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事象の意味|数学用語/統計学用語・事象と現象の違い

更新日:2020年03月10日

言葉の意味

事象は、一度は耳にしたことがある言葉のひとつです。しかしその意味は、専門分野によっては全く意味が異なってきます。今回は本来の意味だけでなく、使い方も合わせて解説していきます。しっかり意味を理解して、正しく使用していきましょう。

事象の意味は?

事象とは、「なにかしらの条件や環境などによって発生した物事」を言います。このほかにも自然界で起きたことや現実に起きたことなど、その範囲は幅広くなっています。事象は他にも数学をはじめとした専門的な分野でも使われる言葉です。その場合の意味は、なにかしらの研究や実験といった試行錯誤を行った結果、起きたことを言います。基本的には、本来の意味と変わりありません。 しかし実験や研究による試行錯誤の結果に関する物事に限定されているので、使用する際は注意が必要です。また、数学や統計学と言った専門分野による用語として用いる場合には、また異なった意味となってきます。

文学で見る事象の使い方

夏目漱石「文芸と道徳」

厭味とか厭味でないとかいう事は前にも芸術上の批判であると御断りしておきましたが、これが同時に徳義上の批判にもなるからして自然主義の文芸は内容のいかんにかかわらずやはり道徳と密接な縁を引いているのであります。というのはただありのままを衒てらわないで真率に書くというのが厭味のない描写としての好所であるのであるが、そのありのままを衒わないで真率に書くところを芸術的に見ないで道義的に批判したらやはり正直という言葉を同じ事象に対して用いられるのだからして、芸術と道徳も非常に接続している事が分りましょう。

芸術に関する解説を行っている文章です。事象が指す範囲は幅広くなっているので、実際に目に見える物事以外に使用しても問題はありません。

内田魯庵「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」

世界の歴史に特筆されべき二大戦役を通過した日本の最近二十五ヵ年間は総てのものを全く一変して、恰も東京市内に於ける旧江戸の面影を尽く亡ぼして了ったと同様に、有らゆる思想にも亦大変革を来したが、生活に対する文人の自覚は其の重なる事象の一つであろう。

実際に起きた物事を絡めて例える際に使用しています。事象の意味である「実際に起きた物事」に関して、時間の限定はありません。現在であろうと過去であろうと、事象を用いることができます。

寺田寅彦「科学と文学」

科学が未知の事象を予報すると同様に、文学は未来の新しい人間現象を予想することも可能である。

専門的分野である科学を絡めた文章です。事象の本来の意味が最もわかりやすい文章となっています。

事象の類語は?

イベント

イベントは、できごとや行事に対して使用される言葉です。またこの他にも試合や競技種目などを指し、専門的用語としてはプログラムを実行する際に要求される処理を意味します。意味合いとしては事象に似ていますが、どちらかというと催し物に関して用いられる言葉ですから、使用する際は注意しましょう。

出来事

初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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