞操」の「貞」は、名前において「さだ」と読まれることもありますが、基本的には「音読み:てい」と「表外読み:じょう・ただしい」と読むことができる漢字です。漢字自体にある意味は、「占いの神意を問う・節操を貫く・みさおを守る」とされています。

漢字の「操」

「貞操」の「操」の読み方は、「音読み:そう」「訓読み:あやつる・みさお」「表外読み:とる」とあります。漢字自体にある意味は「扱う・上手に動かす・握る・手で持つ・心を貫いて変えないこと」であり、読み方によって持つ意味が変わってきます。

ていそう

「貞操」の読み方は、「ていそう」です。「貞」を「てい」と読むのは「音読み」で、「操」を「そう」と読むのも「音読み」ですので、「貞操」の読み方「ていそう」は「音読み」で成り立っていることが分かります。続いて意味を説明していきますが、「貞操」の意味は「貞」と「操」の漢字自体が持つ意味で構成されています。

「貞操」の意味は?

「貞操」の意味は、大きく分けて2つあります。

人としての正しい道を守ること

1つは「正しい操」として、「人としての正しい道を守ること」の意味です。「操(みさお)」は「貞操」を成り立たせている漢字にもありますが、その意味は「心を貫いて変えないこと」です。「貫いて変えない」部分は意固地になっているのではなく、「人としての正しさ」を「貫いて変えない」という意味が示されています。

男女が相互的に性的純潔を守ること

もう1つの意味は「男女が相互に性的純潔を守ること」で、特に「女性が男性に対する純潔」を指すことが多いです。法律上でも女性の「貞操」については守られる部分があり、男性の「貞操」に関しては法律的に守るという見方がないとされています。 しかしながら男性も「貞操」が侵害されるような被害を受ける事例はあるため、法律的に男性の「貞操」を侵害した者を罰することもできます。「貞操」の言葉は「女性が男性に対して」で言われることが多いために本来の意味が隠れてしまいがちですが、本来「貞操」は「男女共に守ること」ですので、「貞操」を守る意志を持つこと・「貞操」を侵害した者には罰を与えるのは必須なことです。

配偶者以外と性的関係を持たないこと

「社会的に承認」された「配偶者以外」と「性的関係を持たないこと」の意味もあります。この意味は「男女が相互に性的純潔を守ること」と同義ですが、もう少し具体的に知っておきましょう。「社会的に承認」というのは「婚姻をした・結婚をした」状態にあることですが、お付き合いの段階も含まれます。 また、「貞操」で説明される性的関係の操については、配偶者がいない人も含みます。配偶者・付き合っている人・パートナーといった相手の有無を問わず、性的に自分の身を守る・価値を高く持つことが「貞操」です。相手がいるのであれば、身を守る・価値を高く持つことを含め、その1人とだけ性的関係を持つことが「貞操」になります。 辞書にあるとおり「男女」と説明してきたので補足をしておきますが、「貞操」に関して性別の在り方・性別の組み合わせは問いません。

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初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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